AppleShareとは?
本パッケージを追加すると、Mac OS からAppleShare ネットワーク共有へのアクセスが可能になります。
アクセス権限の優先順位について
AppleShare ネットワーク共有
アクセス権の設定の優先順位は、以下の①②③の順に優先される設定になります。
① 共有フォルダーの読み取り専用設定
② 詳細アクセス権設定の読み取り設定(グループ・ユーザー)
③ 詳細アクセス権設定の読み書き設定(グループ・ユーザー)
AppleShare ネットワーク共有と他の共有サービスを組み合わせて使用する場合に、詳細アクセス権設定でグループ、ユーザーごとに個別にアクセス権を設定するには、以下のいずれかの方法ですべての共有サービスからのアクセス権限を統一できます。
◆ ユーザーとユーザーが属するグループに対して異なるアクセス権を設定しない
◆ 詳細アクセス権設定をすべてユーザーで指定する
設定例
以下のグループにアクセス権を設定する場合(※ user2 が重複していることに注意)
グループ名 | 所属するユーザー |
---|---|
ROgroup | user1,user2 |
RWgroup | user2,user3 |
例1
グループ全体を読み取り権限に設定するが、グループ内の特定ユーザーのみを読み書き権限とする場合
共有フォルダー
share1 (フォルダーの読み取り専用チェックなし、詳細設定有効)
許可したユーザー
[読み書き] user1
許可したグループ
[読み取り] ROgroup (user1、user2がメンバー)
結果
user1 読み取り
user2 読み取り
※ user1 は、読み書き指定よりも読み取り指定の方が優先のため、読み取りのアクセスとなります。
例2
ユーザーおよびユーザが属するグループに異なるアクセス権を付与した場合
共有フォルダー
share1 (フォルダーの読み取り専用チェックなし、詳細設定有効)
許可したユーザー
[読み書き] user1
[読み書き] user3
許可したグループ
[読み取り] ROgroup (user1、user2がメンバー)
[読み書き] RWgroup (user2、user3がメンバー)
結果
user1 読み取り
user2 読み取り
user3 読み書き
※ user1、user2 は、読み書き指定よりも読み取り指定の方が優先のため、読み取りのアクセスとなります。
例3
複数グループにまたがるユーザーが存在し、かつ、それぞれのグループに異なるアクセス権を付与した場合
共有フォルダー
share1 (フォルダーの読み取り専用チェックなし、詳細設定有効)
許可したグループ
[読み取り] ROgroup (user1、user2がメンバー)
[読み書き] RWgroup (user2、user3がメンバー)
結果
user1 読み取り
user2 読み取り
user3 読み書き
※ user2 は、読み書き指定よりも読み取り指定の方が優先のため、読み取りのアクセスとなります。
例4
共有フォルダーの読み取り専用チェックをつけた場合
共有フォルダー
share1 (フォルダーの読み取り専用チェックあり、詳細設定有効)
結果
すべてのユーザー 読み取り
※ 詳細アクセス権の設定なし、および、詳細アクセス権設定でユーザー、グループに対してどのような設定を実施しても、共有フォルダーの読み取り専用チェックが優先されます。