次の点をご確認ください。
1.PLCアダプターを設置するコンセントの位置を変更する。
PLCアダプターは、壁の中の電力線を通じて、マスターアダプター(親機)と
ターミナルアダプター(子機)間の通信を行っています。
電力線の配線状況により、通信しやすいコンセントと通信しにくいコンセント
が発生します。詳細は、下記のリンクをご確認ください。
分電盤の配線状況による影響について
※一般的には、マスターアダプターとターミナルアダプター間の距離は近い方
が通信が安定する傾向にありますが、電力線の配線によっては、マスターア
ダプターとターミナルアダプター間の距離を離すことで通信品質が向上する
可能性があります。
2.コンセントに接続された機器を取り外す。
電化製品の種類によっては、PLCアダプターの通信に影響を及ぼすノイズを発
生するものがあります。
電化製品から発せられたノイズは、コンセントを伝って電力線に漏洩し、PLC
通信に影響を及ぼします。その結果、PLC通信の速度が低下したり、通信が安
定しなくなる恐れがあります。
<PLCアダプターの通信に影響を与える可能性のある電化製品>
・スマホの充電器
・掃除機
・ドライヤー
・ACアダプター
・調光機能つき照明器具
など
※使用していない場合でも、コンセントに接続されているだけでノイズを発し
ています。
上記の電化製品を使用する場合は、ノイズフィルター付きOAタップの導入をご
検討ください。
3.PLCアダプターは、壁のコンセントに接続する。
上記2.と関連しますが、サージフィルター・ノイズフィルターといったフィル
ター付きOAタップにPLCアダプターを接続すると、PLC通信がノイズと見なされ、
通信に多大な影響を及ぼす可能性があります。
PLCアダプターは、壁のコンセントに直接接続いただくことを推奨します。