USB HDD にバックアップする
本製品に USB HDD をつなぎ、そこへ本製品のバックアップを保存します。
この手順例では、USB 5Gbps に対応した USB ポート 2 に USB HDD をつなぎます。
本製品の USB ポート 2 に USB HDD をつなぐ
※ USB HDD の電源が入っていることを確認してください。
※ バスパワーで動作する USB HDD は使えません。必ずセルフパワーで動作する USB HDD をご利用ください。
lightbulb参考バックアップ先 USB HDD 容量の目安について本製品の容量 + 1 TB をおおよその目安としてご用意ください。
lightbulb参考ポートモードが「共有モード」の USB ポートをお使いくださいUSB ポート ポートモード(初期値) USB1 クイックコピーモード USB2 共有モード USB3 共有モード USB4 共有モード USB5 共有モード ※ ポートモードは変更できます。モード設定(USBx)をご覧ください。
lightbulb参考対応 USB HDDwarning注意しばらくの間すべての共有フォルダーへのアクセスができなくなりますUSB HDD をつないだり取り外したりした場合、しばらくの間すべての共有フォルダーへのアクセスができなくなります。本製品にアクセスしていないことを確認してから実行してください。
lightbulb参考STATUS ランプが赤く点灯し、ブザーが「ピーピーピー」と鳴った場合つないだ USB HDD が対応していないフォーマット形式の場合に、そのような動作をします。
この後でフォーマットをする手順がありますので、そのまま次の手順にお進みください。- 設定画面を開く
[ボリューム]→[USB2]→[フォーマット]をクリックする
※ USB2 の 2 は USB HDD をつないだ USB ポートの番号を指します。
「フォーマット形式」の[専用フォーマット]を選び、[実行]をクリックする
⇒ これで USB HDD は共有フォルダー「usb2」として共有されるようになりました。
※ 必ずフォーマット形式は[専用フォーマット]にしてください。
バックアップの形式が履歴差分バックアップではなく、フルバックアップになってしまいます。またファイルサイズが 4GB 以上のファイルをバックアップできなくなります。lightbulb参考暗号化について詳しくは、ボリュームを暗号化するをご覧ください。
warning注意しばらくの間、すべての共有フォルダーへアクセスできなくなりますUSB HDD のフォーマット開始時やフォーマットの終了時は、しばらくの間すべての共有フォルダーへアクセスできなくなります(フォーマット中にはアクセスできます)。本製品にアクセスしていないことを確認してから実行してください。
lightbulb参考USB HDD の情報を確認する方法設定画面を開き、[情報・ログ表示]→[ボリューム情報]をご覧ください。
lightbulb参考フォーマット時間の目安USB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1)専用フォーマット時間:
約 30 分(弊社製 HDS2-UT6.0(RAID 0))
約 10 分(弊社製 HDJA-UT8W/LD)再度設定画面を開く
※ フォーマットが終わるまでに設定画面を操作してから時間が経っています。設定画面を開き直してください。
[データバックアップ]→[バックアップ]をクリックする
※ 設定画面トップからの移動順です。
[追加]をクリックする
バックアップ設定の[ジョブ名]を任意で入力する
保存する[履歴数]を設定する
lightbulb参考履歴数バックアップの履歴を保存する数を設定します。
例えば、「10」に設定した場合、11 回目のバックアップ時に 1 回目の履歴は消去されます。
「0」に設定すると制限なく履歴を保存しますが、その分バックアップ先の容量を大きく使います。※「0」に設定した場合、バックアップデータは自動で消去されません。
定期的にバックアップデータを手動で削除してください。「スケジュール設定」をする
- [有効]にチェックをつける
- バックアップする曜日を選ぶ(複数指定が可能)
- バックアップする時刻を設定する(24時間制で指定)
※ アクセスのない時間帯に設定してください。
バックアップ中にバックアップ元やバックアップ先へアクセスすると、データ不整合により、バックアップに失敗する場合があります。※ 1 つのジョブのスケジュール動作中に、別のジョブの開始スケジュール時刻となった場合、後者のジョブが待機状態となり、その前のジョブが完了した後に続けて開始されます。
lightbulb参考多くのファイルに変更があった場合 についてこの機能は、ランサムウェア対策に有効です。
万一ランサムウェアに感染してしまった場合、バックアップしておいた安全なデータに戻すことが一つの対策となりますが、時間が経過しすぎてしまうと感染したデータしか残ってないという事態になってしまいます。
[ログに記録し通知する]にすると、NarSuS からの警告ログ通知で何らかの異常が発生している可能性を素早く認識でき、ランサムウェア感染前の状態にリカバリーする動きを取ることができます。それに加えて本製品からの通知も受け取れます。※[ログに記録する]にした場合は、サマリーログに記録するだけになります。詳しくは、バックアップをご覧ください。
lightbulb参考オプションについて追加(バックアップ)をご覧ください。
lightbulb参考除外ファイル/フォルダーについてバックアップしないファイルを設定したい場合、除外ファイルを設定します。
例えば「.temp」という拡張子のファイルをバックアップに含めたくない場合、「.temp」「で終わる」と設定することで除外することができます。「バックアップ元」を[ローカル(全ての共有フォルダー)]に指定する
⇒ 本製品内の全ての共有フォルダーをバックアップ対象に指定します(つないでいる USB HDD は対象外)。
lightbulb参考warning注意ご注意- macOS からアクセスする場合、フォルダー・ファイル名に「\\/:*?"<>|」を使わないようにご注意ください。使った場合、バックアップに失敗します。
- バックアップ元に設定できる共有フォルダーは 300 個まで指定できます。
- 「バックアップ先」で[ローカル]を選ぶ
- 「共有フォルダー」で[usb2]を選ぶ
※ USB ポート 2 につないだ USB HDD を対象に指定しています。
※ サブフォルダーは特に指定する必要はありません。
warning注意ご注意- バックアップ先に指定した本製品の共有フォルダーは読み取り専用に設定され、ファイル共有サービスからの書き込みができなくなります。
ファイルの削除、書き込みをするためには、管理者(admin)でアクセスする必要があります。
画面下の[保存]をクリックする
スケジュール設定をおこなった場合は、設定したスケジュールでバックアップを開始します。lightbulb参考スケジュール前に一度バックアップしておく[データバックアップ]→[バックアップ]の画面を開き、[バックアップ開始]をクリックしてください。
これで USB HDD に本製品のデータをバックアップするようになりました。
USB HDD へのネットワーク共有を切ることで、データの安全性が高まります。
ユーザーからバックアップデータへのアクセスを禁止し、ランサムウェアへの対策にもなります。
[共有フォルダー]→[一覧]をクリックする
バックアップ先 USB HDD(usb2)の[変更]をクリックする
[Microsoft ネットワーク共有]のチェックを外す
[変更]をクリックする
※ バックアップ先の USB HDD 内を確認したい場合は、上記手順を参考に[Microsoft ネットワーク共有]にチェックを付けるか、設定画面の[ボリューム]→[USBx]→[取り外し]を実行した後に USB HDD を Windows パソコンにつないでホワイトペーパーシリーズ:Windows Subsystem for Linux で NAS のバックアップデータへのアクセス を参考にデータを参照してください。
Windows Subsystem for Linux でのアクセスを UI で平易に行えるアプリケーション:LAN DISK Backup Reader 2 のご利用をおすすめします。
設定画面を開き、[情報・ログ表示]→[システムログ]をご覧ください。
「バックアップ」が「完了しました。」と表示されていれば、バックアップに成功しています。
●「バックアップに失敗しました。」と表示された場合
共有フォルダー「LAN DISK Log」にアクセスする
※[LAN DISK Log]には管理者権限がかかっています。管理者(admin)でアクセスしてください。(ユーザー名:admin パスワード:設定画面に入る際の管理者パスワード)
[Backup]→[“ジョブ名”]を開く
「“バックアップ日時” + “diff(または full)_failed.log”」というファイル名のログファイルを開く
※ 2024 年 8 月 21 日 00 時 00 分 00 秒にバックアップを開始した場合、「20240821000000diff_failed.log」というファイル名になります。
ログ内容を「Error」で検索し、検索に掛かった場合はバックアップ失敗ログ内容をご覧ください。