アクセス権の優先順位
優先順位の基本ルール
アクセス権は以下のとおりです。
項目 説明 読み書き この共有フォルダーの内容を読み書き可能にします。 読み取り この共有フォルダーの内容を読み取りのみ可能にします。 禁止 この共有フォルダーへの読み書きを禁止します。 アクセス権は「読み取り」と「読み書き」を設定できますが、「読み書き」が優先されます。
※ グループとユーザーによる優先順位の違いはありません。
共有フォルダーを読み取り専用の設定にした場合は、ユーザーやグループの設定に関係なく、読み取りのみとなります。
例 1:読み取りグループ内の読み書きユーザー
- user1 は「読み取り」に設定されたグループに属しています。
- user1 自身は「読み書き」に設定されています。
- 「読み取り」よりも「読み書き」が優先されるため、最終的に user1 は「読み書き」のアクセス権となります。
ユーザー名 | アクセス権 | ||
---|---|---|---|
ユーザー | ROgroup | 最終結果 | |
user1 | 読み書き | 読み取り | 読み書き |
user2 | - | 読み取り |
例 2:複数のグループに属するユーザー
- user2 は「読み取り」(ROgroup)と「読み書き」(RWgroup)の 2 つのグループに属しています。
- 「読み取り」よりも「読み書き」が優先されるため、最終的に user2 は「読み書き」のアクセス権となります。
ユーザー名 | アクセス権 | |||
---|---|---|---|---|
ユーザー | ROgroup | RWgroup | 最終結果 | |
user1 | - | 読み取り | - | 読み取り |
user2 | - | 読み書き | 読み書き | |
user3 | - | - | 読み書き |
例 3:共有フォルダーの[読み取り専用]
共有フォルダーの設定にある[読み取り専用]を有効にした場合、ユーザー・グループに対してどのような設定をしても、アクセス許可されたユーザーのアクセス権は「読み取り」となります。