平成14年6月期通期業績予想の修正について
平成14年6月期(平成13年7月1日〜平成14年6月30日)の業績予想について、平成14年2月21日付当社「平成14年6月期中間決算短信(連結)」及び同日付当社「平成14年6月期個別中間財務諸表の概要」にて発表いたしました業績予想を下記のとおり修正いたします。
記
1. 連結業績予想数値の修正等(平成13年7月1日〜平成14年6月30日)
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(単位:百万円)
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(ご参考)
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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前回予想(A)
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55,800
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△2,160
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△2,200
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△3,190
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今回予想(B)
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56,730
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△305
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△755
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△1,235
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増減額(B−A)
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930
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1,855
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1,445
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1,955
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増減率(%)
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1.9
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−
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−
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−
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前通期実績
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62,885
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848
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1,077
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528
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2.単独業績予想数値の修正(平成13年7月1日〜平成14年6月30日)
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(単位:百万円)
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(ご参考)
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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前回予想(A)
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55,270
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△2,230
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△2,210
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△3,270
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今回予想(B)
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55,450
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△680
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△850
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△1,668
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増減額(B−A)
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180
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1,550
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1,360
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1,602
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増減率(%)
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0.3
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−
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−
|
−
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前通期実績
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61,996
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644
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1,025
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411
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3.修正の理由
売上高につきましては連結で930百万円、単独で180百万円当初の予想より上回る見込みであります。経常利益につきましては連結で1,445百万円、単独で1,360百万円当初の予想より改善される見込みであります。税引後の利益につきましても連結で1,955百万円、単独で1,602百万円当初の予想より改善される見込みであります。
当社は上期の業績発表時において、下期及び通期の業績予想については今期中における景気の回復はある程度は望めても急激な回復は現状では考えにくいことから、売上・収益ともに厳しい予想になると発表しておりました。
そのような状況下で当社をとりまく環境は、上期に引続きパソコン需要についても年末からのDRAMや液晶ディスプレイ等の材料高の影響を受け、需要はあいかわらず低迷し環境は好転しませんでした。こうした中で当社は、上期の業績発表の時にも説明させていただきましたが、具体的に推し進めた経営改善計画を柱とした業績浮上策が功を奏し、連結・単独業績ともに利益額は赤字額から黒字額に転換するまでには至りませんでしたが、赤字額は大幅に改善する見通しです。また製品の動向につきましては、長期にわたり価格の下落が続いたDRAM価格が年末より市況が好転し、市場価格との差異是正を目的とした流通在庫の補償も軽減され、利益の改善に貢献しました。またDRAM同様に液晶ディスプレイ装置や期後半に発表された「ハードディスクビデオレコーダー」等のマルチメディア製品も売上及び利益の確保に寄与しております。
先に述べました経営改善策のポイントは以下のとおりです。
- 売上重視の営業方針から利益重視の営業方針への転換
- 上位役職者の賃金カット実施及び社員退職者の不補充による人件費削減
- 不採算子会社の整理
以上
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