Windows Storage Server 2008 R2 搭載NAS 省電力モデルHDL-Z2WSLPシリーズ

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HDL-Z2WSLPシリーズ

LAN DISK Z(HDL-Z2WSLPシリーズ)はWindows Storage Server 2008 R2 Workgroupを搭載しCPUにIntel® Atom™デュアルコアプロセッサを採用した、ハイパフォーマンスなNAS製品です。2.5インチハードディスク採用で省電力を実現しています。
iSCSIターゲット機能により、本製品上に作成した仮想ディスク(VHD)をiSCSIストレージとして提供することができます。Active Directoryとの連携が可能で、サーバーのバックアップストレージとして、または増設用の共有ファイルサーバーとして、既存のWindowsサーバー環境への追加に最適です。また2台のハードディスクを搭載し、RAID 1(ミラーリング)を構成可能なので、万が一のハードディスクの故障時にもデータを守ることが可能です。

本商品に関するホワイトペーパーをご用意しています。
 

型番 JANコード 仕様 価格 保守 サポート/取説 備考
HDL-Z2WS1.0LP 4957180093581 1.0TB   ¥115,280
(税抜¥104,800)
ISS サポート  2014/4/9生産終了 2011/10/1価格改定
HDL-Z2WS2.0LP 4957180102375 2.0TB   グリーン購入法 ¥126,280
(税抜¥114,800)
ISS サポート  2014/7/9生産終了
  • 表示価格と商品全般について ※取扱説明書やQ&A、ソフトウェア等の各種ダウンロードは 取説・Q&A・DLを、保守サービスをご検討の方は 保守をクリックしてご覧ください。
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Windows Storage Server 2008 R2を搭載

HDL-Z2WSLPシリーズ
HDL-Z2WSLPシリーズは、NASにインストールして使うことを想定して作られた「Windows Storage Server 2008 R2」OSを搭載したハードディスクです。2.5インチハードディスクを採用し、省電力を実現しています。
Windowsサーバー環境との親和性が高いため、既存のサーバー環境に容易に追加・運用が可能な他、低コストで手軽にファイルサーバーを導入することが可能です。
Windows Storage Server 2008 R2を搭載

SMB2.1対応でWindows 7と相性抜群

ファイル共有プロトコルとして最新の「SMB2.1」に対応。
Windows 7などのクライアントOSとの組み合わせで抜群のパフォーマンスを発揮します。
※SMB2.1を有効にするためには、パソコンやサーバーのOSがWindows Vista以降のものを利用する必要があります。
4GBファイル転送時間を比較
Windows Storage Server 2008 R2は、Windows Vistaと組み合わせた時に高速なSMB2.0が、Windows 7と組み合わせた時により高速なSMB2.1が適用されます。
  Windows Storage Serer 2008 R2 Windows Storarge Serer 2008 Windows Storage Server 2003以前
Windows 7
Windows Serer 2008 R2
SMB2.1 SMB2.0 SMB1.0
Windows Vista
Windows Server 2008
SMB2.0 SMB2.0 SMB1.0
Windows XP以前
Windows Server 2003以前
SMB1.0 SMB1.0 SMB1.0

Windows® Storage Serverが選ばれる3つのポイント

■ポイント1:低コスト
通常のWindows Server OSの場合、アクセスするクライアントの分だけCAL(Client Access License)が必要ですが、Windows Storage Serverの場合はそれが必要なく低コストに導入が可能です。また、製品に既にWindows Storage Server 2008 R2の料金が含まれています。
■ポイント2:ActiveDirectoryを利用可能
ActiveDirectoryドメイン環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできる他、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
ActiveDirectoryを利用可能
さらに、NTFSベースのアクセス許可を利用することで、ディスクやフォルダごとにアクセスを許可するユーザーを指定したうえで、ユーザーごとに読み取りや書き込み、変更などの操作制限を設定できるので、より細やかなアクセス権限の管理が可能です。
ウイルス対策ソフトがインストール可能
■ポイント3:ウイルス対策ソフトがインストール可能 
ウイルス対策ソフトをインストールすることによりネットワークを介して感染するウイルスからNASを自身で守ることが可能です。
バックアップソフトがインストール可能
また、バックアップソフトをインストールしてWindowsサーバーのバックアップ先として利用することも可能です。
※一部ソフトウェアは本体内にインストールすることができません。
●ウィルス対策ソフトのパターンファイルの配信が可能
LAN DISKをウィルス定義パターンファイルの配信サーバーにすることで、クライアントPCのウィルス対策の負荷を減らしながらNASだけでなくネットワーク環境全体を最新のセキュリティ状態に保つことができます。
ウィルス対策ソフトのパターンファイルの配信が可能
ハードディスク対応各種ソフトウェア一覧
各種ソフトウェアとの動作確認結果について、詳しくは「ハードディスク対応 各種ソフトウェア一覧」をご確認ください。

デュアルコアAtom搭載

HDL-Z2WSLPシリーズ
CPUには、Intel® Atom™ Processor D510(1.66Hz)Dual Coreを搭載していますので、卓越したパフォーマンスでファイル転送処理を高速に行えるのはもちろんのこと、ウィルス対策ソフトやバックアップソフトを本体内にインストールした場合でもパフォーマンスを損なうことなく運用可能です。

省エネ設計

常に稼働し続ける共有ファイルサーバーだからこそうれしい省エネ設計。2.5インチハードディスクを採用することで、3.5インチハードディスク採用の従来製品と比較して約35%も電力を削減します。
省エネ設計

RAID機能で万一のHDD故障に備える

2台のハードディスクを搭載し、RAID 0(ストライピング)およびRAID 1(ミラーリング:出荷時設定)を構成可能です。RAID 1を構成時には、同じデータを2台のハードディスクに同時に保存して運用するため、万が一ハードディスクが故障した場合にも交換を行うことで復旧が可能です。
  RAID 0 RAID 1
(出荷時設定)
交換カートリッジ
利用可能な容量 1TBモデル 1TB 500GB HDLZ-OP500LP
2TBモデル 2TB 1TB HDLZ-OP1.0LP
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ハードディスクのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1が設定され、冗長性が確保されています。
RAID機能で万一のHDD故障に備える

ホットスワップに対応

RAID 1で運用中に故障したハードディスクは、ファイルサーバーの運用を停止することなく通電したままHDD交換が可能。専用のカートリッジ式HDD(HDLZ-OPLPシリーズ)を採用し、どなたでも簡単かつ安全にハードディスクの交換が可能です。
ハードディスクの交換作業

充実した拡張機能を搭載

(1)2つのLANポートを搭載

2つのLANポートを搭載しているので、セグメントの異なるネットワークの間で共有利用することが可能です。
2つのLANポートを搭載

(2)eSATA、USBポートに外付HDDを増設可能

eSATA、USBポートに外付ハードディスクを接続することで、保存容量を増設し共有ファイルを保存したり、本体のデータのバックアップ先として利用が可能です。
eSATA、USBポートに外付HDDを増設可能
バックアップ・増設用ハードディスク一覧
<RDXへのバックアップも対応>
リムーバブル ハードディスク ストレージシステム rdxの接続も確認しています。 LAN DISK Zのバックアップ用メディアとしてご利用いただけます。
動作確認済み機種
イメーション株式会社 型番:RDX-USB-EXT-DOCK
RDXへのバックアップも対応
<Windows Server Backupが利用可能>
また、Windows Storage Server 2008 R2の標準機能である“Windows Server Backup”で毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。
※Windows Server Backup の仕様により、2TB を超える容量のデータをバックアップすることはできません。また、ボリューム容量が2TBを超える場合、ボリューム全体ではなくバックアップ対象のフォルダを個別に指定する必要があります。
Windows Server Backupが利用可能
●バックアップデータにもセキュリティ対策を!
LAN DISK Zシリーズに保存した大切なデータ。せっかく外付けハードディスクにバックアップしても、その外付けハードディスクを持ち去られてしまっては、情報漏えいにつながりかねません。
LAN DISK Zシリーズと暗号化機能搭載ハードディスク「HDJ-HSUシリーズ」を組み合わせて使用することで、バックアップデータを暗号化して守ることができるので安心です。

※「SHGate Service」というソフトウェアをLAN DISK Zシリーズにインストールする必要があります。
「SHGate Service」のダウンロード(サポートライブラリ)
HDJ-HSUシリーズ
バックアップデータをハードウェア暗号化

管理者向けの機能も充実

(1)クラウド管理機能「NarSuS」搭載

お客様に代わってクラウドサーバーがNASの状態を把握することで、NAS管理者の負担軽減や情報機器の管理が苦手な方でも安心して運用が可能になる機能です。
NarSuSの説明を動画でチェック!
NarSuSについて詳しくはこちらをご覧ください

※本機能は専用アプリ(NarSuSアプリ)をインストールすることにより対応いたします。サポートライブラリからダウンロードして適応ください。
※クラウドサーバーの利用料は無料です。
NarSuSのイメージ図

(2)リモートデスクトップ接続または本体にディスプレイを接続して管理可能

HDL-Z2WSLPシリーズに対する設定は2つの方法で行えます。

<リモートデスクトップ接続>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者にとって便利な機能です。
リモートデスクトップ接続
<本体にディスプレイと入力機器を接続して設定する>
本体背面のVGAコネクターおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続することで、各種の設定が可能です。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
本体にディスプレイと入力機器を接続して設定する

(3)専用管理ソフトで一括して設定を変更可能

専用管理ソフトで一括して設定を変更可能
添付の管理ソフト“ZWSマネージャー”で各種の設定を変更することが可能です。
<ZWSマネージャーで設定可能な項目>
設定可能項目 備考
RAIDモードの変更 データボリュームのRAIDモードを変更できます。
本体ファン回転数と内部温度 本体ファン回転数と内部温度が確認できます。
メール設定 本体の情報を発信するメール通知のメール設定が行えます。
<温度異常の通知>
温度異常の通知
Func.ボタン設定 本体前面のFunc.ボタンにアプリケーションを割り当てられます。
<Func.ボタン>
Func.ボタン
HDDアンプラグ設定 HDDの故障時に、故障HDDの取り外し処理を行うことができます。

(4)リカバリーDVD添付

リカバリーDVDを添付していますので、DVD-ROMドライブを接続してリカバリーDVDが起動することにより、簡単にシステムリカバリーが可能です。

(お知らせ)従来、リカバリー用メディアとしてUSBメモリを添付していましたが、DVD-ROMに変更させていただきました。ご了承ください(2012年4月)

(5)電源ケーブルの抜け防止機構を搭載

電源ケーブルの抜け防止機構を搭載
HDL-Z2WSLPシリーズ(背面)
背面にふいの移動や衝撃によって、電源ケーブルが抜けるのを防ぐ金具を搭載。

サーバー環境と連携する様々な機能搭載

Windows Storage Server 2008 R2は、Windowsサーバー環境と連携することで様々な機能を利用することが可能です。

(1)iSCSIのストレージとして使う

HDDなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
サーバーからiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。
iSCSIのストレージとして使う
iSCSIターゲット機能により、本製品上に作成した仮想ディスク(VHD)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエータが必要です。
※iSCSIイニシエータは次のOSで標準サポートされています。(Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008以降)
※次のOSでiSCSIイニシエータを利用するにはMicrosoftダウンロードセンターより「Microsoft iSCSIイニシエータ」をダウンロードしてインストール必要があります。(Windows XP、Windows Server 2003)

(2)共有フォルダのシャドウコピー機能を搭載

管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本製品の共有フォルダのシャドウコピーを作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除したファイルをエクスプローラーやMicrosoft Office 2003の主要なアプリケーションから自分で直接復元できます(※)。
※共有フォルダのシャドウコピー機能を利用する場合にはクライアントパソコンにWindows XP SP2以降が必要です。
共有フォルダのシャドウコピー機能を搭載

(3)DFSレプリケーション機能

DFSレプリケーション機能
専用のソフトウェアを使わず、LAN DISK 2台だけでレプリケーションが可能な「DFSレプリケーション」に対応。
WAN回線を使った遠隔地でのレプリケーションも可能、災害発生時も大切なデータを守ることができます。
※遠隔地のレプリケーションを行う際は、別途VPNルーターを使ったWAN回線が必要です。
※DFSレプリケーションを利用するには、LAN DISKがActive Directoryに参加している必要があります。また、2台のLAN DISKが同一フォレストにある必要があります。

(4)ファイル分類管理機能

ファイル分類管理機能
従来のファイルサーバーは、保存されたファイルの整理を手動で行っていましたが、Windows Storage Server 2008 R2では『ファイルの分類管理機能』により移動、削除、圧縮、暗号化などを自動的に行えるようになりました。
これにより、例えば1年間アクセスのなかったファイルを自動的に圧縮・削除するなどのタスクをスケジュールできるようになります。

UPSで停電や電源トラブルに備える

停電や雷、電圧変動といった電源障害から機器を守る無停電電源装置(UPS)との連動に対応しています。
UPSで停電や電源トラブルに備える
ハードディスク対応 UPS一覧

安心の定額保守サービス「アイオー・セーフティー・サービス(ISS)」をご用意

アイ・オーではご導入から運用までをトータルにサポートする保守サービス「アイオー・セーフティー・サービス(ISS)」をご提供することで、お客様の継続的な事業運営を応援します。
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アイオー・セーフティー・サービス(ISS)について詳しくはコチラをご覧ください

NECフィールディング社翌営業日オンサイト保守「SupportPack」対応!

NECフィールディング社翌営業日オンサイト保守「SupportPack」
保守・サポート分野において多くの実績があるNECフィールディング社が、トラブル発生時におけるオンサイト保守(翌営業日訪問)サービスを提供するものです。
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NECフィールディング社翌営業日オンサイト保守「SupportPack」詳細

Sky株式会社製ソフトウェアと動作確認済み

ICT活用教育支援ソフトウェア「SKYMENU Pro Ver.13」

SKYMENU Pro Ver.13 ロゴ
Sky株式会社の「SKYMENU Pro Ver.13」と動作確認済み。

SKYMENU Proのファイルサーバーとして運用することが可能です。
本製品には「個人/グループフォルダ」のデータが保存できるので、条件を指定したファイル回収がスムーズに行えます。

SKYMENUの詳細(Sky株式会社サイト)

クライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」

SKYSEA Client View ロゴ
Sky株式会社の「SKYSEA Client View Ver.7」と動作確認済み。

SKYSEA Client Viewのマスターサーバー/データーサーバーとして運用することが可能です。
本製品にSKYSEA Client Viewをインストールすれば、手軽にクライアントPCのログ収集、資産管理が行えます。

SKYSEAの詳細(Sky株式会社サイト)

<動作条件>

各ソフトの動作条件はSky株式会社サイトをご確認ください。

マイクロソフト株式会社より本製品に関してエンドースが届いています。

Windows Storage Server 2008 R2 は、最新のWindows Server 2008 R2 オペレーティング システムをベースとしたNAS専用OSで、ファイル転送プロトコルSMB2.1を採用し、Windows 7やWindows Server 2008 R2 との高速で快適なファイル転送を実現します。日本の周辺機器メーカーの中でも、いち早くWindows Storage Server 2008を採用し、市場において多くの稼動実績を残してきたアイ・オー・データ機器のLAN DISK Zシリーズが、最新 Windows Storage Server 2008 R2搭載モデルにおいても、企業におけるサーバー・ストレージ環境の運用性、生産性を向上させ、市場をけん引してくれることと期待しています。


日本マイクロソフト株式会社 サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長 梅田成二

                                                                      2011/01/19  掲載
 

導入事例

ロック機能搭載の外付ハードディスクへのバックアップとRAIDの組み合わせで、
建設現場の作業所におけるデータの冗長性を確保
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