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セキュアな大容量ファイルサーバ、 「FTS-NASシリーズ」でデータを快適管理 著者:池田圭一

NAS活用のススメ----企業におけるデータ管理といえば、顧客情報の漏洩が取りざたされる昨今。対外的なセキュリティばかりが注目され、データ消失を回避して損失を防ぐ、情報を共有して業務効率を向上させるといった、企業活動に欠かせない前向きなデータ管理側面が忘れられてはいないだろうか? データは、共有管理してこそ活きてくるものだ。


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1 “大後悔時代”ならぬ大容量時代のリスクヘッジ

 NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワークに付け加えるだけで稼動させられる外部記憶装置(ストレージ)であり、LANケーブルを接続するだけですぐに使えるアプライアンスのファイルサーバのことである。専用サーバに比べて難解な詳細設定が不要で、通常のネットワークさえ敷設されていれば、システム管理者がいなくても導入後すぐに活用できるものだ。容量とパフォーマンスにもよるが、SOHOクラスの小規模なネットワークから大企業の部門・部署レベルまで、気軽に導入できるファイルサーバとして現場に浸透している。

 とまぁビジネス向けのお硬い話が続くのだが、「FTS-NASシリーズ」のレビューの前に、もうしばらくお付き合いいただきたい。何が言いたいかといえば、業務用途だからこそ安全性が一番、という話である。

 大容量NASは確かに便利で、コンシューマ向けにも多くの製品が発売されている。しかし、そこに記録されたデータの安全性にまで気を配っている製品は意外と少ないものである。ネットワークでやり取りされる情報が増え、仕事で共有するNASなどのファイルサーバに収録されるデータ容量は増加する一方で、ストレージ容量も数100GBクラスになっている。はたして、このストレージ(HDD)が壊れたときのことまで考えて運用しているユーザーはどれくらいいるだろうか?

 磁気記録円盤を高速で回転させ、読み書きのたびにヘッドを激しく動かすHDDは、可動部の少ないネットワーク機器と比べると非常に脆い装置である。また、数100GBもの重要なデータが一瞬にして失われるというとんでもない危機は、ハードウェア障害だけでなくユーザーの操作ミスやウイルス・トロイの木馬などマルウェア感染を要因とするシステムクラッシュによっても引き起こされる。HDDを業務用に利用するなら、はじめから壊れることを前提にシステム全体を考えなければならない。データを常にバックアップすること、障害が発生しても迅速に回復できる手段を準備しておくことが重要なのだ。

 しかし今の時代、HDDの容量はあまりにも増大した。従来のバックアップメディアであるテープデバイスでは、容量も速度も追いつかない。もはや、大容量HDDのバックアップ先として有効なのは、同じく大容量のHDDしかないのである。

 ここにきてようやく「FTS-NASシリーズ」の出番となるわけだ。


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