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HDL-Zシリーズ

Windows Server基本操作

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このガイド内の用語を指定して検索することができます。

共有を作成する

ユーザーを作成する

  1. [サーバーマネージャー]を開く

  2. ① [ツール]をクリック

    ② [コンピューターの管理]をクリック

  3. [ローカルユーザーとグループ]をダブルクリック

  4. ① [ユーザー]をクリック

    ② 右側のスペースを右クリック

    ③ [新しいユーザー]をクリック

  5. ① [ユーザー名]を入力

    ※ 他の項目も必要に応じて設定します。

    ② [作成]をクリック

以上で、ユーザーの作成は完了です。次に必要に応じてグループを作成します。

※ 本製品に登録可能なユーザー数は、無制限です。

グループを作成する

  1. [サーバーマネージャー]を開く

  2. ① [ツール]をクリック

    ② [コンピューターの管理]をクリック

  3. [ローカルユーザーとグループ]をダブルクリック

  4. ① [グループ]をクリック

    ② 右側のスペースを右クリック

    ③ [新しいグループ]をクリック

  5. ① [グループ名]を入力

    ※ 他の項目も必要に応じて設定します。

    ② [作成]をクリック

  6. [ 詳細設定] をクリック

  7. ① [検索]をクリック

    ② グループに登録するユーザーを選択

    ② [OK]をクリック

  8. ① 選択したユーザーが表示されていることを確認

    ② [OK]をクリック

  9. ① 選択したユーザーが表示されていることを確認

    ② [作成]をクリック

以上で、グループの作成は完了です。次に共有フォルダーを作成します。

共有フォルダーを作成する

  1. アイコンをクリックし、共有するフォルダーを作成する

  2. ① フォルダーを右クリック

    ② [アクセスを許可する]→[特定のユーザー]をクリック

  3. ① 共有するユーザーを選ぶ

    ※ グループ名を入力することもできます。

    ※ すべてのユーザーに読み書き可能にするには、“Everyone” を選びます。

    ② [追加]をクリック

    ※ 複数追加する場合は、この操作を繰り返します。

  4. ① アクセス許可のレベルを選ぶ

    ② [共有]をクリック

  5. [終了]をクリック

以上で、共有フォルダーの作成は完了です。

ご注意

本製品では、ユーザー"Guest" のアカウント初期設定は、" 無効" になっています。すべてのユーザーからアクセス 可能な共有フォルダーを作成する場合、以下の手順にて、ユーザー"Guest" のアカウントを有効にしてください。

① [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[コンピューターの管理]を順にクリックします。

② [ローカルユーザーとグループ]をクリックします。

③ [ユーザー]をクリックし、右側のユーザーが表示されている[Guest]を右クリックして、[プロパティ]をクリッ クします。

④ [アカウントを無効にする]のチェックを外し、[適用]をクリックします。

ネットワークドライブの割り当て方法

本製品をネットワーク上から参照する際に、ネットワークドライブとして割り当てておくことができます。

① ネットワークに接続されているパソコンから、本製品の共有フォルダーを表示する

② ネットワークドライブとして割り当てる共有フォルダーを右クリック

③ [ネットワークドライブの割り当て]をクリック

④ 本製品に割り当てる文字を選ぶ

⑤ [ログオン時に再接続する]にチェック

⑥ [完了]をクリック

これでネットワークドライブの割り当ては完了しました。
[コンピューター]などを開き、割り当てられたドライブが認識されていることをご確認ください。

ユーザー数制限

共有に一度にアクセスできるユーザー数を制限する機能です。

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[コンピューターの管理]をクリック

  2. ① [共有フォルダー]の[共有]を開く

    ② 制限する共有フォルダーを右クリック

    ③ [プロパティ]をクリック

  3. ① [最大]を選ぶ

    ② 制限する人数を選ぶ

    ③ [OK]をクリック

以上で設定は完了です。

アクセス許可

各共有へのユーザーのアクセスレベルを設定します。

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ファイルサービスと記憶域サービス]をクリック

  2. ① [共有]をクリック

    ② アクセス許可設定をする共有フォルダーを右クリック

    ③ [プロパティ]をクリック

  3. ① [アクセス許可]をクリック

    ② [アクセス許可をカスタマイズする]をクリック

  4. ① アクセス許可設定をする

    ② [OK]をクリック

以上で設定は完了です。

クォータ管理

フォルダー単位で、ユーザーが使用できるディスクサイズを制限する機能です。

ファイルサーバーリソースマネージャーをインストールする

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ダッシュボード]→[役割と機能の追加]をクリック

  2. 役割と機能の追加ウィザードが起動するので、[次へ]をクリック

  3. ① [役割ベースまたは…]を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  4. ① インストール先の本製品を選択

    ② [次へ]をクリック

  5. [ファイルサービスおよび記憶域サービス]→[ファイルサービスおよびiSCSIサービス]→[ファイルサーバーリソースマネージャー]にチェック

  6. ① [管理ツールを含める]にチェック

    ② [機能の追加]をクリック

  7. [次へ]を2回クリックし、ウィザードを進める

  8. [インストール]をクリック

結果画面が表示されたら、インストールは完了です。
[閉じる]ボタンをクリックします。

クォータテンプレートを作成する

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[ファイルサーバーリソースマネージャー]をクリック

  2. [クォータの管理]の[クォータのテンプレート]を開く

  3. 画面右側の[クォータのテンプレートの作成]をクリック

  4. ① クォータテンプレートを設定

    ※ 設定項目については、下の【クォータテンプレート項目】をご覧ください。

    ② [OK]をクリック

    クォータテンプレート項目

    テンプレート名 任意の名前を入力します。
    説明 必要に応じて入力します。
    空き領域の制限 制限値を入力し、[ハードクォータ]または[ソフトクォータ]を選択します。
    通知のしきい値 設定したしきい値に達するとメールで通知できる機能です。[追加]ボタンをクリックし、必要に応じて設定します。
以上で設定は完了です。

クォータを作成する

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ファイルサービスと記憶域サービス]をクリック

  2. ① [共有]をクリック

    ② クォータ設定をする共有フォルダーをクリック

    ③ [クォータを設定するには…]をクリック

  3. ① 適用するテンプレートを選ぶ

    ② [OK]をクリック

クォータ欄に設定結果が表示されます。
以上で設定は完了です。

USB HDDを暗号化する

BitLocker機能を利用して、USB HDDを暗号化します。

本製品の内蔵ディスクを暗号化する場合

出荷時設定のRAIDモードでは、内蔵ディスクに対してBitLocker機能を利用できません。

※ RAIDモードをマルチディスクに変更した場合はBitLocker機能での暗号化が可能です。

USB HDDをBitLocker暗号化する

  1. スタートをクリックし、タイルメニューの[コントロールパネル]をクリック

  2. [システムとセキュリティ]→[BitLockerドライブ暗号化]をクリック

  3. 暗号化するドライブ横の[BitLockerを有効にする]をクリック

    ※ ここではUSB HDDを選びます。

  4. ① [パスワードを使用して…]にチェック

    ② 解除に使用するパスワードを入力

    ③ [次へ]をクリック

  5. ① [ファイルに保存する]をクリック

    ② 回復キーファイルの保存先を選ぶ

  6. [次へ]をクリック

  7. ① 暗号化範囲を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  8. ① 暗号化モードを選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  9. [暗号化の開始]をクリック

  10. [閉じる]をクリック

以上でBitLocker暗号化は完了です。
このドライブにアクセスする場合は、設定したパスワードの入力が必要になります。

BitLocker暗号化を無効にする

BitLokcer 暗号化を無効にする場合は、コントロールパネルの[BitLocker ドライブ暗号化]を開き、無効にするドライブの[BitLoker を無効にする]をクリックしてください。

バックアップと回復

万一に備えて定期的にバックアップすることをおすすめします。
ここでは、Windows標準のWindows Serverバックアップ機能を利用した方法を説明しています。
バックアップ先に利用できる対応HDDは、ランディスク バックアップ・増設用ハードディスク対応一覧をご覧ください。

NASの二重化「リレーNAS」

マスター・スレーブ2台のNASでリレーNASを構成すると、万一マスターが故障しても切り替えで迅速に復旧することができます。
詳しくは、NASの二重化をご覧ください。

ご注意

バックアップを実行する際に、USB HDDのフォーマットをおこないます。事前に、必要なデータは他のドライブにコピーするなどバックアップしてください。

BitLocker暗号化済みのUSB HDDを利用する場合

BitLocker暗号化を解除した状態で、バックアップ設定をおこなってください。また、バックアップのスケジュール設定後もBitLocker暗号化を解除した状態にしておいてください。

バックアップのスケジュール設定をする

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[Windows Serverバックアップ]→[ローカルバックアップ]をクリック

  2. 画面右側の[バックアップスケジュール]をクリック

  3. ① バックアップ構成を選ぶ

    ※ [サーバー全体]を選んだ場合は、手順6へお進みください。

    ② [次へ]をクリック

  4. [項目の追加]をクリック

  5. ① バックアップ項目を選ぶ

    ※ 次の項目を選びます。
     [ベアメタル回復][システム状態][EFIシステムパーティション][ローカルディスクC][ローカルディスクD](バックアップするフォルダーのみ)

    ② [OK]をクリック

  6. 内容を確認し、[次へ]をクリック

  7. ① バックアップ時刻と頻度を設定

    ② [次へ]をクリック

  8. ① バックアップの保存先の種類を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  9. ① バックアップの保存先を選ぶ

    ※ バックアップ先のHDDはフォーマットされます。必要なデータは、事前にバックアップしてください。

    ② [次へ]をクリック

  10. 内容を確認し、[はい]をクリック

    ※ 外付けUSB HDDはバックアップの保存専用となり、エクスプローラーには表示されなくなります。

  11. 内容を確認し、[完了]をクリック

    ⇒ バックアップ先のUSB HDDがフォーマットされ、バックアップスケジュールが作成されます。

以上で設定は完了です。[閉じる]をクリックしてください。

バックアップデータから回復する

バックアップしたファイルおよびフォルダーを、本製品へ回復する方法を説明します。 バックアップデータからリカバリーする場合は、システムリカバリーするをご覧ください。
  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[Windows Serverバックアップ]→[ローカルバックアップ]をクリック

  2. 画面右側の[回復]をクリック

  3. ① バックアップデータの場所を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  4. ① バックアップの場所の種類を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  5. ① バックアップの場所を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  6. ① 復元するサーバー名を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  7. ① 回復に使うバックアップデータの日付と時刻を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  8. ① バックアップの保存先の種類を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  9. ① 回復項目を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  10. ① 回復オプションを選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  11. 内容を確認し、[回復]をクリック

完了すると、ウィザード内の[状態]へ完了のメッセージが表示されます。[閉じる]をクリックし、復元されたファイルまたはフォルダーを確認してください。

Azure Backup

Microsoft Azureを利用してファイルやフォルダーをバックアップすることができます。
この機能を利用するには、事前にMicrosoft Azureとの契約が必要です。

Microsoft Azureとは?

Microsoft Azureは、Microsoftが提供するクラウドサービスです。 Microsoft Azureに関する詳細は、Microsoft Azureのホームページをご覧ください。 https://azure.microsoft.com/をご覧ください。

準備する

Azureポータルにアクセスし、コンテナー作成などの設定をおこないます。
  1. パソコンからAzureポータル(https://portal.azure.com/)にアクセスし、サインインする

    ※ 本製品からのアクセスはしないでください。

  2. [Recovery Serviceコンテナー]を作成する

  3. 作成したRecovery Serviceコンテナーの「バックアップの目標」で[ファイルとフォルダー]を選ぶ

    ※ Azure Backupは、ファイルやフォルダーのバックアップのみに対応しています。

  4. 「Windows ServerまたはWindowsクライアント用エージェント」と「資格情報ファイル」をダウンロードする

  5. ダウンロードしたインストーラーを本製品で実行し、画面の指示にしたがってインストールする

    資格情報について

    [資格情報コンテナーの識別]では、ダウンロードした「資格情報ファイル」を指定します。

インストールが完了すると、「Windows Serverバックアップ」に統合されます。

Azure Backupのスケジュール設定をする

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[Windows Serverバックアップ]→[バックアップ]をクリック

  2. 画面右側の[バックアップスケジュール]をクリック

  3. [次へ]をクリック

  4. ① [項目の追加]をクリックし、バックアップするファイルやフォルダーを選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  5. ① バックアップスケジュールを設定する

    ② [次へ]をクリック

  6. ① 保持ポリシーを設定する

    ② [次へ]をクリック

  7. ① 初期バックアップの種類を設定する

    ② [次へ]をクリック

  8. [完了]をクリック

以上で設定は完了です。

Azure Backupのデータから回復する

バックアップしたファイルおよびフォルダーを、本製品へ回復する方法を説明します。
  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[Windows Serverバックアップ]→[バックアップ]をクリック

  2. 画面右側の[データの回復]をクリック

  3. [次へ]をクリック

  4. ① 回復するデータの種類を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  5. ① 回復に使うバックアップデータの時刻を選ぶ

    ② [マウント]をクリック

  6. ① [参照]をクリックし、必要なデータをコピー&ペーストする

    ② [マウント解除]をクリック

  7. [はい]をクリック

以上で設定は完了です。

フォーマット

ご注意

フォーマットを実行すると、ディスク内のデータはすべて消去されます。必要なデータがある場合は、フォーマットする前に必ずバックアップしてください。

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[コンピューターの管理]をクリック

  2. [ディスクの管理]をクリック

  3. ① フォーマットするボリュームを右クリック

    ② [フォーマット]をクリック

  4. ① 各項目について必要に応じて変更

    ② [OK]をクリック

  5. [OK]をクリック

フォーマットを開始します。

シャドウコピー設定

シャドウコピーは、ファイルが使用中かどうかに関わらず、その状態のコピーを作成する機能です。
シャドウコピーしたデータを利用してファイルの復元などをおこなうことができます。

シャドウコピーを設定する

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[コンピューターの管理]をクリック

  2. ① [ディスクの管理]をクリック

    ② シャドウコピーを作成するボリュームを右クリック

    ③ [プロパティ]をクリック

  3. ① [シャドウコピー]をクリック

    ② シャドウコピー設定するボリュームを選ぶ

    ③ [設定]をクリック

  4. ① シャドウコピーの最大サイズを設定

    ② [OK]をクリック

  5. [有効]をクリック

  6. [はい]をクリック

以上で、設定は完了です。

シャドウコピーから復元する

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[コンピューターの管理]をクリック

  2. ① [ディスクの管理]をクリック

    ② 復元するボリュームを右クリック

    ③ [プロパティ]をクリック

  3. ① [シャドウコピー]をクリック

    ② 復元する日時を選ぶ

    ③ [元に戻す]をクリック

    ご注意

    ● 復元すると、選択した日時より後におこなわれたシャドウコピーはすべて削除されます。

    ● 復元を開始後は、途中でキャンセルできません。

  4. ① [このボリュームを元に…]にチェック

    ② [今すぐ元に戻す]をクリック

以上で、復元は完了です。

ファイル単位で復元する

  1. エクスプローラーを起動する

  2. ① 復元するファイルがあるドライブを開く

    ② 空白部分を右クリック

    ③ [プロパティ]をクリック

  3. ① [以前のバージョン]をクリック

    ② 復元するファイルが含まれたバージョンを選ぶ

    ③ [開く]をクリック

フォルダーが開きますので、ファイルをコピー&ペーストすると復元できます。

データ重複除去

Windowsが重複するファイルを検出し、ファイルの実体を1つだけ残して他はリンク情報として配置し直す機能です。 この機能により、例えばデジカメ写真をカメラから削除することなく次々本製品にアップロードした場合でも、重複するデータを自動的に整理しますので、本製品の容量を節約することができます。

※ データ重複除去は、Windows Storage Server Standardの機能です。

ご注意

重複除去できる対象ファイルの合計サイズはメモリーの空き容量1GB当り、約1TBとなります。
対象ファイルの合計サイズが大きい場合、重複除去が実行されなくなる場合があります。データ重複除去をご利用になる場合は、該当ボリューム内のデータが少ないうちに設定してください。

例)メモリーの空き容量が1GBで1TB 以上のデータの重複を除去する場合

最初の1TBの書込み後、重複除去処理の完了を確認してから、次の1TBを書き込んでください。

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ファイルサービスと記憶域サービス]をクリック

  2. ① [ボリューム]をクリック

    ② 重複除去を適用するドライブを右クリック

    ③ [データ重複除去の構成]をクリック

  3. ① [汎用ファイルサーバー]を選択

    ※ 必要に応じて、日数や拡張子を設定します。

    ③ [OK]をクリック

以上で設定は完了です。

記憶域プールと仮想ディスク

記憶域プールに登録されているストレージを自由に仮想ディスクとして切り出して利用できます。
仮想ディスク機能を利用するには、あらかじめ記憶域プールに物理ストレージを登録しておく必要があります。

ご注意

記憶域プールに利用可能なストレージは、ボリューム確保されていない「未使用」状態である必要があります。
すでにボリューム確保されているストレージを記憶域プールで利用する場合は、あらかじめ[コンピューターの管理]から該当するボリュームを削除しておいてください。
ボリュームを削除すると該当ボリューム内のすべてのデータが消去されますので、必要に応じてバックアップをお取りください。
本製品の仮想ディスク機能では、それ自身でミラーリングやパリティ処理、スペア処理などを実施できますので、マルチディスクモードでリカバリー処理直後に設定することを推奨します。

記憶域プールに物理ストレージを登録する

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[コンピューターの管理]をクリック

  2. ① [記憶域プール]をクリック

    ② [タスク]→[記憶域プールの新規作成]をクリック

  3. [次へ]をクリック

  4. ① 任意の[名前]を入力

    ※ [説明]は必要に応じて入力します。

    ② 使用可能なディスクのグループを選ぶ

    ③ [次へ]をクリック

  5. ① 記憶域プールに登録する物理ディスクをチェック

    ※ 記憶域プールに登録できるディスクは、確保されていない領域を持ったディスクです。

    ② [次へ]をクリック

  6. 内容を確認し、[作成]をクリック

  7. 設定完了画面が表示されます。
    以上で、記憶域プールへの物理ディスク登録は完了です。
    引き続き、仮想ディスクを作成します。

  8. 仮想ディスク欄の[タスク]→[仮想ディスクの新規作成]をクリック

  9. ① 仮想ディスクを作成する記憶域プールを選ぶ

    ② [OK]をクリック

  10. [次へ]をクリック

  11. ① 任意の[名前]を入力

    ※ [説明]は必要に応じて入力します。

    ② [次へ]をクリック

  12. ① 必要に応じて、チェック

    ② [次へ]をクリック

  13. ① [レイアウト]を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

    [レイアウト]設定項目

    Simple 冗長性を持たない仮想ディスクを作成します。
    Mirror ミラーリング構成の仮想ディスクを作成します。
    手順6で選んだ物理ディスクが2台以上で構成されている必要があります。また、5台以上の物理ディスクで構成されている場合は、同時に2台までの物理ディスク障害に対応可能です。
    Parity AID 5のようにパリティ演算を行い、1台分の冗長性を確保します。
    手順6で選んだ物理ディスクが3台以上で構成されている必要があります。
  14. ① プロビジョニングの種類を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

    [プロビジョニングの種類]設定項目

    最小限 冗長性を持たない仮想ディスクを作成します。
    固定 実際のボリュームサイズと同じ容量のストレージを記憶域プールから切り出します。
  15. ① ディスクのサイズを設定

    ② [次へ]をクリック

  16. 内容を確認し、[作成]をクリック

設定完了画面が表示されたら、設定は完了です。
[このウィザードを閉じるときにボリュームを作成します] にチェックをつけると、作成した仮想ディスク上にボリュームを作成することができます。
この場合、引き続き下記にお進みください。

ボリュームを作成する

仮想ディスクの新規作成完了時に、[このウィザードを閉じるときにボリュームを作成します] にチェックを付けると、「新しいボリュームウィザード」が起動します。

※ [サーバーマネージャー]の[ファイルサービスと記憶域サービス]→[ボリューム]から、[タスク]の[ボリュームの新規作成]を選択しても「新しいボリュームウィザード」が起動します。

  1. [次へ]をクリック

  2. ① ボリュームを作成するディスクを選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  3. ① 作成するボリュームのサイズを設定

    ② [次へ]をクリック

  4. ① 割り当てるドライブレターを選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  5. ① ファイルシステムを選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  6. ① 必要に応じて選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  7. 内容を確認し[作成]をクリック

完了画面が表示されたら、ボリュームの作成は完了です。

iSCSI設定

iSCSI Target 機能により、本製品上に作成した仮想ディスク(VHD)をiSCSIストレージとして、提供することができます。

ご注意

事前にファイアウォールの設定にて、TCP3260 番(受信のみで可)を開ける必要があります。

iSCSI Targetの準備

  1. [サーバーマネージャー]→[ファイルサービスと記憶域サービス]を開く

  2. ① [iSCSI]をクリック

    ② [iSCSI仮想ディスクを作成するには…]をクリック

  3. ① iSCSI仮想ディスクを作成するボリュームを選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  4. ① 任意の[名前]を入力

    ※ [説明]は必要に応じて入力します。

    ② [次へ]をクリック

  5. ① ディスクサイズを設定

    ② [次へ]をクリック

  6. ① 割り当て先を選ぶ

    ※ 新しいiSCSIターゲットを作成する場合は、[新しいiSCSIターゲット]を選びます。

    ② [次へ]をクリック

  7. ① 任意の[名前]を入力

    ※ [説明]は必要に応じて入力します。

    ② [OK]をクリック

  8. [追加]をクリック

  9. ① 割り当て先のイニシエーターを選ぶ

    ② [OK]をクリック

    イニシエーターの選択について

    ● 手動で入力する場合は、[選択した種類の値の入力]を選び、[種類]と[値]を設定します。
    画面例では[種類]に[IPアドレス][値]に[192.168.1.100]を設定しています。
    これにより、「192.168.1.100」 のイニシエーターに作成するiSCSI仮想ディスクが割り当て可能となります。

    ● IQNが不明な場合は、[詳細設定]からイニシエーター側パソコンのDNSドメイン名、IPアドレス、MACアドレスなどを指定することもできます。

  10. [次へ]をクリック

    ※ 複数のイニシエーターに割り当てる場合は、[追加]ボタンをクリックします。

  11. ① 認証方式を設定

    ② [次へ]をクリック

  12. 内容を確認し、[作成]をクリック

作成結果が表示されたら、 iSCSIターゲットの準備は完了です。

iSCSI イニシエーターの準備(例)

  1. iSCSIイニシエーターの開き方

    NASの二重化「リレーNAS」

    ● Windows 10の場合
    タスクバーの[ここに入力して検索]の入力欄に[iSCSI]と入力し、[iSCSI イニシエーター]をクリックします。

    ● Windows 8の場合

    ① 画面の右上(下)にマウスポインターを移動し、チャームを表示します。

    ② チャームから[検索]→[設定]の検索入力欄に[iSCSI]と入力し、Enterキーを押します。

  2. ① 内容を確認し、[はい]をクリック

  3. ① [探索]をクリック

    ② [ポータルの探索]をクリック

  4. ① iSCSI Target側サーバーのIPアドレスまたはDNS名を設定

    ② [OK]をクリック

  5. ① [ターゲット]をクリック

    ② 検出されたターゲットを選ぶ

    ③ [接続]をクリック

  6. [OK]をクリック

  7. ① [接続完了]となっていることを確認

    ② [OK]をクリック

以上でiSCSI イニシエーターの設定は完了です。
ディスクの管理を開き、接続したiSCSI Target 側の仮想ディスクが追加されたことを確認してください。

※ ディスクの初期化画面が表示された場合は、ディスクを初期化する必要があります。
表示された画面の指示にしたがって、ディスクの初期化をおこなってください。

ネットワークの二重化

NICチーミング

NICチーミングでは、複数のネットワークインターフェイスを束ねて帯域を拡大したり、ネットワークインターフェイスの片方に障害が発生した場合でもサービスを停止しないストレージを構築できます。

  1. [サーバーマネージャー]を開く

  2. ① [ローカルサーバー]をクリック

    ② NICチーミング横の[無効]をクリック

  3. [チーム]欄の[タスク]→[チームの新規作成]をクリック

  4. ① 任意のチーム名を入力

    ② チームに所属するアダプターを選択

    ② [OK]をクリック

NICチーミングに登録したチーム名が表示され、状態が[OK]に変わったら完了です。(OKに変わるまで数分かかる場合があります。)

ウイルススキャン

Windowsセキュリティ

Windows標準のセキュリティ機能「Windows セキュリティ」を使用してスキャンします。
出荷時設定で、リアルタイムスキャンが有効になっています。手動でスキャンする場合は、以下の方法でおこなってください。

  1. ① [スタート]→[設定]をクリック

    ② [更新とセキュリティ]をクリック

  2. ① [Windowsセキュリティ]をクリック

    ② [Windowsセキュリティを開く]をクリック

  3. [ウイルスと脅威の防止]をクリック

  4. [クイックスキャン]をクリック

    スキャンのオプション

    [スキャンのオプション]では、スキャン方法を変更することができます。
    クイックスキャン コンピューターの重要な部分のみをスキャンします。[フル]より短時間で完了します。
    フルスキャン コンピューターのすべてのファイルをスキャンします。
    カスタムスキャン 場所を選んでスキャンします。
スキャンが開始されます。

分散ファイルシステム

DFS設定

DFSとは、ネットワーク上のコンピューターでファイルを一元管理する機能です。
分散しているファイルやフォルダーを、ひとつのシステムにあるように扱うことができます。

「名前空間」「DFSレプリケーション」をインストールする

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ダッシュボード]→[役割と機能の追加]をクリック

  2. 役割と機能の追加ウィザードが起動するので、[次へ]をクリック

  3. ① [役割ベースまたは…]を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  4. ① インストール先の本製品を選択

    ② [次へ]をクリック

  5. [ファイルサービスおよび記憶域サービス]→[ファイルサービスおよび iSCSIサービス]→[DFSレプリケーション]、 [DFS名前空間]の状態を確認

● 「インストール済み」の場合
そのまま以下の名前空間を作成するへお進みください。

● 「インストール済み」と表示されていない場合
チェックを付け[インストール]ボタンをクリックし、インストールしてから、以下の名前空間を作成するへお進みください。

名前空間を作成する

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[DFSの管理]をクリック

  2. [DFSの管理]の[名前空間]を開く

  3. 画面右側の[新しい名前空間]をクリック

  4. ① 名前空間サーバーになるコンピューター名を入力

    ② [次へ]をクリック

  5. ① 名前空間ルート名を入力

    ② [次へ]をクリック

  6. ① 名前空間の種類を選ぶ

    ※ DFSレプリケーション設定時は、[ドメインベースの名前空間]を指定します。

    ① [次へ]をクリック

  7. [作成]をクリック

  8. [閉じる]をクリック

  9. 以上で設定は完了です。

名前空間フォルダーを作成する

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[DFSの管理]をクリック

  2. ① [DFSの管理]の[名前空間]を開く

    ② [名前空間ルート名]をクリック

  3. 画面右側の[新しいフォルダー]をクリック

  4. ① フォルダー名を入力

    ② [追加]をクリック

  5. ① フォルダーターゲットへのUNCパスを入力

    ② [OK]をクリック

    DFSレプリケーション設定時のパスの設定例

    レプリケーション対象となる共有フォルダー(複数)を追加しておきます。
    例えば、サーバー「HDL-Z1」の共有「Share1」と、サーバー「HDL-Z2」の共有「Share2」をレプリケーションさせるには、¥¥HDL-Z1¥Share1と、¥¥HDL-Z2¥Share2を同一の名前空間に追加しておきます。

  6. 以上で設定は完了です。

DFSレプリケーションを設定する

ご注意

● DFSレプリケーション(DFS-R)機能は、本製品同士のみでは利用できません。次の環境が必要です。

① Windows Server 2003 R2 以降のActive Directory 環境に参加していること。

② レプリケーショングループのメンバー(本製品)が、同一フォレストにあること。

● DFSレプリケーション実行時は、あらかじめ[DFS名前空間]で[ドメインベースの名前空間]を作成しておいてください。

  1. [サーバーマネージャー]を開き、[ツール]→[DFSの管理]をクリック

  2. [DFSの管理]の[レプリケーション]を開く

  3. 画面右側の[新しいレプリケーショングループ]をクリック

  4. ① レプリケーショングループの種類を選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  5. ① レプリケーショングループの名前を入力

    ② [次へ]をクリック

  6. ① [追加]をクリックし、構成するコンピューターを追加

    ② [次へ]をクリック

  7. ① 接続トポロジを選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  8. ① スケジュールおよび帯域幅を必要に応じて設定

    ※ WAN接続などの帯域幅に余裕がない場合、帯域幅の調整とレプリケーションの実行スケジュールを設定できます。

    ② [次へ]をクリック

  9. ① プライマリーメンバーを選ぶ

    ② [次へ]をクリック

  10. ① [追加]をクリックし、レプリケートするフォルダーを追加

    ② [次へ]をクリック

  11. ① 必要に応じて、[編集]をクリックし、設定する

    ② [追加]をクリック

  12. [作成]をクリック

  13. 以上で設定は完了です。

    ※ はじめて同期する場合は、同期の開始までに少し時間がかかります。

ファイルサーバーの移行

データコピー for Windows

NASのリプレイス時などに古いNASからLAN DISK Zシリーズにデータをコピーできるデータコピーツールです。
古いLAN DISK Zシリーズからコピーはもちろん、Linux系OSを搭載した当社オリジナルOSモデルや他社製NASからもスムーズに新しいLAN DISK Zシリーズへコピーできます。
また、スケジュール設定やコピー元のACL情報のコピーにも対応しています。 詳しくは、弊社サイトをご覧ください。
データコピー for Windows

データコピー for Windowsのご利用方法

本製品を起動し、デスクトップ上の[I-O DATA]フォルダーを開いて、保存されている「データコピー for Windows」アイコンをダブルクリックします。

※ 詳しくは、上記フォルダー内にある【画面で見るマニュアル】(PDF)をご覧ください。

※ ソフトウェアのファイルを消してしまった場合は、ソフトウェアのダウンロード方法をご覧ください。

NASの二重化

クローン for Windows

2台のWindowsサーバーの共有フォルダーや設定情報を定期的に同期させることができるソフトウェアです。
マスター・スレーブの2台構成をとることで、万一マスターが故障した場合でも、スレーブに切り替えるだけですぐに運用を再開することができます。
詳しくは弊社サイトをご覧ください。
クローン for Windows

古いNASからのデータ移行にも使える!

サポート終了後のOSを搭載したNASからの移行に使えます。
詳しくは以下の弊社Webページをご覧ください。
LAN DISK Zにまるごと簡単移行

クローン for Windowsのご利用方法

本製品を起動し、デスクトップ上の[I-O DATA]フォルダーを開いて、保存されているクローン for Windowsアイコンをダブルクリックします。
インストーラーが起動します。画面の指示にしたがってください。

※ 詳しくは、上記フォルダー内にある【画面で見るマニュアル】(PDF)をご覧ください。

※ ソフトウェアのファイルを消してしまった場合は、ソフトウェアのダウンロード方法をご覧ください。

ソフトウェアのダウンロード方法

弊社製ソフトウェアを削除してしまった場合などに、ソフトウェアをダウンロードすることができます。

ソフトウェアをダウンロードするため、ユーザー登録してください

下記手順1でユーザー登録後、本製品のシリアル番号を登録することで、ソフトウェアをダウンロードできます。

  1. 以下の弊社Webサイトにアクセスする
    IOPortal

  2. IOPortalへログイン

    ※ はじめて登録する場合、[新規会員登録へ]をクリックし、画面の指示にしたがってください。

  3. [製品を登録する]をクリック

  4. ① 本製品のシリアル番号を入力

    ② [製品を登録する]をクリック

  5. 内容を確認して、[製品を登録する]をクリック

  6. [登録製品の一覧へ戻る]をクリック

  7. 目的のソフトウェアの[ダウンロード]をクリック

  8. お使いのOSをクリック

  9. [ダウンロード]をクリック

  10. これでソフトウェアのダウンロードは完了です。

本マニュアルを印刷する

本マニュアルをお手元でご覧になるための方法をご案内します。

全ページをプリント全ページプリント(PCのみ)

上のボタンをクリックすると、本マニュアル全体をWebブラウザーのプリント機能で印刷できます。
ただし項目が多いマニュアルはページ数が多くなり、全体の印刷には向きません。
プリントしたいページを開き、そのページだけをWebブラウザーのプリント機能で印刷することをおすすめします。

※ マニュアルの内容量によっては、印刷が始まるまで数分掛かることがあります。

※[全ページプリント]ボタンは、スマホ・タブレットではお使いになれません。

本マニュアルのご利用について

本マニュアルで使用しているソフトウェアライセンス情報やGoogle アナリティクス4の利用については、こちらをご覧ください。

HTMLマニュアルのご利用について

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