取材日:2016年11月10日
福井コンピュータアーキテクト様では、国内の建築設計CAD市場No.1のシェアを誇る3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO」をはじめ、商業・ビル建築向けの設計システムなどの開発販売を行っています。各種製品を常設している体験型の梅田ショールームに採用されたアイ・オー・データの「てれたっち」。その導入効果や操作感について、ご担当者様からお話を伺いました。
稲田氏梅田ショールームは、当社が開発・販売する3D建築CADシステムの体験コーナーを中心に、各種セミナーや勉強会などを実施しています。また、様々な業界で注目を集めているVRも体験できます。VRを使うことで今までの画面だけのプレゼンから、まるでその空間にいるかのような体験が可能になります。そんな最新の機器を備えたショールームに設置されている80インチの大画面テレビに「てれたっち」を導入しました。
稲田氏「てれたっち」の取り付けは簡単でした。ディスプレイに合わせてサイズを調整し、ネジを締めるだけ。その後パソコンに接続して添付ソフトをインストールすればセットアップが完了。初回の設定も迷うことなく簡単にできました。また、「てれたっち」は電源アダプターが不要でパソコンと接続するUSBケーブルだけというシンプルさもいいですね。ショールームはスマートに見せることも重要なポイントです。以前まで使っていたタッチパネルは、画面に専用のパネルをはめ込むタイプでした。それだと映り込みがあったことと、リモコンの受信部分が隠れてしまうので、電源のオンオフなど操作がしづらかったのですが、「てれたっち」だとそういったこともなく、さらに、もともとあった大画面テレビを活用できたのも魅力ですね。
稲田氏「てれたっち」を導入したことで、80インチの大画面テレビがパソコンの画面を表示していただけのものから、画面を直接操作できるタッチパネルディスプレイに変わりました。この変化は、プレゼンやセミナーの際の「お客様との距離感」の変化に表れました。演台越しに話をしていたことと、画面を操作しながらでもお客様のほうを向いて話ができるようになったこと、これは大きな違いです。お客様との距離感がぐっと縮まったことを感じました。同じプレゼンでもお客様の反応が変わり、より興味・関心が深くなったように感じます。
たとえば、画面操作の説明をする際に「次はここをクリックします」というように、画面上の場所を指し示しながら説明することができるようになったので、分かりやすさと説得力がぜんぜん違います。
稲田氏実際に画面をペンで操作することで説明も伝わりやすくなりました。例えば、建築カラーパース(完成予想図)や設計図面を表示している画面にテキストの書き込みやマーキングもできます。単に画面を表示するだけでなく、書き込むことができるのも大きな違いですね。セミナー中にCAD画面で説明をしながら、重要なポイントについてペンで加筆し、それを画像データとして保存することができます。その機能一つを取り上げてもかなり重宝しています。会議の際などには、インタラクティブボードとして使うこともできます。今後、さらにどういった効果や変化があるのか、非常に楽しみです。