「てれたっち」DA-TOUCH/WB導入事例
【尾鷲市立尾鷲中学校】

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「てれたっち」DA-TOUCH/WB導入事例【尾鷲市立尾鷲中学校】

取材日:2018年3月12日

原子、分子、エネルギー……、イメージしにくいものをわかりやすく!
「目に見えない概念」がすんなり理解できるようになりました。

インタビューに答える福山侑希先生

尾鷲市立尾鷲中学校では、アクティブラーニングをいち早く授業に取り入れ、グループワーク等を行う中で高い学習効果を得ているそうです。同校では基礎力の養成からグループワークの発表まで、様々な場面で「てれたっち」が活用されています。IT担当の福山侑希先生(理科担当)に、「てれたっち」を使った効果的な授業についてお話を伺いました。

「目に見えない概念」を説明するために極めて適した「てれたっち」

福山侑希先生

「てれたっち」を授業でどのように活用されているか教えてください。

福山先生私の担当する理科という科目の特長として、「目に見える概念」のほかに、原子の動き、エネルギーの移り変わりといった「目に見えない概念」を学ぶ点があります。これは非常に理解しにくいもので学習の難所となりがちですが、こういった教科書や紙の資料でうまく言い表せない部分を感覚的に生徒に理解させるために「てれたっち」を使っています。

授業では、「てれたっち」の白板ソフト上に「化学反応と原子の手」のページを作成されていましたね。

福山先生元素記号と「結合の手」の図をオブジェクト化し、タッチペンでドラッグしながら動きを見せています。例えば酸素には結合の手が2本、水素には1本、これが結合してHOになる様子を実際に私が動かして組み合わせたりしています。「てれたっち」は、このようなイメージしにくいものをわかりやすく可視化することに長けていますので、理科教育には非常に適していますね。直感的にスッと生徒の頭に入っていくようで、たくさんの言葉を使って説明する必要がなくなります。

プレゼンソフトを使って同様の説明を行ったこともあるそうですが、「てれたっち」とはどう違いましたか。

福山先生アニメーション機能などを使って同じ説明をしようと挑戦したことがありますが、なかなか思い通りにいきませんでした。プレゼンソフトはやはりプレゼンテーションをするためのものですから、シナリオ通りに話を進めることを前提に作られています。しかし、授業はいつでも予定通りに進むものではありません。生徒の様子を見て、ある部分は手厚く何度も説明したり、時には予定した筋道から逸脱することが必要なのです。特に私は、生徒の個性や理解度に合わせて自分なりに授業をアレンジすることを重視していまして、その場で臨機応変に教える内容を変えていきます。そういう観点ではプレゼンソフトの自由度は低くて、思うような授業ができるとは言い難かったですね。

「てれたっち」では、課題と感じられていた点が解消されたのですね。

福山先生かなり狙い通りの授業ができていると感じています。ほかの手法と比較して、例えば黒板はなんでも書くことができて自由ですが、書いたものは動かすことができませんし、手で1から書くのには手間がかかります。プレゼンソフトは動きを見せることができますが、事前に用意したシナリオしか説明できません。「てれたっち」は、ちょうど両者の不満点を補い、また「いいとこ取り」をしたツールなのですよね。ビジュアル表現に強みを持ち、またタッチペンで画面に書き込みしたり、手でドラッグしてパーツを動かすのはアナログ風でもあり、非常にわかりやすいです。

「いい意見」が出れば皆で共有! グループワークでも「てれたっち」が活躍

授業ではあまり黒板を使わない方針とお伺いしましたが、どのような考えが背景にあるのでしょうか。

福山先生本校の基本的な方針として、「生徒同士の思考をつなげる授業」を実践しており、数年前から、2021年度の中学校学習指導要領の変更を見据え、アクティブラーニングの取り組みを重視しています。生徒全員で教員の話を聞くといった講義スタイルではなく、生徒どうしが対話して課題を解くグループワーク形式の授業ですので、黒板を用いた板書は少なくなっていきます。最初に教員が課題を提示し、基礎を説明します。その後、生徒が自分たちの力で課題についてディスカッションして、グループごとに発表を行います。こうしたプロセスを経て、生徒どうしのつながりを確立し、また科目への理解を深めていきます。いずれのフェーズでも、「てれたっち」が活躍しています。

具体的には、どのような流れで授業をされていますか。

福山先生理科なら、4人程度のグループを作り、授業時間の50分で2問の問題を解いています。1問目が教科書レベルの問題、2問目が応用となる高校・大学レベルの問題です。私が説明する時には、「てれたっち」を使います。板書はせず、生徒各自の考えをノートに自主的にまとめさせ、その中でよい意見が引き出せれば全員で共有していきます。ここでは書画カメラが役にたちます。生徒のノートやプリントを取り込んで、「てれたっち」の画面に拡大し、生徒にタッチペンを渡して大事なところに印をつけさせたり、といったことも行います。皆の思考をつなげるのに、「てれたっち」はよい役割を果たしています。

集中力、理解力は格段に向上。苦手意識のある生徒にもわかりやすく

生徒の皆さんの学習効果はいかがでしょうか。

福山先生グループワークで話し合う場面では、以前は考え込む生徒が多かったのですが、今では「わからない」という段階にいる生徒が減ったように感じます。むしろ、「私はこう思う」「あなたはどう考えた?」と、いきなりお互いに確認しあう段階に入っていますね。これは「てれたっち」を使った視覚的な説明により、基礎がしっかり理解できているおかげだと思っています。応用へと授業を進めた時、スタートの位置が着実に底上げされているのです。特に、理科に苦手意識のあった生徒にとって、こういったわかりやすいツールがあることはよいことですね。

「てれたっち」を導入されて、先生方にも変化はありましたか。

福山先生教材の種類、見せ方の引き出しが増え、授業の幅が広がりました。今でも使い方を模索している部分はありまして、ほかにどういう使い方ができるのか、どうやったら生徒のためになるのか、自分なりに考えています。また、周囲の先生方にも、使い方をお教えして、活用を広げている段階です。パソコンを使った授業の研修などはこれまでも度々開催してきた経験がありますので、「てれたっち」も機会があったらぜひ中心となって活用を促進していきたいですね。

導入学校概要

尾鷲市立尾鷲中学校
学校
尾鷲市立尾鷲中学校
所在地
三重県尾鷲市
開校
1947年
取材にご協力
いただいた先生
尾鷲市立尾鷲中学校 福山侑希先生
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