RAID モードを変更する

本製品は基本的に RAIDeX(拡張ボリューム)のままでお使いいただくものですが、他の RAID モードに変更することもできます。

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ご注意
  • RAID モードを変更するには、カートリッジがすべて取り付けられている必要があります。
  • 内蔵ディスクはすべてフォーマットされます。
    本製品内にデータが保存されている場合は、RAID モード変更前にバックアップしてください。
  • RAID モードを変更すると、RAID の再構築処理をおこないます。
    RAID モードの変更処理は数分で終わりますが、再構築完了までに多くの時間がかかります。
  • 再構築中であっても本製品を通常通り使えますが、再構築中に以下の操作はできません。また、再構築中は、データ保護されません。
    • スケジュールシャットダウン
    • アクティブリペア
  • 「ログ拡張」パッケージを追加している場合は、「ログ拡張」パッケージを削除してから、RAID モードを変更してください。
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RAID 再構築完了までの所要時間

次の時間は、6TB モデルの場合です。この時間は製品のモデル容量に応じて、およそ比例した時間を必要とします。お使いのモデルにあわせ目安としてください。

変更する RAID モードRAID 再構築完了までの時間
RAIDeX(拡張ボリューム)約 2 分
RAID 6(6 ドライブモデル/4 ドライブモデル)約 4 時間半~約 7 時間半
RAID 5(6 ドライブモデル/4 ドライブモデル)約 4 時間半~約 7 時間半
RAID 1(2 ドライブモデル)約 7 時間半~約 9 時間
RAID 0約 2 分

※ 内蔵ディスクを暗号化していた場合や、再構築中に設定変更やファイル操作をおこなった場合は、上記以上の時間を必要とします。

※ RAID モードの所要時間は、他の RAID モードから変更し、設定画面にてモード変更処理が完了した後、再構築が完了するまでの時間です。ただし、RAIDeX(拡張ボリューム)、RAID 0では再構築はおこなわれません。モード変更のみにかかる時間です。

  1. 設定画面を開く
  2. [ボリューム]→[内蔵]→[フォーマット]をクリックする

    1. RAID モードを選ぶ
    2. [実行]をクリックする

  3. 「フォーマットしますか?」と表示されたら[OK]をクリックする

    ⇒ フォーマットを開始します。しばらくお待ちください。

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RAID 再構築完了まで
  • RAID の再構築が完了するまでに、時間がかかる場合がありますが、本製品へのアクセスは可能です。ただし、再構築完了まではRAID によるデータ保護はされません。

  • 現在の構築状態は、[ボリューム情報]で確認できます。内蔵ディスクの[ステータス]に「正常動作」と表示されたら再構築完了です。

    ※ 情報を更新する場合は、[ボリューム情報]を開き直してください。

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HDL4-HBEX の RAIDeX(拡張ボリューム)自動組込について

HDL4-HAEX にカートリッジを 2 台追加した場合、出荷時設定では RAIDeX(拡張ボリューム)に自動で組み込まれます。
次の操作で、カートリッジを追加した際に自動組込をしないようにできます。

  1. [ボリューム]→[内蔵]→[ボリューム拡張]をクリックする

  2. 「RAIDeX(拡張ボリューム)時に自動組込」の[無効]を選び、[適用]をクリックする

これで自動組込はしない設定になりました。
自動組込を[無効]にした後で追加のカートリッジを組み込むには、カートリッジを増設した後に[組込]をクリックします。

参考になりましたか?