用語集

ATAPI

IDEコントローラにCD-ROMドライブなどの機器を接続するためのデータ転送方式の規格。EIDE仕様の一部をアメリカ規格協会(ANSI)が規格化したもの。

AVCHD

8cmDVDといった記録メディアにハイビジョン映像を記録するための映像フォーマットです。記録メディアとしては、8cmDVDのほかにもSDカードやハードディスクがあります。

CPRM

Content Protection for Recordable Media の略で、 衛星放送や地上波のデジタル放送番組をメディアに録画する際の著作権保護機能のこと。

著作権保護された番組には、「1回だけ録画可能」や「複製禁止」といった録画制限が掛けられており、「1回だけ録画可能」な番組は、メディアの固有のIDを用いて暗号化されるため、別のメディアに不正にコピーしても再生できない仕組みになっています。

DVDに番組を記録する場合は、CPRMに対応しているDVDレコーダー(HDD搭載モデルを含む)とCPRMに対応したDVDメディアを使うことで、初めてコピーワンス放送をDVDメディアに録画することができるようになります。

さらに、パソコンで再生する際にも、ドライブとソフトウェアの両方がCPRMに対応している必要があります。

DVD

映像データなどを記録するための光ディスク規格です。DVDには下記の種類があります。
読み出し専用…DVD-ROM
書き換え可能…DVD+RW、DVD-RW、DVD-RAM
追記可能…DVD+R、DVD-R

DVD-ROMは、4.7Gバイト(片面1層)~17Gバイト(両面2層)の大容量化を実現し、市販のDVD-Videoでは、主に片面2層のDVD-ROMを使用しています。 DVD-R/-RWはDVDフォーラム、DVD+R/+RWはDVDアライアンスという別々の陣営で策定されたものです。DVD-R/-RWとDVD+R/+RWとの間に読み込み/書き込みの互換性はありません。

また、1層タイプのDVD-Rを発展させた、片面2層記録の「DVD±R DL」(DVD+R Double Layer/DVD-R Dual Layerの略)もあります。2層の記録面を重ねて形成することで、従来の1層DVD±Rメディア(4.7Gバイト)に比べ、約1.8倍(8.5Gバイト)という大容量を実現しています。

BD・DVDの規格

DVDビデオレコーディングフォーマット(DVD-VRフォーマット)

DVDビデオレコーディングフォーマット(以下、DVD-VRフォーマット)は、映像記録を目的に策定されたビデオ録画用のDVDフォーマットです。このフォーマットにより、DVD-RAMやDVD-RWメディアへ、ビデオデッキ感覚で映像が記録できるようになりました。民生用DVDレコーダーではDVD-RAMやDVD-RWメディアに対してDVD-VRフォーマットで記録を行っています。

【DVD+VRフォーマットとDVD-VRフォーマットの違いは?】
2つのフォーマットには、以下の違いがあります。

・「DVD+VRフォーマット」はDVD+R/DVD+RWメディアで、「DVD-VRフォーマット」はDVD-R/DVD-RAM/DVD-RWメディアで使用されるフォーマットです。
・「DVD+VRフォーマット」で記録されたDVDは、DVD-Videoフォーマットの再生をサポートしたDVDプレーヤーで再生できますが、DVD-VRでフォーマットされたDVDは、「DVD-VRフォーマット」の再生をサポートしたDVDプレーヤーでなければ再生ができません。

※ DVD+RW、DVD-RW、DVD-RAMを再生するには、そのDVDプレーヤーが各メディアの再生をサポートしている必要があります。

DVD+RWビデオレコーディングフォーマット(DVD+VRフォーマット)

DVD-Videoと同等の再生互換性を保ったまま、記録した映像に対して追記編集が可能なビデオフォーマットです。不要な部分の削除や映像の追加が簡単にでき、ビデオテープ以上の使い勝手・画質を実現します。
また、DVD+VRフォーマットでは、映像をキャプチャしながらディスクへ直接書き込みを行うリアルタイムレコーディングが可能です。

DVD-Video

DVDフォーラムが策定した、映像や音楽を記録するためのアプリケーション規格です。映像データにMPEG-2、音楽データにDolby Digitalなどを利用しています。VHSと比べて、映像を楽しむための機能を多数サポートしています。(サポートしている機能は各DVD-Videoによって異なります)

・マルチランゲージ…複数の音声や字幕を収録し、組み合わせを自由に選べます。
・マルチアングル…ひとつの場面をいろいろなアングル(視点)で記録し、見たいアングルを選べます。

HDVカメラ

従来のDVカメラで使用されているDVテープを用い、ハイビジョン映像を記録する方式を採用したデジタルビデオカメラを指します。

i.LINK

ソニーより提唱されたIEEE 1394の愛称。

IEEE 1394

パソコンから周辺機器へのデータ転送や、デジタルビデオカメラからの映像の取り込みなどに多く採用されているインターフェイス。最大で63台のツリー接続やデイジーチェーン接続が可能。i.LINKやFireWireとも言われる。

MPEG

Moving Picture Experts Groupの略。動画、および音声圧縮形式の規格。

MPEG-2

ハイビジョン放送やDVDビデオに採用されている、テレビ品質以上の動画を再生するための映像圧縮形式規格。4~16Mbps程度の転送レートを用いています。

USB 1.1

Universal Serial Busの略で、パソコンと周辺機器の接続に利用されるインターフェイス 。高速ではないが、ハブを用いると最大127台の周辺機器を接続できる。

USB 2.0

USB 1.1の40倍の転送速度が得られる高速インターフェイス。USB 1.1との上位互換がある。

USB3.0

最大データ転送速度が5Gbpsとなり、USB2.0の約10倍。また、物理的な後方互換性があり、USB2.0のインターフェイスに接続しても使用できる。

VBR

Variable Bit Rate(可変ビットレート)の略。シーンに応じてビットレートを変化させることにより、データ容量を節約しながら記録するエンコード方式。

インターフェイス

周辺機器を接続する為の装置、または、装置の規格や仕様そのもの。USB 2.0やIEEE 1394もこれにあたる。

エンコード

データを一定の規則に基づいて符号化すること。動画データや音声データをMPEG形式などに圧縮することを言う場合が多い。

オーサリング

データを、DVD-VideoやVideoCDとして一般プレイヤーで再生できるように各規格に準拠した形に変換すること。

キャプチャ

映像や音声のコンテンツを、パソコンに取り込みデータ化すること。また、動画や静止画のイメージをデータ化すること。

キャプチャカード

ビデオカメラやDVカメラなどの外部機器から、動画コンテンツをパソコンに取り込むためのインターフェイスカード。

クイックフォーマット

DVD-RWメディアをパケットライトで使用する場合、通常のフォーマットでは最低約15分かかりますが、クイックフォーマットを利用することで、約1分でフォーマットが終了し、すぐに書き込める状態になります。

コンボドライブ

DVD+R/+RWとCD-R/RW、DVD-ROMとCD-R/RWなど、複数の機能をまとめたドライブ。単独のドライブに比べ、スペースやスロットの有効活用ができる。

スロットローディング方式

CD-ROMなどのメディアを載せるトレイがなく、挿入口に直接CD-ROMを挿入する方式。ディスクの出し入れがスムーズに行える。

ソフトウェアエンコード

パソコン本体(CPU)で、映像データをエンコードすること。ハードウエアエンコードに比べ、より高スペックなCPUが必要となる。

チャプター

DVDを再生する際にスキップできるように、DVD作成時にムービー上の任意のポイントに信号を加え、そのポイントで頭出しができる部分。DVD-Videoのシーン毎のスキップの為に用いられる。

ドライバ(デバイスドライバ)

周辺機器をパソコンで使用できるようにする為のソフトウェア

ハードウェアエンコード

周辺機器に搭載されている専用チップを使用し、映像データをエンコードすること。パソコンのCPUへの負荷が少なく、環境に依らず、高画質の映像を残せます。

ハイビジョン

DVDビデオの画質(解像度720×480)を上回る高解像度の画質を指します。例としては、1920×1080や1440×1080といった解像度があげられます。

パケットライト(PACKET WRITE)

データを小さなデータのかたまりに分割して書き込む方式です。
マイコンピュータやエクスプローラでファイルをドラッグ&ドロップすることで簡単にコピーできるため、データを手軽に保存できます。

バスパワー

バスパワーならACアダプター不要

USBケーブルを経由して、パソコン本体から周辺機器へ電力を供給するしくみのこと。

通常は、コンセントにACアダプターをつないで電力を供給する必要があるが、USBバスパワーの場合、パソコンとUSBケーブルでつなぐだけで動作する。

バッファアンダーランエラー

書き込み中に、他のアプリケーションを起動したり、読み込みエラーなどによりパソコンからドライブへのデータ転送が途切れ、書き込みが失敗する現象です。当社のリライタブルBD/DVDドライブには、書き込みエラー回避機能が標準で搭載されています。

ブルーレイディスク

DVDビデオの画質を上回る高画質ハイビジョン映像の収録を目的とした次世代光ディスクです。4時間以上のハイビジョン映像や最大50GBのデータを記録することができます。

ブルーレイディスクには以下の規格があります。
・読み出し専用…BD-ROM
・書き換え可能…BD-RE
・追記可能…BD-R

※ それぞれのメディアには、1層(25GB)と2層(50GB)の2種類があります。

ブルーレイとは
BD・DVDの規格

リアルタイムレコーディング

キャプチャデバイスで映像を取り込みながら、同時にその映像をDVD+RWへ書き込んでいく方法です。DVDオーサリングソフトによって名称は異なります。(ダイレクトレコーディング、直接書き込み等)

リージョンコード

DVDビデオの再生可能地域を限定するために決められた地域別コードです。 世界を6つの地域に分割し、日本は「2」のリージョンコードが割り当てられています。
DVD-ROMドライブ、DVDビデオディスク、DVD再生ソフトのリージョンコードが一致しないと再生できない仕様になっています。

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