Q4 増設の際 「1枚単位」「2枚1組」の2通りがあるのはナゼ?
ポイントは本体に搭載されている「チップセット」の種類です!

現在、RIMM対応のチップセットの主流は、

Intel 820(通称:i820)

Intel 850(通称:i850)

の2種類です。

この2種の違いは、「インターリーブ機能あり・なし」の違いであり、モジュールの「増設単位」と関わってくるのです。

i820の場合
チップセット_i820の場合 1枚単位での増設が可能。
  

i850の場合
チップセット_i850の場合 インターリーブ機能があるため、同容量で同デバイス数のメモリを2枚1組で増設としなければ動作しない。

アレ…?「同容量」ってことは、「同デバイス数」じゃないの?
これについては Q5 「デバイス数」 ってそんなに大事なの? にて説明します。

 

point  インターリーブ機能ってなに?

「2つ組みにしたメモリモジュール」を効率よく使えるようになる、パソコン本体側の機能のことです。

通常は、メモリでの処理が終わるまでチップセットは次のメモリアクセスを行いません。

インターリーブ機能があれば、1つめのメモリへのアクセスが終了する前に、2つめのメモリへのアクセスを開始することができます。
このことにより遅滞のないアクセスを行うことができ、メモリアクセス待ち時間を大幅に減らすことが可能となります。

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