2002年 販売台数業界トップを独走 新規格対応力に高い評価

【DVR-ABH2/DVR-iUH2/DVR-iEH2】開発:2002年

販売台数で業界トップを独走 新規格対応力に高い評価

多彩なメディアが混乱に拍車

ネットワーク&ストレージ開発部 ストレージ開発課長 本郷道敏 (当時開発部)時代はますます大容量のメディアを求め、CD-R全盛の頃DVDが登場した。「R」メディアなら、CDと同じサイズのディスクにCD7枚分以上のデータを書き込んで保存できる。「RW」や「RAM」は、書き直しも可能だ。
さまざまなメディアを用途に応じて使い分けられるのは、本来ならメリットのはずだが、当時発売されていた書き換え型ドライブは、(1)DVD- RAM/R、(2)DVD-R/RW、(3)DVD+RW/+Rの3系統に大別され、ユーザーはRAMとRWのどちらかを選ばなければならなかった。

これ1台で7種類に対応

DVR-iUH2これにユーザーは頭を悩ませた。今後主流になっていくメディア用のドライブを購入したいが、それがどのメディアか分からない。混乱に拍車がかかり、購入をためらうユーザーも少なくなかった。


この悩みを、2002年に発売したマルチレコーダー「DVR-ABH2(内蔵)/DVR-iUH2/DVR-iEH2(外付け)」が解決した。DVD-R /RW/RAMなど7種類のメディアに対応したのである。


そのうえ外付け製品では対応インターフェース (I/F)も、USB、IEEE1394、PCカードのいずれでもつながる「i・CONNECT」を搭載した。サードパーティで初のマルチDVDであり、爆発的ヒットとなった。
当時開発部に所属していた本郷道敏は『7種類に対応をアピールするため、パッケージに大きな「7」の文字を入れた。これも大きなインパクトになった。本機により「新しい規格に対応したドライブはアイ・オー・データから」のイメージを高めた』と話す。

使いやすさが差別化のカギ

DVR-UN18GL現在、読み書きできるメディアは、2層タイプが加わって11種類に増えた。書き込み速度は初期の2倍速から18倍速にまでなった。しかし、本郷は『今後は使いやすさによる差別化がカギになる』と考える。
例えば、電磁波対応設計。これによりテレビの近くに置いてあっても映像にノイズが入りにくい。ネットワーク時代のDVDに、不可欠の機能である。趣味などでDVD編集を楽しむ人には簡単に思い通りに編集できる添付ソフトの充実も重要なポイントになる。『もっと簡単に使いこなせるDVD』もまだ検討の余地があると考えている。
『2台目のDVDドライブを購入する人が増えている。そこには新たなニーズが生まれている。今後もニーズの掘り起こし作業が欠かせない』と本郷は今後の抱負を語る。

〜2002年の出来事〜
・EU(欧州連合)の共通通貨「ユーロ」が流通開始。
・住民基本台帳ネットワーク運用開始。
・日朝首脳会談で、北朝鮮による拉致問題が明らかになる。拉致されていた日本人5人が帰国。
・学校の完全週休2日制始まる。
・素粒子物理学・宇宙線物理学の小柴昌俊東大特別名誉教授が、ノーベル物理学賞を受賞。
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