LAN接続ハードディスク&バックアップソフト導入事例 【DOGLY様】

LAN接続ハードディスク&バックアップソフト導入事例 【DOGLY様】

愛犬のレポート写真は、飼い主とトレーナーをつなぐ信頼の絆。 膨大な写真をバックアップする苦労は、これで解消されました。

取材日:2011年9月26日

家庭犬のしつけ教室として、多くの飼い主から支持を集める株式会社DOGLY。同社と飼い主とをつなぐ信頼の絆となっているのが、預かった犬のトレーニングの様子を収めた写真だ。しかし事業の拡大につれ、この写真データの管理およびバックアップに苦心するようになりつつあった。それを救ったのが、CAのバックアップソフト「CA ARCserve D2D」と、アイ・オーのNAS「HDL-Z2WS2.0A」の組み合わせだった。

毎日撮影される犬の写真が、同社と飼い主とをつなぐ信頼の絆

荒井 隆嘉氏

東京都台東区に拠点を構える株式会社DOGLYは、家庭犬のしつけを専門に行う「犬のしつけ教室」を運営している。お泊りで犬を預ける「ホームステイトレーニング」のほか、日中に犬を預ける「幼稚園コース」、さらに飼い主自身も参加する「グループしつけ教室」など、犬のしつけのためのさまざまなコースが用意されている。創業からおよそ10年、犬のしつけのプロフェッショナルとして、同社の噂を聞きつけて来店する人は後を絶たない。

同社が多くの飼い主からの支持を集めている要因の一つに、写真をふんだんに使ったレポートの存在が挙げられる。預けている間の犬の様子をデジカメで撮影した写真の数々は、しつけが順調に行われていることを示す記録でもあると同時に、飼い主にとっては愛犬が自分の手を離れている間の様子を知る材料として、なくてはならないものだ。

「飼い主さんにとっては、我が子を預けているようなものです。これが人間のお子さんであれば、きょうは幼稚園で誰々ちゃんと遊んだよと言うことができますが、犬は喋ることができませんので、飼い主さんは預けている間に何があったかを知る手立てがありません。そこでトレーナーひとりひとりが日々デジカメでたくさんの写真を撮り、飼い主さんにご報告しています。このレポートにより、飼い主さんに信頼していただけているという事が、多くのリピーターを生んでいる要因だと考えています。」と語るのは、同社の創業者でもあり代表取締役の荒井隆嘉氏だ。

この写真は20人ものトレーナーが毎日撮影することもあり、年間で10万枚以上という莫大な枚数にのぼる。撮影された写真は同社のサーバーに保管されてレポートに用いられるほか、飼い主の希望があればそのまま進呈されることもあるという。いわば同社と飼い主とをつなぐ絆というわけだ。しかし同社の急成長につれ、サーバーに蓄積される写真データの容量は増加の一途をたどり、近年ではバックアップにも支障をきたすようになりつつあった。

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一台のサーバーで運用するが故、バックアップの制約の多さが問題に

同社は年間400~600GBにも及ぶ写真を保管するファイルサーバーのほか、サイボウズの「デヂエ8」による社員のスケジュール管理や年間計画、掲示板機能を用いたスタッフ間のコミュニケーション、さらに「弥生販売」を使っての入金管理などを、すべて一台のサーバー上で運用している。従来はバッチ処理によって一日一回のバックアップを行なっていたが、さまざまな面で負荷がかかりはじめていた。

「これまでは専用のソフトを使わずに、手作りのバッチ機能とOSの機能を組み合わせてバックアップを行なっていました。最初はお客様の数から言ってもそれほど大変ではなかったんですが、規模が拡大するに従ってエラーが増えつつあったので、なんとかしなければという思いがありました。」と語るのは、トレーナーの一人でもあり、社内のシステム管理を任されているグループリーダーの新保清美氏だ。「私自身も本業は犬のトレーナーですし、スタッフもPC操作は不慣れなため、なかなかシステムの再構築には着手できずにいました。」と新保氏は語る。

なかでも新保氏を悩ませていたのが、毎日5000枚は撮られるという写真データのバックアップだ。「JPEG画像が大量にあるとバックアップでエラーが発生することもあるので、犬ごとに個別のZIPファイルにアーカイブしてから転送するという工夫をしていました。とはいえ常時50頭ほどの犬がいるため、ZIPファイルも50個できる計算になります。それぞれが最低でも100枚ほどありますので、ZIPファイルが2GBを超えて容量エラーが出てしまい、バックアップがそこで打ち切られてしまうこともしばしばでした。気づかずにずっとバックアップが完了していないこともあったほどです。」と、従来の問題点を新保氏は語る。

また、データベースごとバックアップを行うために、バックアップ中はサービスを停止する必要があり、業務をストップさせる必要があったという。「どの犬が幼稚園コースで来るとか、どの犬がトリミングの予定が入っているとか、グループウェア上で人の行動予定のように管理しています。したがってサーバーが止まってしまうと、その日の犬の予定がわからなくなってしまいます。また当社ではメモでもなんでもグループウェアに書く、わからなければ掲示板で質問するといった具合にスタッフに一元管理を徹底していますので、それが見られなくなると業務がストップしてしまいます。」(荒井氏)

システム管理が専門でないこともあり、日常業務の中でシステム管理に割ける時間はどうしても限られる。難しい知識なしに導入でき、さらに日頃のオペレーションも最小限の手間で行えるバックアップの仕組みが、日々の業務を円滑にすすめるにあたって求められていた。

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ディスクまるごとバックアップが可能な「CA ARCserve D2D」の導入を決定

こうした状況を受け、バックアップシステムの選定にとりかかった新保氏。「要件としては、単一のサーバーで運用しているという事情もあり、OSやデータベース、グループウェアまで含めてバックアップができることでした。ファイル単位でバックアップすると非常に時間と手間がかかるというのがその理由です。あとは操作の容易性です。スタッフがあまりPCに詳しくないので、とにかく操作が簡単であることが条件でした。あとは、コストもできるだけ安いほうがいいということですね。」(新保氏)

これら条件を総合的に勘案した結果、今回同社が導入したのが、Disk to Diskに対応したCAのバックアップソフト「CA ARCserve D2D」、そしてアイ・オーのNAS「HDL-Z2WS2.0A」のセットだ。サーバーに「CA ARCserve D2D」を導入し、サーバー内のデータを1日1回のペースで「HDL-Z2WS2.0A」にネットワーク経由でバックアップするのが、同社が現在行なっているバックアップのスタイルだ。

バックアップは「CA ARCserve D2D」により、ディスク単位で行われる。サーバーでなんらかのハードウェア障害が発生した場合でも、ディスクをまるごと復元することで、業務を続行できる。独自のベアメタル機能により、異なるディスク上への復元も行えることから、まったく違うサーバーマシンに復元しなくてはいけない事態になっても、復旧前後のハードウェアの違いを気にする必要はない。

また、ディスク単位の復元だけではなく、任意の日付で特定のファイルだけを検索して取り出すことも可能だ。これなら、写真がなくなってお客様へのレポートに影響を及ぼすという事態は避けられるというわけだ。

さらに、導入の容易さ、そしてバックアップの速度の速さも評価のポイントだ。「ARCserveの製品を触るのは今回が初めてだったのですが、わずか10分ほどで導入できました。インストール作業そのものも画面に従って進めるだけで、たいへん簡単でした。また、これまで毎回のバックアップの準備だけでも5-6時間ほどかかっていたのですが、バックアップそのものの時間も含め15分ほどで完了したので驚きました。」と、新保氏はその使いやすさを評価する。

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WindowsベースのNASならではの「HDL-Z2WS2.0A」の安定性

写真取り込み

「CA ARCserve D2D」と同時に導入されたアイ・オーのNAS「HDL-Z2WS2.0A」が、Windows Storage Serverベースであることもメリットだ。これまでバックアップ先だったLinuxベースのNASでは、ファイル数が多い場合、バックアップの漏れが発生したという。また、ファイルサイズが大きくなりすぎた場合は転送速度が低下するとういう弊害も起こっていたそうだ。

「HDL-Z2WS2.0A」は、WindowsベースのNASならではの安定性に加えて、デュアルコアCPUによるパフォーマンスの高さで、従来の転送の不安定さは一掃されたという。「Linux系のSAMBAベースのNASでは、大きいファイルをコピーするとハングアップすることもありました。それが今回のNASでは、2GB程度の大きいファイルはもちろん、100KB前後の小さいファイルが20万個くらいの場合でもびくともしません。安定していますね。」(新保氏)

また「CA ARCserve D2D」では、独自のI2テクノロジと呼ばれる技術により、転送量を最小限に抑える増分バックアップ方式を採用している。このことから、バックアップの時間そのものも短縮されたという。同社のように日々何百枚もの写真が追加される環境では、「HDL-Z2WS2.0A」と「CA ARCserve D2D」のそれぞれの特性が、高い相乗効果をもたらしたようだ。

ちなみに「CA ARCserve D2D」では、ファイル名を指定してリストアを行う機能があるが、同社の環境ではこれが意外な形で役立ちそうだという。

「よく飼い主さんから、レポートに載っていた写真をCD-Rで欲しいというリクエストをいただきます。これまではアーカイブして保存してあったファイルをいったん解凍し、それを並べて犬の名前とトレーナーの名前を手がかりに目視で探していました。トレーナーによっては一日に8頭ほど世話をすることもあり、なかなか探す時間が取れないため、お渡しするのに一ヶ月くらいかかってしまうこともあったほどです。しかし「CA ARCserve D2D」であれば、犬の名前でフォルダを検索してすばやくファイルを書き戻せますので、リードタイムを大幅に短縮できます。本来の使い方とは異なりますが、当社としては非常に役立ちます。」(新保氏)

また、「CA ARCserve D2D」の最新バージョンであるr16では、サービスを止めずにバックアップを実行する機能が標準で装備されたため、同社のように一台で複数のサーバーが稼動している状況でも、バックアップ前にサーバーを停止しなくて済む。「これまでは、バックアップ実行中に緊急の伝票が入っても処理ができず、スタッフが手書きで書くといった対応を強いられていたのですが、それもなくなりました。」(新保氏)

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さらなる冗長性を求め、今後はレプリケーションソフトの導入も視野に

今回のバックアップソフトとNASの導入によって「もともとあった課題の9割は、これで解決できたという印象です。」と語る新保氏だが、将来的な構想の一つに、「CA ARCserve D2D」のr16の新機能である、統合管理システムの導入がある。これは複数のサーバーのステータスを一画面でまとめて管理できる機能で、個別の画面を参照しなくて済むようになることから、サーバー管理者の負荷を大幅に削減できるというものだ。

現状では1台のサーバーマシンですべての処理を行なっている同社だが、将来的には負荷分散も兼ねて、サーバーマシンを複数に分割することを計画している。この負荷分散が同社の残りの課題であるが、その際にも、この統合管理システムがあれば、一つの画面で複数のサーバを管理できるというわけだ。同社のようにシステム管理者が専任でなく、管理に時間が割きづらい環境には、まさにうってつけといえるだろう。

また、同社のように写真を逐一撮り貯めているようなスタイルであれば、1日1回のバックアップでは追いつかなくなりつつあるのも事実。「バックアップは一日一回、夜に行われますので、翌日の夕方になって障害が発生すると、当日撮り貯めた5000枚近い写真が復元できなくなってしまいます。その日の朝まで戻るというのが、普通の会社であれば許される場合もあるかもしれませんが、当社の場合は朝まで戻ってもあまり意味がないのです。」(新保氏)

「CA ARCserve D2D」は最小で15分間隔でのバックアップにも対応しているため、バックアップの頻度を上げて冗長性を向上させることも可能だが、将来的には災害対策を兼ねて、リアルタイムで遠隔地にデータをバックアップするレプリケーションの導入も視野に入れているとのことだ。「業務拡大を見据えると、CA ARCserve Replicationなどのレプリケーションソフトの導入も検討中です。」(荒井氏)

「豊富な写真を用いたレポートを通じ、しつけの進捗をお客様にしっかりと報告する。そうすればお客さまも喜んでくださって、また来てくださる。ホームページでもレポートでもそうですが、誠意を持ってきちんとやっていくとで信頼が得られ、いい循環になっています。」と語る荒井氏。犬のしつけを通じて飼い主に喜んでもらうべく、サービスの質を追求する同社のチャレンジはこれからも続いていく。

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導入企業概要

DOGLY ロゴ
東京都台東区に拠点を構える株式会社DOGLYは、家庭犬のしつけを専門に行う「犬のしつけ教室」を運営している。トレーナーの数も20人と有数の規模を誇る同社では、犬のしつけのための複数のコースを開設。オフィスは常に愛らしい犬たちでにぎやかだ。
[企業名] 株式会社DOGLY
[設立] 2001年6月
[代表取締役] 荒井 隆嘉
[社員数] 20名(2011年9月現在)
[事業内容] 動物取扱業
http://dogly.jp/

代表取締役  荒井 隆嘉様

代表取締役
荒井 隆嘉様

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グループリーダー
新保 清美様

バックアップソフト「CA ARCserve D2D」

バックアップソフト
「CA ARCserve D2D r16」

バックアップソフト「CA ARCserve D2D r16」

日本CA株式会社
http://www.ca.com/jp/

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