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DFM-56S

RS-232C接続 データ&FAXアナログモデム

ドライバーをインストールする

弊社Webページからサポートソフトを入手し、パソコンにインストールします。

サポートソフトを入手する

ドライバーをインストールする

サポートソフトを入手する

弊社Web ページにある、サポートライブラリからお使いのOS を選んでダウンロードしてください。

http://www.iodata.jp/p/163969

ドライバーをインストールする

  1. ダウンロードしたファイルを開く

    ⇒ デスクトップにdfm56sXXX フォルダーができます。(XXX は数字)

  2. できたフォルダー内のSetup.exe を開く

    ⇒ ドライバーのインストールが始まります。
    画面の指示に従ってください。

これでドライバーのインストールは完了です。
次は、本製品をパソコンにつなぎます。

つなぐ

パソコンと本製品をつなぎます。

  1. パソコンの電源を切る

  2. 電話回線と本製品をモジュラーケーブルでつなぐ

    使う電話回線に電話がつながっていた場合

    本製品の「PHONE」に電話をつないでください。

  3. 本製品とパソコンをRS-232Cケーブルでつなぐ

  4. 本製品を電源コンセントにつなぐ

これで本製品の設置は完了です。
次は、本製品とパソコンの電源を入れます。

電源を入れる

本製品の電源を入れ、パソコンに認識させます。

  1. 本製品の電源スイッチを押し込む

  2. POWERランプが点灯したことを確認する

  3. パソコンの電源を入れる

    ⇒ 自動でドライバーが適用されます。

これで本製品は使えるようになります。
インターネットに接続する場合は、別途インターネットに接続するための設定が必要です。

所在地情報を設定する

モデムから発信するために、所在地情報を設定します。

すでに所在地情報が設定されている場合

ここの設定は不要です。
インターネット接続の設定にお進みください。

  1. 「電話とモデム」を開く

    Windows 10/Windows Server 2016
    [スタート]→[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]→[電話とモデム]

    Windows 8.1/Windows Server 2012 R2/2012
    [すべてのアプリ]→[コントロールパネル]→[電話とモデム]

    Windows 7/Windows Server 2008 R2
    [スタート]→[コントロールパネル]→[電話とモデム]

    ※ 見つからない場合、コントロールパネルの「表示方法」を[大きいアイコン]または[小さいアイコン]に変えてください。

    すでに所在地情報が設定されている場合

    下の画面が表示される場合は、ここの設定は不要です。
    インターネット接続の設定にお進みください。

  2. 必要な情報を入力する

    所在地

    好きな名前を入力する。

    ※ この設定の名前です。設定内容に影響はありません。

    市外局番

    お使いになっている場所の市外局番を入力する。
    その際、「国/地域」が[日本]になっているかどうかも確認しておく。

    外線発信番号

    「0発信」の場合は、[0]を入力する。

    識別番号

    必要に応じて入力する。

    ※ 詳細はご加入の電話会社にご相談ください。

    ダイヤル方法

    電話回線の種別によって選ぶ。

    プッシュ回線 [トーン]を選ぶ
    ダイヤル回線 [パルス]を選ぶ

    [キャッチホン機能を解除するための番号]

    チェックしないでください。

  3. [OK]をクリックする

これで所在地情報の設定は完了です。
次は、インターネット接続の設定をします。

インターネット接続を設定する

インターネットに接続するには、「ダイヤルアップ接続」を設定する必要があります。

  1. インターネットプロバイダー(以降、プロバイダー)から送られてきた[ユーザー名]や[パスワード]などが記載されている資料を用意する

  2. 「ネットワークと共有センター」を開く

    Windows 10/Windows Server 2016
    [スタート]→[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]→[ネットワークと共有センター]

    Windows 8.1/Windows Server 2012 R2/2012
    [すべてのアプリ]→[コントロールパネル]→[ネットワークと共有センター]

    Windows 7/Windows Server 2008 R2
    [スタート]→[コントロールパネル]→[ネットワークと共有センター]

    ※ 見つからない場合、コントロールパネルの「表示方法」を[大きいアイコン]または[小さいアイコン]に変えてください。

  3. [新しい接続またはネットワークのセットアップ]をクリックする

  4. [インターネットに接続します]を選び、[次へ]をクリックする

    どのモデムを使いますか?と表示された場合

    [I-O DATA DFM-56S]をクリックします。

  5. [ダイヤルアップ]をクリックする

  6. 各項目を入力する

    ダイヤルアップの電話番号

    プロバイダーから指定された電話番号を入力する

    ユーザー名

    プロバイダーから指定されたユーザー名(ID名)を入力する

    パスワード

    プロバイダーから指定されたパスワードを入力する

    このパスワードを記憶する

    セキュリティ的に問題ないのであれば、チェックする。チェックすると毎回のパスワード入力が不要になる。

    接続名

    好きな名前を入力する。

    ※ この接続設定の名前です。設定内容に影響はありません。

  7. [接続]をクリックする

  8. [スキップ]をクリックする

    ⇒ ダイヤルアップ接続を中止します。

  9. [閉じる]をクリックする

    ネットワークの場所の設定が表示されたら

    ネットワークの場所を選んでください。

これでダイヤルアップ接続の設定は完了です。
今後インターネットに接続するときは、こちらの手順で操作します。

インターネットに接続する・切断する

インターネットに接続する場合の操作をご案内します。

インターネットに接続する

インターネットから切断する

インターネットに接続する

  1. 通知領域の をクリックする

  2. 接続設定(画像では「ダイヤルアップ接続」)をクリックする

  3. 接続設定(画像では「ダイヤルアップ接続」)の[接続]をクリックする

    Windows 10/Windows Server 2016 以外の場合

    接続設定をダブルクリックします。

  4. [ダイヤル]をクリックする

  5. 接続設定に「接続済み」と表示されたら、インターネット接続完了です。

インターネットから切断する

  1. 通知領域の をクリックする

  2. 接続設定(画像では「ダイヤルアップ接続」)をクリックする

  3. 接続設定(画像では「ダイヤルアップ接続」)の[切断]をクリックする

  4. 通知領域のネットワークアイコンに×が付いたら、インターネットからの切断完了です。

各部の名称・機能

前面パネル

POWER 点灯 電源 入
消灯 電源 切
AA 点灯 自動応答
点滅 着信
消灯 自動応答なし
CD 点灯 キャリア検出
消灯 キャリア非検出
OH 点灯 オフフック
消灯 オンフック
DATA 点滅 データ送受信中
消灯 データの送受信なし
DTR 点灯 DTR オン
消灯 DTR オフ

背面

POWER 電源スイッチ
押し込むと、電源 入
DC5V AC アダプターをつなぐ
SERIAL POAT RS-232C ケーブルでパソコンとつなぐ
PHONE 必要に応じて、電話機などをつなぐ
LINE モジュラーケーブルで電話回線とつなぐ

使用可能なATコマンド

Hayes社のATコマンドを採用しています。市販の通信ソフトを利用できます。

ATコマンド一覧

リザルトコード一覧

Sレジスタ一覧

ATコマンドの使い方は、ご案内しておりません

ATコマンド一覧

ATコマンドのフォーマットは以下の形式になります。

AT コマンド パラメータ コマンド パラメータ ・・・ CR LF

1. コマンドとパラメータは1行に複数指定できます。
2. LFコードは省略することができます。
3. ご使用のキーボードに[¥]キーがない場合は[\]キーを使用してください。

[凡例]

nはパラメータを示し、xxxxは電話番号などの設定値を示します。
(*)のついているパラメータは出荷時設定値です。
[M]のついているコマンドは設定値を不揮発メモリに保存できます。

コマンド:+++

意味:
通信中にエスケープモードへ移動します。

パラメータ:
なし。

備考:
入力時に[Enter(Return)]キーを押す必要はありません。

コマンド:A/

意味:
直前に実行されたコマンドを再実行します。

パラメータ:
なし。

備考:
入力時に[Enter(Return)]キーを押す必要はありません。

コマンド:ATA

意味:
強制着信動作を行います。

パラメータ:
なし。

備考:
S0レジスタ(自動着信回数)が0の場合、このコマンドを入力するまで、呼び出し(RING)が継続します。

コマンド:ATBn

意味:
300,1200bpsの通信規格を設定します。[M]

パラメータ:
0:ITU-T V.22/V.21
1:BELL 212A(*)

コマンド:ATDxxxx

意味:
発信動作を行います。

パラメータ:
[0~9,*,#,A,B,C,D] 電話番号(*,#,A,B,C,DはPB信号時のみ)
[P] DP信号(ダイヤル式)に変更します
[T] PB信号(プッシュ式)に変更します
[W] 第2ダイヤルトーンの検出(DDX等のダイヤルトーンを検出します)
[,] S8レジスタで設定した時間だけダイヤルポーズします 構内交換機,ゼロ発信等でダイヤルを待つ場合に使用します
[!] 0.5秒間フッキング動作を行います
[@] 5秒間の無音(アンサートーンを含む)を検出します
[;] ダイヤル終了後コマンドモードに移行します
[L] 最後にダイヤルした番号をダイヤルします
[S=n] &Znで登録済みの電話番号をダイヤルします(n=0~3)

備考:
ダイヤル動作を行っている間に、何かキー入力を行うと、ダイヤル動作を中止することができます。

コマンド:ATEn

意味:
コマンドエコーの設定。[M]

パラメータ:
0:コマンドエコーなし
1:コマンドエコーあり(*)

備考:
端末からモデムに送信したデータを、端末にエコーバックさせます。

コマンド:ATHn

意味:
回線接続の制御。

パラメータ:
0:オンフック(回線切断)
1:オフフック

コマンド:ATIn

意味:
製品情報の表示。

パラメータ:
0:56000を返す
1:ROMのチェックサムの表示
2:機能なしOKの表示
3:ファームウェアレビジョンの表示

コマンド:ATLn

意味:
スピーカーボリュームの設定。[M]

パラメータ:
0:OKの表示(ボリューム小にする)
1:OKの表示(ボリューム小にする)(*)
2:OKの表示(ボリューム中にする)
3:OKの表示(ボリューム大にする)

コマンド:ATMn

意味:
内部モニタースピーカーのON,OFFのタイミング制御。[M]

パラメータ:
0:常にOFF
1:キャリアを検出するまでON(*)
2:常にON
3:ダイヤル終了からキャリア検出までON

コマンド:ATOn

意味:
通信状態へ移行。

パラメータ:
0:エスケープモードからオンラインモードへ移行します
1:強制的にリトレイン要求を行い、オンラインモードへ移行します

備考:
エスケープモードからの動作を設定します

コマンド:ATP

意味:
パルス(ダイヤル)信号に設定。

コマンド:ATQn

意味:
リザルトコードの設定。[M]

パラメータ:
0:リザルトコードあり(*)
1:リザルトコードなし

コマンド:ATSn

意味:
省略時のSレジスタの設定。

パラメータ:
n:レジスタ番号

コマンド:ATSn?

意味:
Sレジスタの表示。(10進数)

パラメータ:
n:レジスタ番号

コマンド:ATSn=v

意味:
Sレジスタの設定。

パラメータ:
n:レジスタ番号
v:設定値

備考:
レジスタ番号が省略されたときは、前回アクセスされたレジスタが操作の対象となります。初期状態ではn=0となります。

コマンド:ATT

意味:
トーン(プッシュ)ダイヤルに設定。[M]

パラメータ:
なし。

コマンド:ATVn

意味:
リザルトコードの表示形式設定。[M]

パラメータ:
0:数字形式
1:単語形式(*)

コマンド:ATWn

意味:
拡張リザルトコードの設定。[M]

パラメータ:

0:端末速度を表示(*)
(例 CONNECT 19200)

1:モデム間速度,エラー訂正プロトコル,端末速度を表示

2:モデム間速度を表示

コマンド:ATXn

意味:
モデム接続時のリザルトコードの拡張方法を指定。[M]

パラメータ:

0:リザルトコードの拡張は行いません

1:リザルトコードに接続時のスピードを付加します。

2:X1に加えて、ダイヤル時にダイヤルトーンを検出します。
ダイヤル時、5秒以内にダイヤルトーンを検出できない場合「NO DIALTONE」を表示します

3:X1に加えて、ビジートーン(話中音)の検出を行います。
ビジートーンを検出すると「BUSY」と表示します

4:X2,X3をあわせて表示、または検出します(*)

コマンド:ATZn

意味:
ソフトウェアリセットを行います。
(実行中に他コマンドは受け付けられません。なお、コマンド列の中に本コマンドがあるときは、それ以降のコマンドは無視されます)

パラメータ:

0:不揮発メモリのプロファイル0に保存されている内容でリセット

1:不揮発メモリのプロファイル1に保存されている内容でリセット

コマンド:AT&Cn

意味:
CD信号(キャリア検出信号,DCD)の制御を行います。[M]

パラメータ:

0:CD信号は常時ON

1:CD信号は相手モデムのキャリアが検出されるとON(*)

コマンド:AT&Dn

意味:
DTR信号(データ端末レディ,ER)がONからOFFになった場合の制御[M]

パラメータ:

0:DTR信号を無視し、常にONとして扱います

1:DTR信号がOFFになると、コマンドモードへ移行します

2:DTR信号がOFFになると、回線を切断しコマンドモードへ移行します(*)

3: DTR信号がOFFになると初期化されます(ATZコマンド実行状態になります)

コマンド:AT&Fn

意味:
現在の設定を工場出荷の設定に戻します。
(ATYコマンドについては初期化されません)

パラメータ:

0:工場出荷0の設定に戻します

1:工場出荷1の設定に戻します

コマンド:AT&Kn

意味:
パソコン側のフロー制御(RTS/CTS,XON/XOFF)の指定。[M]

パラメータ:

0:フロー制御をしません

3:RTS/CTSフロー制御(ハードウェアフロー制御)(*)

4:XON/XOFFフロー制御(ソフトウェアフロー制御)

5:透過XON/XOFFフロー制御

コマンド:AT&Pn

意味:
ダイヤルパルスのスピードの設定。[M]

パラメータ:

0:10pps

1:10pps(*)

2:20pps

3:20pps

コマンド:AT&Qn

意味:
通信モードの設定。[M]

パラメータ:

0:ダイレクト非同期モードで接続

5:エラー訂正プロトコルで接続(*)

6:ノーマルモードで接続

コマンド:AT&Sn

意味:
DSR信号(データセットレディ,DR)の動作の設定。[M]

パラメータ:

0:DSRは常にON(*)

1:DSRは回線接続中にON

コマンド:AT&Tn

意味:
ループバックテストの設定。[M]

パラメータ:

0:テスト終了

1:ローカルアナログループバックテスト開始

備考:
ループバックテスト実行前に AT\N0 を実行してください。
テストコマンド実行後は(AT&T0コマンド以外)は、必ずAT&T0コマンドを実行してください。
ループバックテストの詳細に関しては、ITU-T V.54をご参照ください。

コマンド:AT&Vn

意味:
現在記憶しているプロファイル0,1、Sレジスタ、保存ダイヤル番号0~3を表示。[M]

パラメータ:

0:現在の状態を表示

1:最後に接続した時の接続情報を表示

コマンド:AT&Wn

意味:
現在の設定内容を不揮発性メモリに保存します。

パラメータ:

0:現在のモデム設定をプロファイル0に保存。

1:現在のモデム設定をプロファイル1に保存。

備考:
この値は、電源をONしたとき(AT&Yコマンドで0,1を指定)、
またはATZコマンドで初期化したときに使われます。

コマンド:AT&Yn

意味:
プロファイルの選択。[M]

パラメータ:

0:プロファイル0を使用。(*)

1:プロファイル1を使用。

備考:
電源ONやリセット時にロードするプロファイルを選択します。

コマンド:AT&Zn
=x

意味:
ATDS=nコマンドでダイヤルする場合の電話番号の設定。[M]

パラメータ:

n:電話番号バッファ番号(0~3)

x:電話番号(31桁以下)

備考:
31桁以下の電話番号ダイヤルパラメータを4つまで保存することができます。
(電話番号として使用できるのは、ATDコマンドの電話番号の内「;」,「S=n」以外のコマンドです。)

コマンド:AT\Bn

意味:
ブレーク信号長の設定。[M]

パラメータ:
1~9(単位:100msec)

備考:
非エラー訂正モード時のブレーク信号を0.1秒単位で設定します

コマンド:AT\Kn

意味:
ブレーク信号モードの選択(デフォルトは5)。[M]

パラメータ:エラー訂正接続時(通信モード)

0,2,4:コマンドモードに移りブレーク信号を送出しない。

1:バッファ内のデータをクリアして、ブレーク信号を送出します。

3:バッファ内のデータより優先し、直ちにブレーク信号を送出します。

5:バッファ内のデータを送出後、ブレーク信号を送出します。(*)

パラメータ:エラー訂正接続時(コマンドモード)

0,1:バッファ内のデータをクリアして、ブレーク信号を送出します。

2,3:バッファ内のデータより優先し、直ちにブレーク信号を送出します。

4,5:バッファ内のデータを送出後、ブレーク信号を送出します。(*)

パラメータ:エラー訂正なし

0,1:バッファ内のデータをクリアして、ブレーク信号を送出します。

2,3:バッファ内のデータより優先し、直ちにブレーク信号を送出します。

4,5:バッファ内のデータを送出後、ブレーク信号を送出します。(*)

コマンド:AT\Nn

意味:
エラー訂正プロトコルの設定。[M]

パラメータ:

0:ノーマルモードで接続。V.42,MNP等の使用なし

1:ダイレクトモードで接続。V.42,MNP等の使用なし

2:V.42,MNPモードで接続。(V.42,MNPの順)
相手モデムがV.42,MNPでない場合は、接続なし

3:V.42,MNPモードで接続。(V.42,MNPの順)
相手モデムがV.42,MNPでない場合は、ノーマルモードで接続(*)

4:V.42モードで接続。相手モデムがV.42モードでない場合は、接続なし

5:MNPモードで接続。相手モデムがMNPモードでない場合は、接続なし

コマンド:AT\Vn

意味:
拡張リザルトコードの設定。

パラメータ:

0:リザルトコードの拡張なし(*)

1:リザルトコードの拡張あり

コマンド:AT+DR...

パラメータ:=0
接続時にデータ圧縮表示を禁止。

パラメータ:=1
接続時にデータ圧縮表示を有効。

書式:+DR: type
type:NONE = データ圧縮なし
type:V42B = V.42bis
type:ALT = MNP5

パラメータ:?
現在のデータ圧縮表示設定内容表示

書式:+DR: n
n:データ圧縮表示設定

パラメータ:=?
サポートしているデータ圧縮表示設定内容表示

書式:+DR: (0,1)

コマンド:AT+ER...

パラメータ:=0
接続時にエラー訂正表示を禁止。

パラメータ:=1
接続時にエラー訂正表示を有効。

書式:+ER: type
type:NONE = エラー訂正なし
type:LAPM = V.42
type:ALT = MNP

パラメータ:?
現在のエラー訂正表示設定内容表示

書式:+ER: n
n:エラー訂正表示設定

パラメータ:=?
サポートしているエラー訂正表示設定内容表示

書式:+ER: (0,1)

コマンド:AT+ES...

パラメータ:=org_rqst,orig_fbk,ans_fbk
エラー訂正モードおよび同期モードの設定

書式:org_rqst:発呼時のエラー訂正モードの設定
0 = ダイレクトモードを選択
1 = ノーマルモードを選択
2 = V.42モード(DETECTION PHASEなし)を選択
3 = V.42モード(DETECTION PHASEあり)を選択(*)
4 = MNPモードを選択
6,7 = 予約

書式:orig_fbk:発呼時のエラー訂正モードフォールバックの設定
0 = LAPM,MNP,ノーマルモードを選択
1 = LAPM,MNP,ダイレクトモードを選択
2 = LAPM,MNPを選択
3 = LAPMを選択
4 = MNPを選択

書式:ans_fbk:着呼時のエラー訂正モードフォールバックの設定
1 = ノーマルモードを選択
2 = LAPM,MNP,ノーマルモードを選択
3 = LAPM,MNP,ダイレクトモードを選択
4 = LAPM,MNPを選択
5 = LAPMを選択
6 = MNPを選択
8,9 = 予約

パラメータ:?
現在のDTE速度表示設定内容表示

書式:+ES: org_rqst,orig_fbk,ans_fbk
org_rqst:発呼時のエラー訂正モードの設定
orig_fbk:発呼時のエラー訂正モードフォールバックの設定
ans_fbk :着呼時のエラー訂正モードフォールバックの設定

パラメータ:=?
サポートしているDTE速度表示設定内容表示

書式:+ES: (0-4,6,7),(0-4),(0-6,8,9)

コマンド:AT+ILRR...

パラメータ:=0 (*)
接続時にDTE速度表示を禁止

パラメータ:=1
接続時にDTE速度表示を有効

書式:+ILRR: rate
rate:DTE速度

パラメータ:?
現在のDTE速度表示設定内容表示

書式:+ILRR: n
n:DTE速度表示設定

パラメータ:=?
サポートしているDTE速度表示設定内容表示

書式:+ILRR: (0,1)

コマンド:AT+MR...

パラメータ:=0
接続時に変調方式表示を禁止。

パラメータ:=1
接続時に変調方式、キャリア速度表示を有効。

書式:+MCR: carrier
carrier:V21,V22,V22B,V32,V32B,V34,V90,B103,B212
(V.21,V.22,V.22bis,V.32,V.32bis,V34,V.90,Bell103,Bell212A)

書式:+MRR: tx_rate,rx_rate
tx_rate:送信キャリア速度
rx_rate:受信キャリア速度

パラメータ:=2
接続時に変調方式、受信キャリア速度表示を有効。

書式:+MCR: carrier
carrier:V21,V22,V22B,V32,V32B,V34,V90,B103,B212
(V.21,V.22,V.22bis,V.32,V.32bis,V34,V.90,Bell103,Bell212A)

書式:+MRR: rx_rate
rx_rate:受信キャリア速度

パラメータ:?
現在の変調方式表示設定内容表示

書式:+MR: n
n:変調方式表示設定

パラメータ:=?
サポートしている変調方式表示設定内容表示

書式:+MR: (0,1,2)

コマンド:AT+MS...

パラメータ:=carrier,automode,min_tx_rate,max_tx_rate,min_rx_rate,max_rx_rate
接続モード等を設定します。

書式:carrier,automode,min_tx_rate,max_tx_rate,min_rx_rate,max_rx_rate
例)AT+MS=V90,1,300,33600,300,56000
carrier :接続するモード = V21,V22,V22B,V32,V32B,V34,V90,B103,B212
(V.21,V.22,V.22bis,V.32,V.32bis,V34,V.90,Bell103,Bell212A)
automode :自動モード検出の設定 = 0,1(禁止,有効)
min_tx_rate:接続する最低送信スピード = 300~33600
max_tx_rate:接続する最高送信スピード = 300~33600
min_rx_rate:接続する最低受信スピード = 300~56000
max_rx_rate:接続する最高受信スピード = 300~56000

パラメータ:?
現在の接続モード等の設定内容表示

書式:carrier,automode,min_tx_rate,max_tx_rate,min_rx_rate,max_rx_rate
carrier :接続するモード = V21,V22,V22B,V32,V32B,V34,V90,B103,B212
(V.21,V.22,V.22bis,V.32,V.32bis,V34,V.90,Bell103,Bell212A)
automode :自動モード検出の設定 = 0,1(禁止,有効)
min_tx_rate:接続する最低送信スピード = 300~33600
max_tx_rate:接続する最高送信スピード = 300~33600
min_rx_rate:接続する最低受信スピード = 300~56000
max_rx_rate:接続する最高受信スピード = 300~56000

パラメータ:=?
サポートしている接続モード等の設定内容表示

書式:(carrier),(automode),(min_tx_rate),(max_tx_rate),(min_rx_rate),(max_rx_rate)
carrier :接続するモード = V21,V22,V22B,V32,V32B,V34,V90,B103,B212
(V.21,V.22,V.22bis,V.32,V.32bis,V34,V.90,Bell103,Bell212A)
automode :自動モード検出の設定 = 0,1(禁止,有効)
min_tx_rate:接続する最低送信スピード = 300~33600
max_tx_rate:接続する最高送信スピード = 300~33600
min_rx_rate:接続する最低受信スピード = 300~56000
max_rx_rate:接続する最高受信スピード = 300~56000

コマンド:AT%Cn

意味:
データ圧縮機能の設定。[M]

パラメータ:

0:圧縮なし

1:MNP5のデータ圧縮

2:V.42bisのデータ圧縮

3:V.42bis/MNP5自動設定(*)

備考:
相手モデムがその機能を搭載していない場合、圧縮なしになります。

コマンド:AT%En

意味:
回線の状態を監視して、状態が変化した場合に、トレーニングシーケンスの再実行(リトレーニング)、回線速度を変更するかの設定。[M]

パラメータ:

0:リトレーニングの自動での再実行なし

1:リトレーニングを自動で再実行。回線速度の変更なし

2:リトレーニングを自動で再実行。回線速度も変更 (*)

備考:
通信中に電話回線の状態が悪化した場合、電話回線を切らないまま自動的に再接続動作を行います。

リザルトコード一覧

ATコマンドを実行した場合の結果をリザルトコードとして返します。
リザルトコードのフォーマットは、下記に示す形式をとります。

単語形式: CR LF リザルトコード(単語) CR LF
数字形式: リザルトコード(数字) CR LF

単語形式と数字形式の切り替えはATVコマンドで行います。

ATV0: リザルトコードを数字形式に変更します。
ATV1: リザルトコードを単語形式に変更します。

数字形式: 0

単語形式: OK

意味:
コマンドが正常終了された

数字形式: 1

単語形式: CONNECT

意味:
接続完了(ATX0~ATX4時)

数字形式: 2

単語形式: RING

意味:
着信が検出された

数字形式: 3

単語形式: NO CARRIER

意味:
回線切断(S7レジスタで設定した時間内にキャリアが検出できなかった/または通信中にキャリアが喪失した)

数字形式: 4

単語形式: ERROR

意味:
コマンドエラー(仕様外のコマンドを実行した)
ATIコマンドに対するチェックサムがNG、その他、動作付加のコマンドを実行した

数字形式: 5

単語形式: CONNECT 1200

意味:
1200bpsで接続(ATX1~ATX4時)

数字形式: 6

単語形式: NO DIALTONE

意味:
ダイヤルトーンが検出されなかった(ATX2,ATX4,ATWコマンド設定時)

数字形式: 7

単語形式: BUSY

意味:
話中音が検出された(ダイヤル後にビジートーンを検出した)

数字形式: 8

単語形式: NO ANSWER

意味:
5秒間無音状態を未検出(ATD@コマンド使用時)

数字形式: 9

単語形式: CONNECT 600

意味:
端末速度600bpsで接続

数字形式: 10

単語形式: CONNECT 2400

意味:
2400bpsで接続

数字形式: 11

単語形式: CONNECT 4800

意味:
4800bpsで接続

数字形式: 12

単語形式: CONNECT 9600

意味:
9600bps接続

数字形式: 13

単語形式: CONNECT 7200

意味:
回線速度7200bps接続

数字形式: 14

単語形式: CONNECT 12000

意味:
回線速度12000bps接続

数字形式: 15

単語形式: CONNECT 14400

意味:
回線速度14400bps接続

数字形式: 16

単語形式: CONNECT 19200

意味:
19200bpsで接続

数字形式: 17

単語形式: CONNECT 38400

意味:
端末速度38400bpsで接続

数字形式: 18

単語形式: CONNECT 57600

意味:
端末速度57600bpsで接続

数字形式: 19

単語形式: CONNECT 115200

意味:
端末速度115200bpsで接続

数字形式: 24

単語形式: DELAYED

意味:
リダイヤルエラー

数字形式: 40

単語形式: +MRR: 300

意味:
300bpsのキャリア検出

数字形式: 46

単語形式: +MRR: 1200

意味:
1200bpsのキャリア検出

数字形式: 47

単語形式: +MRR: 2400

意味:
2400bpsのキャリア検出

数字形式: 48

単語形式: +MRR: 4800

意味:
4800bpsのキャリア検出

数字形式: 49

単語形式: +MRR: 7200

意味:
7200bpsのキャリア検出

数字形式: 50

単語形式: +MRR: 9600

意味:
9600bpsのキャリア検出

数字形式: 51

単語形式: +MRR: 12000

意味:
12000bpsのキャリア検出

数字形式: 52

単語形式: +MRR: 14400

意味:
14400bpsのキャリア検出

数字形式: 53

単語形式: +MRR: 16800

意味:
16800bpsのキャリア検出

数字形式: 54

単語形式: +MRR: 19200

意味:
19200bpsのキャリア検出

数字形式: 55

単語形式: +MRR: 21600

意味:
21600bpsのキャリア検出

数字形式: 56

単語形式: +MRR: 24000

意味:
24000bpsのキャリア検出

数字形式: 57

単語形式: +MRR: 26400

意味:
26400bpsのキャリア検出

数字形式: 58

単語形式: +MRR: 28800

意味:
28800bpsのキャリア検出

数字形式: 59

単語形式: CONNECT 16800

意味:
回線速度16800bpsで接続

数字形式: 61

単語形式: CONNECT 21600

意味:
回線速度21600bpsで接続

数字形式: 62

単語形式: CONNECT 24000

意味:
回線速度24000bpsで接続

数字形式: 63

単語形式: CONNECT 26400

意味:
回線速度26400bpsで接続

数字形式: 64

単語形式: CONNECT 28800

意味:
回線速度28800bpsで接続

数字形式: 66

単語形式: +DR: ALT

意味:
データ圧縮 MNP5有効

数字形式: 67

単語形式: +DR: V.42B

意味:
データ圧縮 V.42bis有効

数字形式: 69

単語形式: +DR: NONE

意味:
データ圧縮 なし

数字形式: 70

単語形式: +ER: NONE

意味:
エラー訂正 なし

数字形式: 77

単語形式: +ER: LAPM

意味:
エラー訂正 V.42(LAPM)

数字形式: 78

単語形式: +MRR: 31200

意味:
31200bpsのキャリア検出

数字形式: 79

単語形式: +MRR: 33600

意味:
33600bpsのキャリア検出

数字形式: 80

単語形式: +ER: ALT

意味:
エラー訂正 MNP4

数字形式: 81

単語形式: +ER: ALT-CELLULAR

意味:
エラー訂正 MNP10

数字形式: 84

単語形式: CONNECT 33600

意味:
回線速度33600bpsで接続

数字形式: 91

単語形式: CONNECT 31200

意味:
回線速度31200bpsで接続

数字形式: 134

単語形式: +MCR: B103

意味:
Bell103で接続

数字形式: 135

単語形式: +MCR: B212A

意味:
Bell212Aで接続

数字形式: 136

単語形式: +MCR: V21

意味:
V.21で接続

数字形式: 137

単語形式: +MCR: V22

意味:
V.22で接続

数字形式: 138

単語形式: +MCR: V22B

意味:
V.22bisで接続

数字形式: 140

単語形式: +MCR: V32

意味:
V32で接続

数字形式: 141

単語形式: +MCR: V32B

意味:
V.32bisで接続

数字形式: 142

単語形式: +MCR: V34

意味:
V.34で接続

数字形式: 144

単語形式: +MCR: K56

意味:
K56flexで接続

数字形式: 145

単語形式: +MCR: V90

意味:
V.90で接続

数字形式: 150

単語形式: +MRR: 32000

意味:
32000bpsのキャリア検出

数字形式: 151

単語形式: +MRR: 34000

意味:
34000bpsのキャリア検出

数字形式: 152

単語形式: +MRR: 36000

意味:
36000bpsのキャリア検出

数字形式: 153

単語形式: +MRR: 38000

意味:
38000bpsのキャリア検出

数字形式: 154

単語形式: +MRR: 40000

意味:
40000bpsのキャリア検出

数字形式: 156

単語形式: +MRR: 44000

意味:
44000bpsのキャリア検出

数字形式: 157

単語形式: +MRR: 46000

意味:
46000bpsのキャリア検出

数字形式: 158

単語形式: +MRR: 48000

意味:
48000bpsのキャリア検出

数字形式: 159

単語形式: +MRR: 50000

意味:
50000bpsのキャリア検出

数字形式: 160

単語形式: +MRR: 52000

意味:
52000bpsのキャリア検出

数字形式: 161

単語形式: +MRR: 54000

意味:
54000bpsのキャリア検出

数字形式: 162

単語形式: +MRR: 56000

意味:
56000bpsのキャリア検出

数字形式: 165

単語形式: CONNECT 32000

意味:
回線速度32000bpsで接続

数字形式: 166

単語形式: CONNECT 34000

意味:
回線速度34000bpsで接続

数字形式: 167

単語形式: CONNECT 36000

意味:
回線速度36000bpsで接続

数字形式: 168

単語形式: CONNECT 38000

意味:
回線速度38000bpsで接続

数字形式: 169

単語形式: CONNECT 40000

意味:
回線速度40000bpsで接続

数字形式: 171

単語形式: CONNECT 44000

意味:
回線速度44000bpsで接続

数字形式: 172

単語形式: CONNECT 46000

意味:
回線速度46000bpsで接続

数字形式: 173

単語形式: CONNECT 48000

意味:
回線速度48000bpsで接続

数字形式: 174

単語形式: CONNECT 50000

意味:
回線速度50000bpsで接続

数字形式: 175

単語形式: CONNECT 52000

意味:
回線速度52000bpsで接続

数字形式: 176

単語形式: CONNECT 54000

意味:
回線速度54000bpsで接続

数字形式: 177

単語形式: CONNECT 56000

意味:
回線速度56000bpsで接続

数字形式: 180

単語形式: CONNECT 28000

意味:
回線速28000bpsで接続

数字形式: 181

単語形式: CONNECT 29333

意味:
回線速度29333bpsで接続

数字形式: 182

単語形式: CONNECT 30667

意味:
回線速度30667bpsで接続

数字形式: 183

単語形式: CONNECT 33333

意味:
回線速度33333bpsで接続

数字形式: 184

単語形式: CONNECT 34667

意味:
回線速度34667bpsで接続

数字形式: 185

単語形式: CONNECT 37333

意味:
回線速度37333bpsで接続

数字形式: 186

単語形式: CONNECT 38667

意味:
回線速度38667bpsで接続

数字形式: 187

単語形式: CONNECT 41333

意味:
回線速度41333bpsで接続

数字形式: 188

単語形式: CONNECT 42667

意味:
回線速度42667bpsで接続

数字形式: 189

単語形式: CONNECT 45333

意味:
回線速度45333bpsで接続

数字形式: 190

単語形式: CONNECT 46667

意味:
回線速度46667bpsで接続

数字形式: 191

単語形式: CONNECT 49333

意味:
回線速度49333bpsで接続

数字形式: 192

単語形式: CONNECT 50667

意味:
回線速度50667bpsで接続

数字形式: 193

単語形式: CONNECT 53333

意味:
回線速度53333bpsで接続

数字形式: 194

単語形式: CONNECT 54667

意味:
回線速度54667bpsで接続

数字形式: 195

単語形式: +MRR: 28000

意味:
28000bpsのキャリアを検出した

数字形式: 196

単語形式: +MRR: 29333

意味:
29333bpsのキャリアを検出した

数字形式: 197

単語形式: +MRR: 30667

意味:
30667bpsのキャリアを検出した

数字形式: 198

単語形式: +MRR: 33333

意味:
33333bpsのキャリアを検出した

数字形式: 199

単語形式: +MRR: 34667

意味:
34667bpsのキャリアを検出した

数字形式: 200

単語形式: +MRR: 37333

意味:
37333bpsのキャリアを検出した

数字形式: 201

単語形式: +MRR: 38667

意味:
38667bpsのキャリアを検出した

数字形式: 202

単語形式: +MRR: 41333

意味:
41333bpsのキャリアを検出した

数字形式: 203

単語形式: +MRR: 42667

意味:
42667bpsのキャリアを検出した

数字形式: 204

単語形式: +MRR: 45333

意味:
45333bpsのキャリアを検出した

数字形式: 205

単語形式: +MRR: 46667

意味:
46667bpsのキャリアを検出した

数字形式: 206

単語形式: +MRR: 49333

意味:
49333bpsのキャリアを検出した

数字形式: 207

単語形式: +MRR: 50667

意味:
50667bpsのキャリアを検出した

数字形式: 208

単語形式: +MRR: 53333

意味:
53333bpsのキャリアを検出した

数字形式: 209

単語形式: +MRR: 54667

意味:
54667bpsのキャリアを検出した

Sレジスタ一覧

設定範囲欄の( )内の数値は出荷時設定値です。
また、[M]のついているレジスタは設定値を不揮発メモリに保存(AT&W)できます。

レジスタ番号: S0

機能:
呼び出し音(RING)の何回目で自動着信するかの設定

設定範囲: 0~255(0)[M]

レジスタ番号: S1

機能:
呼び出し回数のカウント
モデムに呼び出しが着信した場合、呼び出しの受信回数がカウントされます。
呼び出し信号がなくなってから8秒経過するとS1は0にクリアされます。

設定範囲: 設定不可

レジスタ番号: S2

機能:
エスケープコードに使う文字(キャラクタコード)の設定

設定範囲: 0~127(43)[M]
(出荷時設定43とは、"+"のキャラクタコード)

レジスタ番号: S3

機能:
キャリッジリターン(CR)コードの設定

設定範囲: 0~127(13)
(出荷時設定13とは、16進数の"0D"h)

レジスタ番号: S4

機能:
ラインフィード(LF)コードの設定

設定範囲: 0~127(10)
(出荷時設定10とは、16進数の"0A"h)

レジスタ番号: S5

機能:
バックスペース(BS)コードの設定

設定範囲: 0~32(8)

レジスタ番号: S6

機能:
ダイヤル開始までの待ち時間の設定(単位:秒)
ATXコマンドのダイヤルトーンを検出しない場合(ATX0,ATX1,ATX3)に有効。ATX2,ATX4の場合は無効。

設定範囲: 4~10(4)[M]

レジスタ番号: S7

機能:
ダイヤル後の接続までの待ち時間設定(単位:秒)
設定時間内で接続されないと「NO CARRIER」

設定範囲: 30~115(50)[M]

レジスタ番号: S8

機能:
ダイヤルポーズ時間(ポーズコマンド「,」)の設定(単位:秒)

設定範囲: 2~7(2)[M]

レジスタ番号: S10

機能:
設定時間以上連続してキャリア検出がない場合回線切断(単位:100ms)

設定範囲: 1~255(14)[M]
(255の場合は、キャリア断を無視)

レジスタ番号: S12

機能:
ガードタイムの設定(単位:20ms)
ガードタイムとはエスケープコマンド入力前後に、他のキーを押してはいけない時間のことです。
("+"と"+"の間は、この時間より短くなければなりません。)

設定範囲: 0~255(50)[M]

レジスタ番号: S25

機能:
DTR信号の変化を検出するまでの遅延時間設定(単位:10ms)

設定範囲: 0~255(5)

レジスタ番号: S30

機能:
データ送受信がない場合の回線切断タイマ(単位:10秒)

設定範囲: 0~255(0)
(0の場合は、回線切断なし)

レジスタ番号: S38

機能:
回線切断コマンド(ATH0等)での切断時間設定(単位:秒)

設定範囲: 0~255(20)

レジスタ番号: S95

機能:
リザルトコードの返し方

bit0:CONNECTのスピードを端末速度で返す

bit2:+MCR,+MRRリザルトを返す

bit3:+ERのリザルトを返す

bit5:+DRのリザルトを返す

正しく動いているか確認したい

本製品が正しく動作しているかを確認します。

  1. 「デバイスマネージャー」を開く

  2. 「モデム」→「I-O DATA DFM-56S」があることを確認する

    I-O DATA DFM56S に「!」が付いている場合
    I-O DATA DFM56S がない場合

    本製品が正しくつながれているか確認し、パソコンを再起動してください。
    それでも正しく表示されない場合は、本製品を削除(アンインストール)をした後、設定し直してください。

  3. 「I-O DATA DFM-56S」を右クリックし、表示された[プロパティ]をクリック

  4. [診断]タブを開く

  5. [モデムの照会]をクリック

    ⇒ 結果が表示されるまで、しばらく掛かります。

  6. 「コマンド」「応答」に、内容が表示されていることを確認する

    何も表示されない、またはエラーが表示された

    ・ 起動している他のソフトウェア(特にCOMポートを使うもの)を終了する

    ・ 他のモデムが登録されている場合は、削除する

    ・ 手順2の「I-O DATA DFM-56S」を削除し、再度【ドライバーをインストールする】からやり直す

ここまで問題なければ、本製品は正しく動作しています。

トラブルと対処

「ポートが開けません」または「ポートが開かれています」と表示されたり、応答がない

「モデムが正しく応答しません」と表示された

「回線が使用中です」と表示された

「発信音が聞こえません」と表示された

「ダイヤル先のコンピュータが応答しません」と表示された

「ダイヤル先のコンピュータから切断されました」と表示された

ダイヤルはするようだが、接続されない(ネットワークアイコンに×が付いたまま)

通信中に回線が切れる

50,000bps以上で通信できない

ATコマンドを使用して通信できない

回線速度を9600bps固定で使用するには?

受信ができない

モデムの電源を入れると、勝手にパソコンの電源が入ったり、Windowsが再起動する

ダイヤル時の発信音や相手機器との認証中の音をならないようにしたい

「ポートが開けません」または「ポートが開かれています」と表示されたり、応答がない

● 本製品をつないだCOMポートに異常のおそれがあります。
RS-232Cケーブルが正しくつながっているか確認し、お使いのパソコンにCOMポートが複数ある場合は、つなぐCOMポートを変えてみてください。

● 他の通信ソフトがCOMポートやモデムを占有していることが考えられます。
通信ソフト(ダイヤルアップサーバーやFAXソフトなど)を「自動受信する」ように設定している場合、いったん解除してください。

「モデムが正しく応答しません」と表示された

● 環境によっては表示されることがありますが、正常です。
環境によっては[モデムの照会]をクリックする時にエラーウインドウが表示されます。
その場合は、もう一度[モデムの照会]をクリックし、「コマンド」「応答」に内容が表示されたら正常です。

「回線が使用中です」と表示された

● 接続先のアクセスポイントが混雑しているのかもしれません。
時間をおいてもう1度通信してください。
またアクセスポイントが複数ある場合は、別のアクセスポイントの電話番号でインターネット接続を設定して、そちらで通信してください。

● PHONE端子につないだ電話機が使われていませんか。
その場合は、電話機を使い終わってから通信してください。

「発信音が聞こえません」と表示された

● 電話回線がLINEにつながっているか確認してください。
LINEとPHONEを逆につないでしまっている事も考えられます。

● 電話回線に問題があるかもしれません。
ご利用の回線が「パルス回線」や「電話回線を分配機や切替機などで二股で使用している」の場合には、[発信音を待ってからダイヤルする]のチェックを外してください

● 正しくインストールされていないおそれがあります。
本製品を削除(アンインストール)をした後、【ドライバーをインストールする】からやり直してください。

[発信音を待ってからダイヤルする]のチェックを外す

①「電話とモデム」を開く

Windows 10/Windows Server 2016
[スタート]→[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]→[電話とモデム]

Windows 8.1/Windows Server 2012 R2/2012
[すべてのアプリ]→[コントロールパネル]→[電話とモデム]

Windows 7/Windows Server 2008 R2
[スタート]→[コントロールパネル]→[電話とモデム]

※ 見つからない場合、コントロールパネルの「表示方法」を[大きいアイコン]または[小さいアイコン]に変えてください。

②[モデム]タブを開く

③[I-O DATA DFM-56S]をクリックし、[プロパティ]をクリックする

④[モデム]タブを開く

⑤[発信音を待ってからダイヤルする]のチェックを外す

⑥[OK]をクリックする

「ダイヤル先のコンピュータが応答しません」と表示された

● 接続先の電話番号が違っているおそれがあります。
設定した電話番号を確認してください。

● 接続先のアクセスポイントが混雑しているのかもしれません。
時間をおいてもう1度通信してください。
またアクセスポイントが複数ある場合は、別のアクセスポイントの電話番号でインターネット接続を設定して、そちらで通信してください。

● 正しくインストールされていないおそれがあります。
本製品を削除(アンインストール)をした後、【ドライバーをインストールする】からやり直してください。

設定した電話番号を確認する

①「ネットワークと共有センター」を開く

Windows 10/Windows Server 2016
[スタート]→[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]→[ネットワークと共有センター]

Windows 8.1/Windows Server 2012 R2/2012
[すべてのアプリ]→[コントロールパネル]→[ネットワークと共有センター]

Windows 7/Windows Server 2008 R2
[スタート]→[コントロールパネル]→[ネットワークと共有センター]

※ 見つからない場合、コントロールパネルの「表示方法」を[大きいアイコン]または[小さいアイコン]に変えてください。

②[アダプターの設定の変更]をクリックする

③ 接続設定を右クリックし、[プロパティ]をクリックする

④ 設定した電話番号を確認する

⑤[OK]をクリックする

「ダイヤル先のコンピュータから切断されました」と表示された

● 接続先の電話番号が違っているおそれがあります。
設定した電話番号を確認してください。

● 本製品が正しくつながっていないおそれがあります。
RS-232Cケーブル、モジュラーケーブルが正しくつながっているかご確認ください。

ダイヤルはするようだが、接続されない(ネットワークアイコンに×が付いたまま)

● 接続先の電話番号が違っているおそれがあります。
設定した電話番号を確認してください。

通信中に回線が切れる

● 電話回線の状況・品質が悪いのかもしれません。
以下の手順を参考に、通信速度の上限を下げてみてください。改善されることがあります。

①[コントロールパネル]→[電話とモデムのオプション]を開く

②[モデム]タブを開く

③[I-O DATA DFM-56S]を選び、[プロパティ]をクリックする

④[詳細設定]タブを開く

⑤「追加の初期化コマンド」欄に以下のATコマンドを入力する

V.90の場合

AT+MS=V90,,,,,xxxxx

※ xxxxx には速度が入ります。
28000, 29333, 30667, 32000, 33333, 34667, 36000, 37333, 38667, 40000, 41333, 42667, 44000, 45333, 46667, 48000, 49333, 50667, 52000, 53333, 54667, 56000

◆ V.90でかつ上限速度を41333にする例:
以下のように設定します。
AT+MS=V90,,,,,41333

⑥[OK]をクリックする

50,000bps以上で通信できない

● プロバイダーがV.90 に対応していないことが考えられます。
プロバイダーがV.90に対応しているか確認してください。
V.90に対応していない場合は、最高33600bpsでの通信になります。

● PBX(構内交換機)の回線を利用している(内線(0発信)など)ことが考えられます。
その場合、V.90の本来の性能がでません。電話回線経由でご利用ください。

● 中継コネクターでモジュラーケーブルを延長している場合、通信速度が低くなることがあります。

● 分配した回線に接続していると、通信速度が低くなることがあります。

ATコマンドを使って通信できない

ATコマンドに対するリザルトコードにより、エラー障害の切り分けができます。
リザルトコードとは、エコーバックと呼ばれる応答信号のことです。

● ERROR
ATコマンドに誤りがあります。パラメータなどをチェックしてください。

● NO CARRIER
ダイアルコマンドを入力した時このエコーが表示された時は、回線が接続されていないか、こちらの呼び出しに対して接続先が応答信号を返さない状態です。
先ず、本製品が正しくパソコンにつながっているか、モジュラーケーブルが正しくつながっているかを確認してみてください。

※ ATコマンド、リザルトコードについては、こちらをご覧ください。

回線速度を9600bps固定で使用するには?

AT+MSコマンドにて回線上の通信速度を固定にすることができます。

①[コントロールパネル]→[電話とモデムのオプション]を開く

②[モデム]タブを開く

③[I-O DATA DFM-56S]を選び、[プロパティ]をクリックする

④[詳細設定]タブを開く

⑤「追加の初期化コマンド」欄に「AT+MS=V32」または「AT+MS=V32,1,9600,9600,9600,9600」を入力する

⑥[OK]をクリックする

受信ができない

● RINGの検出ができていないことが考えられます。
ターミナルソフトを使用して、モデムに接続されている電話回線にダイヤルし、コールする度にRINGの表示がされるか確認します。
問題がなく表示されれば受信可能です。
RINGの表示がされないのであれば、着信音が一般公衆回線と異なり、正しくRINGの検出ができませんので受信できません。
一般公衆回線の電話回線を使用してご利用ください。

モデムの電源を入れると、勝手にパソコンの電源が入ったり、Windowsが再起動する

● シリアルポートの電源監視機能が有効になっています。
パソコンのBIOS画面内に以下の設定がないかご確認ください。あれば、[Yes]に設定されていれば[No]に、[Enable]であれば[Disable]に変更してください。
・[Serial Power]
・[Serial Power Manegment]
・[On Ring]
・[On Modem]

※ 詳しいBIOS画面の設定や構成については、パソコンメーカーにご確認ください。

ダイヤル時の発信音や相手機器との認証中の音をならないようにしたい

①[コントロールパネル]→[電話とモデムのオプション]を開く

②[モデム]タブを開く

③[I-O DATA DFM-56S]を選び、[プロパティ]をクリックする

④[全般]タブを開く

⑤ 音量を調節するスライドバーを設定する

⑥[OK]をクリックする

本製品を削除したい(アンインストール)

本製品が正しく動作しているかを確認します。

  1. 「デバイスマネージャー」を開く

  2. 「モデム」→「I-O DATA DFM-56S」を右クリックし、表示された[削除]をクリックする

  3. [このデバイスのドライバソフトウェアを削除する]のチェックを外す

  4. [OK]をクリックする

  5. 「アプリと機能(プログラムのアンインストール)」などを開く

    Windows 10/Windows Server 2016
    [スタート]→[設定]→[システム]→[アプリと機能]

    Windows 8.1/Windows Server 2012 R2/2012
    [すべてのアプリ]→[コントロールパネル]→[プログラムのアンインストール]または[プログラムと機能]

    Windows 7/Windows Server 2008 R2
    [スタート]→[コントロールパネル]→[プログラムのアンインストール]または[プログラムと機能]

  6. [Windowsドライバパッケージ-I-O DATA DEVICE, INC. DFM-56S・・・]を選び、[アンインストール(アンインストールと変更)]をクリックする

    ⇒ ドライバーが削除されます。画面の指示に従ってください。

    エラーが表示された

    デバイスマネージャーで「I-O DATA DFM-56S」を削除する際に、ドライバーも削除してしまっています。(手順3の操作をしていません)
    一度本製品を取り外し、使えるようにする操作を順にしてください。
    その後、本手順のとおりにアンインストールしてください。

  7. パソコンの電源を切る

  8. 本製品を取り外す

以上で、パソコンから本製品を削除できました。

本マニュアルを印刷する

本マニュアルをお手元でご覧になるための方法をご案内します。

全ページをプリント全ページプリント(PCのみ)

上のボタンをクリックすると、本マニュアル全体をWebブラウザーのプリント機能で印刷できます。
ただし項目が多いマニュアルはページ数が多くなり、全体の印刷には向きません。
プリントしたいページを開き、そのページだけをWebブラウザーのプリント機能で印刷することをおすすめします。

※ マニュアルの内容量によっては、印刷が始まるまで数分掛かることがあります。

※[全ページプリント]ボタンは、スマホ・タブレットではお使いになれません。

本マニュアルのご利用について

本マニュアルで使用しているソフトウェアライセンス情報やGoogle アナリティクス4の利用については、こちらをご覧ください。

HTMLマニュアルのご利用について

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