他の NAS をバックアップする
他の NAS のバックアップを本製品の共有フォルダーに保存します。
バックアップ先に指定した共有フォルダーはバックアップ専用(読み取りのみ)になります。
ここでは共有フォルダー「disk1」をバックアップ先に指定した手順を案内します。
バックアップ元の容量 + 1 TB をおおよその目安としてご用意ください。
- 設定画面を開く
[データバックアップ]→[バックアップ]をクリックする
[追加]をクリックする
バックアップ設定の[ジョブ名]を任意で入力する
保存する[履歴数]を設定する
lightbulb参考履歴数バックアップの履歴を保存する数を設定します。
例えば、「10」に設定した場合、11 回目のバックアップ時に 1 回目の履歴は消去されます。
「0」に設定すると制限なく履歴を保存しますが、その分バックアップ先の容量を大きく使います。※「0」に設定した場合、バックアップデータは自動で消去されません。
定期的にバックアップデータを手動で削除してください。「スケジュール設定」をする
- [有効]にチェックをつける
- バックアップする曜日を選ぶ(複数指定が可能)
- バックアップする時刻を設定する(24時間制で指定)
※ アクセスのない時間帯に設定してください。
バックアップ中にバックアップ元やバックアップ先へアクセスすると、データ不整合により、バックアップに失敗する場合があります。※ 1 つのジョブのスケジュール動作中に、別のジョブの開始スケジュール時刻となった場合、後者のジョブが待機状態となり、その前のジョブが完了した後に続けて開始されます。
lightbulb参考多くのファイルに変更があった場合 についてこの機能は、ランサムウェア対策に有効です。
万一ランサムウェアに感染してしまった場合、バックアップしておいた安全なデータに戻すことが一つの対策となりますが、時間が経過しすぎてしまうと感染したデータしか残ってないという事態になってしまいます。
[ログに記録し通知する]にすると、NarSuS からの警告ログ通知で何らかの異常が発生している可能性を素早く認識でき、ランサムウェア感染前の状態にリカバリーする動きを取ることができます。それに加えて本製品からの通知も受け取れます。※[ログに記録する]にした場合は、サマリーログに記録するだけになります。詳しくは、バックアップをご覧ください。
lightbulb参考オプションについて追加(バックアップ)をご覧ください。
lightbulb参考除外ファイル/フォルダーについてバックアップしないファイルを設定したい場合、除外ファイルを設定します。
例えば「.temp」という拡張子のファイルをバックアップに含めたくない場合、「.temp」「で終わる」と設定することで除外することができます。「バックアップ元」で他の NAS を指定する
- 「対象種別」を[Microsoft ネットワーク共有]に指定する
- 「UNC」に他の NAS の共有フォルダーを指定する
例) \LANDISK-xxxxxx\disk1\folder
\192.168.0.150\disk1\folder - 「ユーザー名」と「パスワード」に他の NAS にログインするための情報を入力する
※ アクセス制限がかかっていない共有フォルダーを対象とする場合は、任意のユーザー名とパスワードを入力してください(両方 guest など)。
warning注意ご注意- macOS からアクセスする場合、フォルダー・ファイル名に「\\/:*?"<>|」を使わないようにご注意ください。使った場合、バックアップに失敗します。
- バックアップ元に設定できる共有フォルダーは 300 個まで指定できます。
- 「バックアップ先」で[ローカル]を選ぶ
- 「共有フォルダー」で[disk1]を選ぶ
※ サブフォルダーは特に指定する必要はありません。
warning注意ご注意- バックアップ先に指定した本製品の共有フォルダーは読み取り専用に設定され、ファイル共有サービスからの書き込みができなくなります。
ファイルの削除、書き込みをするためには、管理者(admin)でアクセスする必要があります。
画面下の[保存]をクリックする
スケジュール設定をおこなった場合は、設定したスケジュールでバックアップを開始します。lightbulb参考スケジュール前に一度バックアップしておく[データバックアップ]→[バックアップ]の画面を開き、[バックアップ開始]をクリックしてください。
これで他の NAS のデータを本製品にバックアップするようになりました。
設定画面を開き、[情報・ログ表示]→[システムログ]をご覧ください。
「バックアップ」が「完了しました。」と表示されていれば、バックアップに成功しています。
●「バックアップに失敗しました。」と表示された場合
共有フォルダー「LAN DISK Log」にアクセスする
※[LAN DISK Log]には管理者権限がかかっています。管理者(admin)でアクセスしてください。(ユーザー名:admin パスワード:設定画面に入る際の管理者パスワード)
[Backup]→[“ジョブ名”]を開く
「“バックアップ日時” + “diff(または full)_failed.log”」というファイル名のログファイルを開く
※ 2024 年 8 月 21 日 00 時 00 分 00 秒にバックアップを開始した場合、「20240821000000diff_failed.log」というファイル名になります。
ログ内容を「Error」で検索し、検索に掛かった場合はバックアップ失敗ログ内容をご覧ください。