HDL-XRシリーズ レプリケーションQ&A

レプリケーション機能とは?

HDL-XRシリーズを2台を使用して、メイン機のデータが更新された場合、自動的に予備機にデータをコピーし、常に同一の状態としておく機能となります。

メイン機が故障した場合に、予備機で運用再開することで故障時の業務への影響を最小限に抑えることができます。

本レプリケーション機能はメイン機に保存したデータをファイル単位で予備機にコピーする為、同一の状態になるまでにタイムラグが発生します。

レプリケーションの同期の仕組みは?

設定を行い使い始める時には、初期同期として、一旦、メイン機のレプリケーション元フォルダーの共有フォルダーのデータを全て予備機にコピーします。その後の通常運用時では、レプリケーション元の共有フォルダーへのファイル・フォルダーの書込・変更・削除の操作ごとに同期処理をおこない、同じ状態に保ちます。

本レプリケーション機能はメイン機に保存したデータをファイル単位で予備機にコピーする為、同一の状態になるまでにタイムラグが発生します。

レプリケーションの同期に掛かる時間の目安は?
  • 設定を行い使い始める時には、一旦、メイン機のデータを全て予備機にコピーすることになります。
    この初期同期に掛かる時間の目安は100GBあたり約2時間※となります。
  • 初期同期後は随時更新ファイルがコピーされますが、それに掛かる時間の目安は100GBあたり約3.5時間※となります。
ファイル数やフォルダ構造、使用状況により変動します。
レプリケーションの注意事項、制限事項
  • レプリケーション機能はレプリケーション元(メイン機)1 台、レプリケーション先(予備機)1 台の2 台でのみご利用できます。
  • 対応機種はHDL-XR シリーズのみです。
  • バックアップ運用と組み合わせる場合、バックアップ元はレプリケーション元のHDL-XRとしてください。
  • レプリケーション機能でコピーされるのは、「レプリケーション元共有フォルダー」に指定した共有フォルダー上に保存されたファイル・フォルダーのデータのみです。アクセス権はコピーされません。
  • レプリケーション元の共有フォルダーとして指定可能な共有フォルダーは297 個になります。
  • レプリケーション元の共有フォルダー内のファイル数の制限はありませんが、共有フォルダー全体でフォルダー数は200,000 個までになります。(制限を越えた場合はレプリケーションが無効になります。)
  • レプリケーション先に設定した共有フォルダーのデータは、レプリケーション初期同期時に消去されます。
  • レプリケーション先として IPv6 ネットワーク上の共有フォルダーを指定することはできません。
  • EXTポートに接続した予備機はネットワークシャットダウン機能、メール通知機能、MagicalFinderによる検索はご利用できません。
  • レプリケーション元に設定したフォルダーに対して以下操作を行った場合、同期完了までに時間が掛かったり、失敗する場合がありますので、運用開始前に動作確認を行うようにしてください。
    • 大量のファイルを長時間にわたって連続で書き込む使い方。
    • MacintoshからAFP接続でファイルを書き込む使い方。
    • MacOSXのTimeMachine機能のバックアップ先とする使い方。
インターネット経由でレプリケーションを行う場合の注意事項、制限事項
  • インターネット経由でレプリケーションを行う場合は、十分なスループットを確保できる光回線をご使用ください。
  • レプリケーション通信は暗号化を行っていませんので、VPN 環境下でのご利用をおすすめします。
  • レプリケーション設定では、レプリケーション先を装置名ではなくIP アドレスで指定してください。
  • 本製品はレプリケーション通信に「IPv4 TCP: 873 番」を使用します。
    レプリケーション先の本製品を接続しているルーターがNAT 設定されている場合は、「IPv4 TCP: 873 番」宛の通信がバックアップ先の本製品に届くように、ポートフォワード設定が必要です。

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