株式会社アイ・オー・データ機器 2004年4月12日 04-PR008

I-O DATA Press Release

AV家電とパソコンでのデータの共有を目的とした
リムーバブルメディアの新規格「iVDR」対応機器を、世界で初めて製品化

iVDR Miniハードディスクドライブ、および
USB2.0接続 iVDRアダプターとのセット品を、それぞれ4月下旬より発売


株式会社アイ・オー・データ機器(以下 アイ・オー・データ)は、既存のハードディスクドライブをベースとした新しいリムーバブルハードディスク規格「iVDR(アイブイディーアール)」に対応する機器 2製品を製品化、それぞれ4月下旬より発売いたします。
今回発表する2製品は、「iVDR」対応機器としては世界初の製品化となります。型番・価格はそれぞれ以下の通りです。

iVDR Mini ハードディスクドライブ(20Gバイト) (写真左)
型番  iVDR-20
標準価格  \24,000 (税別)

USB2.0接続 iVDRアダプター & iVDR Mini ハードディスクドライブ(20Gバイト)セットモデル (写真右)
型番  USB2-iVDR/20
標準価格  \34,000 (税別)

「iVDR」(Information Versatile Disk for Removable usage)とは、2002年3月に発表されたリムーバブルハードディスク規格で、AV家電やパソコンでのデータの共有を想定して開発されたものです。同年同月、この「iVDR」の次世代大容量データプラットフォームとしての標準化を目標に、規格の策定および普及活動を行う団体として「iVDRハードディスクドライブ・コンソーシアム」が設立されており、現在同コンソーシアムには国内外38社が参加しています (2004年3月29日現在) 。

アイ・オー・データは同コンソーシアムに2002年より参画しており、2003年5月には同コンソーシアム総会にて試作機の参考展示を行っています。このたびの製品化によって、アイ・オー・データはパソコン周辺機器メーカーの立場からコンピュータ関連市場へのiVDR規格の認知と市場流通への役割を担います。さらに、将来的には、デジタルAV機器市場での製品展開を狙っていきます。

なお、来る4月24・25日に、東京国際フォーラム(東京・有楽町)にて開催されるプライベートフェア「アイ・オーAVeLフェア」において、本製品を展示いたします。


【「iVDR」とは?】

2.5インチもしくは1.8インチの小型ハードディスクを用いた、新しいリムーバブルハードディスク規格です。接続には専用コネクタ(シリアル仕様の26ピンもしくはパラレル仕様の50ピン)を使用し、電気仕様はシリアルATA/パラレルATAに準拠しています。
iVDRには、パラレルATAに準拠した「iVDR Parallel」、シリアルATAに準拠した「iVDR」、「iVDR」をさらにコンパクトにした「iVDR Mini」の3種類の規格があります。主な特長は以下の通りです。

  • 既存のハードディスクをベースとしているため、大容量の記録、高速なランダムアクセスが可能。また、容量あたりの単価を低く抑えることができます。
  • 既存の大容量光メディアと違い、同一規格でありながら、容易に容量をアップさせることができます。さらに、容量アップに対しても、高い互換性を持っています。
  • 10,000回以上の抜き挿しが可能。また、約900Gの衝撃に耐える、高い耐衝撃性※1を持っています。

【各製品の概要】

▽ iVDR Mini ハードディスクドライブ 「iVDR-20」
コンパクトながら20Gバイトの大容量を実現した、世界初のiVDR Mini ハードディスクドライブ※2です。
・ フォーマット(初期化)済みなので、購入してそのまま使うことができます。
・ 外形寸法:80.0 (W)×67.0 (D)×10.0(H) mm、質量:約70g。
・ ホットスワップ対応のため、ドライブの抜き差しがかんたんにできます。

▽ USB2.0接続 iVDR対応アダプター&iVDR Mini ハードディスクドライブ セットモデル「USB2-iVDR/20」
パソコンのUSBポートに接続して、シリアル仕様のiVDRおよびiVDR Mini ハードディスクドライブが使用できる外付けアダプターと、20GバイトのiVDR Mini ハードディスクドライブとのセット品。「iVDR」をいますぐ使いはじめるためのセットモデルです。
・ ハードディスク: 外形寸法:80.0 (W)×67.0 (D)×10.0(H) mm、質量:約70g
 アダプター: 外形寸法:95.0 (W)×135.0 (D)×21.5(H) mm、質量:約120g
・ アダプターは、電源不要のUSBバスパワー対応※3。またUSBケーブルは本体に収納できるので、持ち運びにも便利です。
・ Windows・Macintosh両対応。
・ USBマスストレージクラスに対応しているので、パソコンからは、ハードディスクとして認識されます。デバイスドライバーのインストールは要りません※4。
・ 「e-割符V2」「Disk Refresher LE」「アイコン変更ユーティリティ」など、当社独自のソフトを標準添付。

<製品写真について>

本製品の報道用製品写真データは、以下URLよりダウンロードいただけます。
http://www.iodata.jp/press/photo/

※1:製品動作時を除く。
※2:iVDRハードディスクドライブ規格準拠。 
※3:一部機種においては、添付のACアダプターが必要な場合があります。
※4:Windows98・98SEを除く


【本リリースに関するマスコミ問合せ窓口】
アイ・オー・データ機器 販売推進部 広報課
担当:九鬼(くき)・渡辺(わたなべ)
TEL.03-4288-1054


【お客様の問合せ窓口】
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03-4288-1039 06-4705-5544 076-260-1024
【会社概要】株式会社アイ・オー・データ機器
代表取締役社長:細野 昭雄
本社:石川県金沢市
資本金:35億8,807万円
(JASDAQ上場)
ホームページ http://www.iodata.jp

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