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MPC-WE1シリーズ

Mini PC

ご注意

Windowsの設定についてよく理解している方が対象です。
よく理解せずに本書の内容だけを元に設定した場合、意図しない問題が発生するおそれがあります。

復元方法の種類

本書では、3つの復元方法をご案内しています。

回復ドライブから復元する

回復ドライブを使ってWindows 10のシステムを復元します。

※ 一部を除きWindows10を初期状態に復元します。

※ サイネージアプリ「時間割看板」やインストールしていたアプリケーションなどは復元されません。回復ドライブから復元後、再インストールおよび再設定してください。

※ 回復ドライブを作る方法については、本製品の取扱説明書をご覧ください。



リカバリーイメージから復元する

本製品を工場出荷時の状態に戻します。
リカバリーイメージは、弊社会員情報サービス「IOPortal」からダウンロードします。


システムイメージから復元する

システムイメージを作った時点の環境そのままに復元することができます。

※ 回復ドライブが必要です。回復ドライブを作る方法については、本製品の取扱説明書をご覧ください。

回復ドライブから復元する

回復ドライブを使って、一部を除きWindows10を初期状態に復元します。
  1. 本製品に直接回復ドライブをつなぐ

  2. 本製品を起動し、すぐにキーボードの[F12]を連打する

    ※ 通常通りWindowsが起動してきた場合は、シャットダウンしてやり直してください。

  3. Boot Managerが起動したら、本製品につないだUSBメモリーを選び、[Enter]を押す

    ※ つないだUSBメモリーが複数表示される場合があります。
    先に表示されるものをまず選び、画面が進行しない場合はもう一方を選んでください。

  4. [See more keyboard layouts(その他のキーボードレイアウトを表示)]を何度かクリックし、[Japanese(日本語)]が表示されたらクリック

    表示言語は英語です

    回復ドライブを作成する際のWindows の状況によっては、表示言語が日本語になります。

  5. [Troubleshoot(トラブルシューティング)]をクリック

  6. [Recover from a drive(ドライブから回復する)]をクリック

  7. [Just remove my files(ファイルの削除のみ行う)]をクリック

    Fully clean the drive(ドライブを完全にクリーンアップする)

    本製品を譲渡するときなどに使います。データをかんたんに復旧できないようにしますが、大変時間がかかります。

  8. [Recover(回復)]をクリック

  9. 復元には時間がかかります

  10. 下の画面が表示されたら、完了です

これで、本製品は復元されました。

サイネージアプリ「時間割看板」やインストールしていたアプリケーションなどは復元されません

サイネージアプリ「時間割看板」は以下からダウンロードし、インストールおよび再設定をおこなってください。

https://www.iodata.jp/product/app/pc/clpcapp-dsg/

リカバリーイメージから復元する

リカバリーイメージを使って、Windows 10を復元します。

Step1 リカバリーイメージをダウンロードする

Step2 「ImageUSB」(作成ツール)をダウンロードする

Step3 リカバリー用USBメモリーを作成する

Step4 リカバリーイメージを適用する

必要なもの

・16GB 以上のUSB メモリー

Step1 リカバリーイメージをダウンロードする

  1. IOPortalにアクセスする

    https://ioportal.iodata.jp/

    初めてご利用いただく場合は、新規会員登録をお願いします

    [新規会員登録へ]ボタンをクリックし、画面にしたがって進めてください。

  2. 本製品のシリアル番号を登録し、リカバリーイメージ(binファイル)をダウンロードする

    ※ シリアル番号の記載位置

Step2 「ImageUSB」(作成ツール)をダウンロードする

  1. 以下のWebサイトにアクセスし、「ImageUSB」をダウンロードする

    https://www.osforensics.com/tools/write-usb-images.html

  2. ダウンロードしたzipファイルを解凍(展開)する

Step3 リカバリー用USBメモリーを作成する

  1. 本製品にリカバリー用イメージを保存するUSBメモリーをつなぐ

  2. Step2で作成したフォルダー内にある[imageUSB.exe]をダブルクリック

    ⇒ ImageUSBが起動します。

  3. ① USBメモリーにチェック

    ②[Write image to USB drive]にチェック

    ③[Browse]をクリックして、Step1でダウンロードしたbinファイルを選ぶ

    ④[Write]をクリック

  4. 確認画面が表示されるので[Yes]をクリック

  5. 再度確認画面が表示されるので[Yes]をクリック

    ⇒ 作成が開始されます。しばらく時間がかかります。

  6. 以下の画面が表示されたら[OK]をクリック

  7. [Exit]をクリック

Step4 リカバリーイメージを適用する

  1. 本製品にUSBメモリーをつなぐ

    ※ 本製品にはUSBメモリーだけつないで、他の機器は取り外してください。

  2. 本製品を起動し、すぐにキーボードの[F12]を連打する

  3. Boot Managerが起動したら、本製品につないだUSBメモリーを選び、[Enter]を押す

    ※ つないだUSBメモリーが複数表示される場合があります。
    先に表示されるものをまず選び、画面が進行しない場合はもう一方を選んでください。

  4. 「Press any key to continue…」と表示されたら、任意のキーを押す

    ⇒ この後はしばらく時間がかかります。

  5. 再度「Press any key to continue…」と表示されたら、任意のキーを押す

    ⇒ 本製品が自動でシャットダウンします

これで、本製品は復元されました。

システムイメージから復元する

システムイメージを使って、Windows 10を復元します。

Step1 システムイメージを作る

Step2 システムイメージから復元する

Step1 システムイメージを作る

現在の環境をシステムイメージとして保存します。この手順では、USB HDDにシステムイメージを保存します。

  1. 本製品にUSB HDDをつなぐ

    ※ USBポートがない場合は、USBハブをご用意ください。

    ※ USB HDDはNTFSでフォーマットされている必要があります。

  2. Windowsを起動する

  3. 画面左下の検索ボックスに「バックアップ」と入力し、[バックアップと保存(Windows 7)]をクリック

  4. [システムイメージの作成]をクリック

  5. [ハードディスク上]を選び、USB HDDを指定した後、[次へ]をクリック

  6. バックアップの設定を確認した後、[バックアップの開始]をクリック

  7. バックアップの保存にしばらくかかります

  8. 下の画面が表示されたら、[いいえ]をクリック

    ※ 取扱説明書でご案内している回復ドライブを使ってブートするため、システム修復ディスクを作る必要はありません。

  9. 下の画面が表示されたら、[閉じる]をクリック

  10. これでシステムイメージはUSB HDDの「WindowsImageBackup」フォルダー内に保存されました。システムイメージは大切に保管しておいてください。

システムイメージは上書きされます

同じUSB HDDにシステムイメージを再度保存すると上書きになります。ご承知おきください。

Step2 システムイメージから復元する

回復ドライブとシステムイメージを使って、システムイメージを作った時点の環境そのままに復元します。

  1. 本製品に「回復ドライブ」と「システムイメージが入ったUSB HDD」をつなぐ

    ※ 回復ドライブは本製品のUSBポートに直接つないでください。また、システムイメージが入ったUSB HDDはUSBハブを使い、つないでください。

  2. 本製品を起動し、すぐにキーボードの[F12]を連打する

  3. Boot Managerが起動したら、[Windows Boot Manager(回復ドライブを作成したUSBデバイス名)]を選び、[Enter]を押す

  4. [See more keyboard layouts(その他のキーボードレイアウトを表示)]を何度かクリックし、[Japanese(日本語)]が表示されたらクリック

    ※ 表示言語は英語です。回復ドライブを作成する際のWindows の状況によっては、表示言語が日本語になります。

  5. [Troubleshoot(トラブルシューティング)]をクリック

  6. [Advanced options(詳細オプション)]をクリック

  7. [System Image Recovery(イメージでシステムを回復)]をクリック

  8. [Windows 10]をクリック

  9. 使うシステムイメージの情報を確認し、[Next >(次へ)]をクリック

    ※ 複数のシステムイメージがある場合、[Select a system image]を選ぶと、使うシステムイメージを指定できます。

  10. [Next >(次へ)]をクリック

  11. [Finish(完了)]をクリック

  12. [Yes(はい)]をクリック

  13. 復元には時間がかかります

  14. 下の画面が表示されたら、[Restart now(今すぐ再起動する)]をクリックし、再起動する

    ※ しばらく経つと、自動で再起動します。デスクトップ画面になっている場合は、再起動し復元が完了した状態です。

以上で、本製品はシステムイメージを作った時点の環境に復元されました。

設定例の内容

エラー発生時や起動中の画面をユーザーに見られないように省略する方法についてご案内します。

必要な機能を使用可能にする

Windows 機能の有効化または無効化で、[カスタムログオン]と[ブランドではないブート]を使えるようにします。


オートログオンできるようにする

パスワードを設定している場合、オートログオンできるように設定します。


レジストリを設定する

EmbeddedLogon / BootExp / Personalization の機能を設定します。

必要な機能を使用可能にする

「Windows 機能の有効化または無効化」で[カスタムログオン][ブランドではないブート]を有効にします。
  1. コントロールパネルを開く

    ※ 検索ボタンをクリックし、「cont」と入力して表示された[コントロールパネル]をクリック

  2. [プログラム]→[Windows機能の有効化または無効化]をクリック

  3. [カスタムログオン][ブランドではないブート]を有効にする

    ①「Device Lockdown」の下を表示する

    ②[カスタムログオン][ブランドではないブート]にチェックを付ける

    ③[OK]をクリック

これで、必要な機能が使用可能になりました。

オートログオンできるようにする

パスワードが設定されている場合、再起動の際にログオン画面が表示されてしまいます。
そのため、オートログオンできるように設定します。

パスワードを設定していない場合は不要です

パスワードを設定していない場合、ログオン画面が表示されないため、この設定は不要です。

  1. ユーザーアカウントを開く

    ※ 検索ボタンをクリックし、「netplwiz」と入力して表示された[netplwiz]をクリック

  2. [ユーザーがこのコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要]のチェックを外して、[OK]をクリック

  3. パスワードを2回入力し、[OK]をクリック

これで、Windowsにオートログインできるようになりました。

レジストリを設定する

  1. レジストリエディターを開く

  2. HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows Embedded¥EmbeddedLogonを開く

  3. 以下の項目を設定する

    項目名 備考
    Branding Neutral 1 ようこそ画面のすべてのUI 要素を無効にします。
    HideAutoLogonUI 1 自動サインインが有効になっているときにようこそ画面を非表示にします。
    HideFirstLogonAnimation 1 ログオン時のアニメーションを無効にします。

  4. HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥WindowsNT¥CurrentVersion¥UnattendSettings¥BootExpを開く

  5. 以下の項目を設定する

    項目名 備考
    HideAllBootUI 1 起動時にロゴ、ステータスインジケーター、ステータスメッセージを非表示にします。
    HideBootLogo 1 起動時にWindows ロゴが表示されないようにします。
    HideBootStatusIndicator 1 起動時にステータスインジケーターが表示されないようにします。
    HideBootStatusMessage 1 起動時にステータスメッセージが表示されないようにします。

  6. HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Policies¥Microsoft¥Windows¥Personalizationを開く

  7. 以下の項目を設定する

    項目名 備考
    NoLockScreen 1 スリープからの復帰時、ロック画面を表示せずに復帰するようにします。

  8. Windowsを再起動する

これで、Windows 起動途中の画面が表示されないようになりました。

設定例の内容

ここでは、Unified Write Filter機能を使って、Cドライブへの書き込みを制限し、起動する度に設定時の環境に戻るようにします。

Unified Write Filter(UWF)とは

指定したディスクへの書き込みを制限し、再起動する度にUWF 設定時の環境に戻すことができます。

ユーザー名には、日本語などの2バイト文字を使わないことをおすすめします

UWFで書き込み制限から除外するファイルやフォルダーのパスを指定する際、2バイト文字を含むと指定できない問題があります。

UWFを設定する

UWFを使えるようにしてから、Cドライブを書き込み禁止に指定し、UWFを有効化します。
その後、他の設定のため、UWFを一度無効化します。


Dドライブを作る

除外フォルダーのシンボリックリンク先などに別ボリュームを必要とします。
そのため、Cドライブの容量を低減し、その分でDドライブを作成します。


書き込み制限から除外する

書き込み制限から除外するフォルダー・ファイル・レジストリを設定します。
除外したいフォルダーはシンボリックリンクにして、実体はDドライブに置くようにします。


UWFを有効化する

すべての設定が終わったら、UWFを有効化して、設定は完了です。

UWFを設定する

Windowsの機能で「統合書き込みフィルター」を有効化してから、Cドライブを書き込み禁止に指定し、UWFを有効化します。その後、他の設定のため、UWFを一度無効化します。
  1. コントロールパネルを開く

    ※ 検索ボタンをクリックし、「cont」と入力して表示された[コントロールパネル]をクリック

  2. [プログラム]→[Windows機能の有効化または無効化]をクリック

  3. [統合書き込みフィルター]を有効にする

    ①「Device Lockdown」の下を表示する

    ②[統合書き込みフィルター]にチェックを付ける

    ③[OK]をクリック

  4. (以下の画面が表示された場合)
    [今すぐ再起動]をクリックし、Windowsを再起動する

  5. コマンドプロンプト(Windows PowerShell)を管理者権限で開く

    ※ 検索ボタンをクリックし、「コマンド」と入力して表示された[コマンドプロンプト]を右クリックし、[管理者として実行]をクリック

  6. 「uwfmgr volume protect c:」と入力し、[Enter]を押す

    ⇒ Cドライブへの書き込みが制限されるように設定されます(UWFが有効化するまでは、制限されません)。

  7. 「uwfmgr filter enable」と入力し、[Enter]を押す

    ⇒ UWFを有効化します。

  8. Windowsを再起動する

  9. コマンドプロンプト(Windows PowerShell)を管理者権限で開く

  10. 「uwfmgr filter disable」と入力し、[Enter]を押す

    ⇒ UWFを無効化します。
    次以降の設定は、一度UWFを有効化してから実行する必要があります。

  11. Windowsを再起動する

これで、UWFを有効化した後に無効化し、設定をする準備が整いました。

Dドライブを作る

除外フォルダーのシンボリックリンク先などに別ボリュームを必要とします。そのため、Cドライブの容量を低減し、その分でDドライブを作成します。
  1. ディスクの管理を開く

    ※ スタートボタンを右クリックし、[ディスクの管理]をクリック

  2. Cドライブを右クリックし、[ボリュームの縮小]をクリック

    エラーが表示された

    下のエラーが表示された場合、「Optimize drives」サービスを[手動]にする必要があります。

    ① コンピューターの管理を開く
    ※ スタートボタンを右クリックし、[コンピューターの管理]をクリック

    ② サービスとアプリケーション>サービスをクリック

    ③ 「Optimize drives」をダブルクリック

    ④ 「スタートアップの種類」を[手動]にして、[OK]をクリック

  3. Dドライブに用意する容量分だけ「縮小する領域のサイズ」に入力し、[縮小]をクリック

    ※ Dドライブは最低でも2GBはご用意ください。

  4. 未割り当ての領域を右クリックし、[新しいシンプルボリューム]をクリック

  5. ウィザードを進め、NTFSフォーマットのDドライブを作る

これで、Dドライブを作ることができました。

書き込み制限から除外する

書き込み制限から除外するフォルダー・ファイル・レジストリを設定します。
除外したいフォルダー・ファイル・レジストリはシンボリックリンクにして、実体はDドライブに置くようにします。
ここでは、例として弊社サイネージアプリ「時間割看板」のフォルダーを除外フォルダーに設定する手順をご案内します。

書き込み制限から除外する必要があると考えられるフォルダー・ファイル・レジストリ

• 使うアプリのデータが保存されるフォルダー(設定やキャッシュなど)

• Windowsのテンポラリーフォルダー

• 定期的に追加、変更するデータを格納するフォルダー(コンテンツなど)

• Windows Defenderを利用する場合、Microsoft社で案内しているフォルダー・ファイル・レジストリ
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/customize/enterprise/uwf-antimalware-support
(2020年12月現在の情報)

  1. 除外フォルダーにするフォルダーを切り取り、Dドライブに貼り付ける

    ※ シンボリックリンクを作るためです。
    フォルダーの実体をDドライブに持っていくとともに、同じフォルダー名がCドライブに存在しないようにします。

  2. コマンドプロンプト(Windows PowerShell)を管理者権限で開く

  3. シンボリックリンクを作る

    「mklink /D "シンボリックリンクのパス" "シンボリックリンクの中身になるフォルダーのパス"」と入力し、[Enter]キーを押します。

これで、シンボリックリンクを作ったフォルダーは、書き込み制限から除外されました。

シンボリックリンクを作れないようなフォルダーを除外フォルダーに設定したい場合

UWFの設定で、フォルダーを除外設定します。

※ この設定をした場合、こまめな再起動でオーバーレイ用のメモリーを開放してください。
除外フォルダーに設定したフォルダーに書き込むと、オーバーレイ用のメモリー(初期値1GB)が消費されてしまうことがあり、すべて消費してしまうとWindows が応答を停止してしまいます。


① コマンドプロンプト(Windows PowerShell)を管理者権限で開く

② 「uwfmgr file add-exclusion " 除外するフォルダーのパス"」と入力する

③ [Enter]キーを押す
⇒これでフォルダーの除外設定は完了です。

UWFを有効化する

すべての設定が終わったら、UWFを有効化して、設定は完了です。
  1. コマンドプロンプト(Windows PowerShell)を管理者権限で開く

    ※ 検索ボタンをクリックし、「コマンド」と入力して表示された[コマンドプロンプト]を右クリックして[管理者として実行]をクリック

  2. 「uwfmgr filter enable」と入力し、[Enter]を押す

    ⇒ UWFを有効化します。

  3. Windowsを再起動する

これで、UWFが有効化されました。
これ以降起動するたびに、UWFを有効化したときの状態に戻ります(除外フォルダーとDドライブを除く)。

書き込みを制限したところを変更したいときは

① コマンドプロンプト(Windows PowerShell)を管理者権限で開く

② 「uwfmgr filter disable」と入力し、[Enter]を押す
⇒ UWFを無効化します。

③ Windowsを再起動する

④ 必要な変更をする

⑤ 変更が終わったら、上記【UWFを有効化する】の手順を実行する

通電したらすぐに電源が入るようにする(AC電源連動)

AC電源が供給されたタイミングで自動的に本製品が起動するように設定します。(電源ボタンを押す手間を省けます)

※ ご購入時は本機能が無効になっています。

  1. 本製品を起動し、すぐにキーボードの[F2]を連打する

    ⇒ BIOS画面が表示されます。

    ※ 通常通りWindowsが起動してきた場合は、シャットダウンしてやり直してください。

  2. [→]を押して[Configuration]タブに移動する

  3. [State After G3]を選び、[Enter]を押す

  4. [S0 State]を選び、[Enter]を押す

    ※ 初期値:「S5 State」

  5. ① [→]を押して[Save & Exit]タブに移動する

    ② [Save Changes and Exit]を選んで[Enter]を押す

これで、AC電源が供給されると本製品が起動するようになります。

HDMI CECを設定する

HDMI CEC対応ディスプレイとHDMIケーブルでつなぐことで、本製品とディスプレイの電源連動ができるようになります。
本製品のHDMI CECを有効にする手順を説明します。

※ ご購入時は本機能が無効になっています。

※ ディスプレイの設定画面にも電源連動機能の設定がある場合は、ディスプレイ側のHDMI CECも有効にしてください。

※ 電源連動機能は、ディスプレイの電源を入れ、入力を本製品が接続されたHDMI入力ポートに切り替えると、本製品が起動する機能です。

  1. 本製品を起動し、すぐにキーボードの[F2]を連打する

    ⇒ BIOS画面が表示されます。

    ※ 通常通りWindowsが起動してきた場合は、シャットダウンしてやり直してください。

  2. [→]を押して[Configuration]タブに移動する

  3. [HDMI CEC Power On/Off]を選び、[Enter]を押す

  4. [Enabled]を選び、[Enter]を押す

    ※ 初期値:「Disabled」

  5. ① [→]を押して[Save & Exit]タブに移動する

    ② [Save Changes and Exit]を選んで[Enter]を押す

これで、HDMI CECが有効になります。

パワーリンク対応当社液晶ディスプレイと組み合わせて、電源のオン/オフ機能を利用したい場合

本製品のパワーリンク機能をオンにしてください。

パワーリンク機能を設定する

パワーリンク機能を設定する

パワーリンク対応当社液晶ディスプレイと組み合わせて使う場合、液晶ディスプレイの電源オン/オフに合わせて本製品の電源をオン/オフできます。
本製品のパワーリンク機能を有効にする手順を説明します。

※ ご購入時は本機能が無効になっています。

※ パワーリンク対応当社液晶ディスプレイは、製品ページをご確認ください。

  1. HDMI CECを設定するの手順4まで実行する

  2. ① [Power on by TV/Monitor]を選び、[Enter]を押す

    ② [Enabled]を選び、[Enter]を押す

    ※ 初期値:「Disabled」

    [Power on by TV/Monitor]が表示されない場合

    以下をおこなってください

    BIOSをアップデートする

    ECファームウェアをアップデートする

  3. ① [→]を押して[Save & Exit]タブに移動する

    ② [Save Changes and Exit]を選んで[Enter]を押す

これで、パワーリンク機能が有効になります。

Wake on LANを設定する

本製品をWake on LANで起動できるように設定します。

※ 本機能は有線LAN接続時のみ有効です。

  1. デバイスマネージャーを開く

  2. [ネットワークアダプター]の[Intel I210 Gigabit Network Connection]をダブルクリック

  3. [詳細設定]タブの[PMEをオンにする]の値を[有効]にする

    ※ シャットダウンからのWake on LANが有効になります。

  4. [電源の管理]タブを開き、[このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする]にチェックする

    ※ スリープからのWake on LANが有効になります。

  5. [OK]をクリック

これで、Wake on LANが利用できるようになります。

指定時刻に起動する(Wake on RTCの設定方法)

本製品を指定した時刻に起動するように設定します。

※ ご購入時は本機能が無効になっています。

  1. 本製品を起動し、すぐにキーボードの[F2]を連打する

    ⇒ BIOS画面が表示されます。

    ※ 通常通りWindowsが起動してきた場合は、シャットダウンしてやり直してください。

  2. [→]を押して[Configuration]タブに移動する

  3. [Wake system from S5]を選び、[Enter]を押す

  4. [Fixed Time]を選び、[Enter]を押す

    ※ 初期値:「Disabled」

  5. 起動したい時間を24時間方式で入力する

    ※ 以下の画面は、9:50に設定した例です。

    System Timeが現在時刻と同じであることを確認してください

  6. ① [→]を押して[Save & Exit]タブに移動する

    ② [Save Changes and Exit]を選んで[Enter]を押す

これで、指定した時刻に起動するようになります。

WatchDog Timerを設定する

WatchDog Timerを設定します。

※ ご購入時は本機能が無効になっています。

WatchDog Timerとは

本製品のシステムがハングしてしまった場合に、ハングしてから指定した時間が経過すると再起動がかかる機能です。

  1. 本製品を起動し、すぐにキーボードの[F2]を連打する

    ⇒ BIOS画面が表示されます。

    ※ 通常通りWindowsが起動してきた場合は、シャットダウンしてやり直してください。

  2. [→]を押して[Configuration]タブに移動する

  3. [Watch Dog Timer]を選び、[Enter]を押す

  4. [Enabled]を選び、[Enter]を押す

    ※ 初期値:「Disabled」

  5. 監視したい間隔を90秒から600秒の間で指定する

  6. ① [→]を押して[Save & Exit]タブに移動する

    ② [Save Changes and Exit]を選んで[Enter]を押す

これで、WatchDog Timerが有効になります。

WindowsUpdate自動更新を停止する

WindowsUpdateが実行された場合、本製品が再起動し、サイネージの動作に影響する場合があります。
自動更新を無効にすることで再起動を抑止できます。

※ ご購入時はWindowsUpdateが自動更新される設定になっています。

ご注意

● 自動更新を無効にする場合、セキュリティ対策のため、定期的に手動でWindowsUpdateの確認をお願いします。

● 自動更新を無効にしても、Windowsストアアプリのアップデートのダウンロードを停止することはできません。

  1. グループ ポリシーの編集を開く

    ※ 検索ボタンをクリックし、「gpedit.msc」と入力して表示された[グループポリシーの編集]をクリック

  2. [ローカルグループポリシーエディター]→[コンピューターの構成]→[管理者用テンプレート]→[Windowsコンポーネント]を開く

  3. [Windows Update]→[自動更新を構成する]をダブルクリック

  4. [無効]に設定し、[OK]をクリック

  5. [インターネット上のWindows Updateに接続しない]をダブルクリック

  6. [有効]に設定し、[OK]をクリック

  7. [イントラネットのMicrosoft更新サービスの場所を指定する]をダブルクリック

  8. ①[有効]に設定

    ②[更新を検出するためのイントラネットの更新サービスを設定する]に“dummy”を入力(任意の文字列を入力してください)

    ③[イントラネット統計サーバーの設定]に“dummy”を入力(任意の文字列を入力してください)

    ④[代替ダウンロードサーバーの設定]に“dummy”を入力(任意の文字列を入力してください)

    ⑤[OK]をクリック

  9. [管理者用テンプレート]→[Windowsコンポーネント]→[配信の最適化]を開く

  10. [ダウンロードモード]をダブルクリック

  11. ① [有効]に設定

    ② [ダウンロードモード]で[簡易(99)]を選択

    ③ [OK]をクリック

  12. [管理者用テンプレート]→[システム]→[インターネット通信の管理]→[インターネット通信の設定]→[Windows Updateのすべての機能へのアクセスをオフにする]を開く

  13. [有効]に設定し、[OK]をクリック

これで、WindowsUpdateの自動ダウンロードが無効となり、自動でアップデートされなくなります。

リモートデスクトップ接続をできるようにする

リモートデスクトップ接続をできるように設定します。

※ ご購入時は本機能が無効になっています。

  1. コントロールパネルを開く

    ※ 検索ボタンをクリックし、「cont」と入力して表示された[コントロールパネル]をクリック

  2. [システムとセキュリティ]をクリック

  3. [システム]にある[リモート アクセスの許可]をクリック

  4. [このコンピュータへのリモート接続を許可する]にチェックし、[OK]をクリック

    ※ 初期値:「このコンピュータへのリモート接続を許可しない」

これで、リモートデスクトップ接続できるようになります。

BIOSをアップデートする

本製品のBIOSをアップデートする方法を説明します。

ご注意

BIOSをアップデートすると、BIOSの設定がすべて初期値になります。
必要に応じて、アップデート後に再度設定してください。

  1. ① Webブラウザーで、以下の弊社サポートライブラリにアクセスする
    ② 「ソフトウェアダウンロード」から最新のBIOSアップデータをダウンロードする

    ・MPC-32WE1の場合:https://www.iodata.jp/lib/product/m/6387.htm

    ・MPC-64WE1の場合:https://www.iodata.jp/lib/product/m/6386.htm

  2. ダウンロードしたファイル「UGAPL-xxxB.exe」をダブルクリックする
    ※xxxは英数字です。

    ⇒ デスクトップに[UGAPL-xxxB]フォルダーが作成されます。

  3. [UGAPL-xxxB]フォルダーの中にある[Flash.bat]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックする

    ※ BIOSアップデート中はキーボード・マウス操作ができません。

  4. 「Windowsを再起動してください」と表示されたら、いずれかのキーを押す

    ⇒ 画面が閉じます。

  5. 本製品を再起動する

    ⇒ アップデートが適用されます。

これで、BIOSのアップデートは完了です。

ECファームウェアをアップデートする

本製品のECファームウェアをアップデートする方法を説明します。

Step1 アップデート用USBメモリーを準備する

Step2 ECファームウェアをアップデートする

<参考>ECファームウェアのバージョンを確認する方法

必要なもの

・USBメモリー

ECファームウェアを格納するために使います。

※ FAT32 でフォーマットされたものをご用意ください。

※ USBメモリー内には他のデータが保存されていない状態にしてください。

Step1 アップデート用USBメモリーを準備する

  1. ① Webブラウザーで、以下の弊社サポートライブラリにアクセスする
    ② 「ソフトウェアダウンロード」から最新のECファームウェアをダウンロードする

    ・MPC-32WE1の場合:https://www.iodata.jp/lib/product/m/6387.htm

    ・MPC-64WE1の場合:https://www.iodata.jp/lib/product/m/6386.htm

  2. ダウンロードしたファイル「MPCWE1_ECFWxxxx.exe」をダブルクリックする

    ※ xxxxは英数字です。

    ⇒ デスクトップに[MPCWE1_ECFWxxxx]フォルダーが作成されます。

  3. 「MPCWE1_ECFWxxxx」フォルダー内にある「EFI」フォルダーを、フォルダーごとアップデート用USBメモリー内にコピーする

Step2 ECファームウェアをアップデートする

  1. 本製品に、ACアダプター(電源コード)、ディスプレイ、USBキーボードを接続する

    ※ 本製品の電源は、まだ入れないでください。

  2. 本製品に、Step1で準備したアップデート用USBメモリーを接続する

  3. 本製品の電源を入れ、すぐにキーボードの[F12]を連打する

    ⇒ BIOS画面が表示されます。

    ※ 通常通りWindowsが起動してきた場合は、シャットダウンしてやり直してください。

  4. Boot Managerが起動したら、本製品につないだUSBメモリーを選び、[Enter]を押す

    ※ つないだUSBメモリーが複数表示される場合があります。
    先に表示されるものをまず選び、画面が進行しない場合はもう一方を選んでください。

  5. ECファームウェアのアップデートが始まり、以下のような画面が順に表示されます(約40秒)

    ご注意

    アップデート中は本製品を操作したり、電源を切ったりしないでください。システムが破損する恐れがあります。

  6. 更新が完了すると、自動で電源がオフ(電源LED 消灯)になります

    ⇒ 電源がオフになったら、USBメモリーを取り外してください。

以上で、ECファームウェアのアップデートは完了です。

<参考>ECファームウェアのバージョンを確認する方法

  1. 本製品を起動し、すぐにキーボードの[F2]を連打する

    ⇒ BIOS画面が表示されます。

    ※ Windowsのスタート画面が表示された場合は、シャットダウンし、再度実行してください。

  2. 「EC Version」を確認する

  3. ① 確認したら、[→]を押して[Save & Exit]タブに移動する

    ② [Discard Changes and Exit]を選んで[Enter]を押す

  4. Windowsが起動します

よくあるトラブルを確認する

本製品のMACアドレスを確認したい

本製品の電源が勝手に切れる

回復ドライブから復元またはリカバリーイメージの復元で、本製品につないだUSBメモリーが表示されない

Wake on LANが有効にならない
指定した時刻に起動しない

本製品のMACアドレスを確認したい

以下の手順で確認できます。

①[スタート]ボタン→[設定]の順にクリック

②[ネットワークとインターネット]をクリック

③[状態]→[ネットワークのプロパティを表示]の順にクリック

④ 確認したいネットワークの[物理アドレス (MAC)]を確認します

本製品の電源が勝手に切れるのですが

接続しているディスプレイの電源をオフにした直後に起こっているようであれば、HDMI CEC連動によるものです。ディスプレイの電源オフをしてもPCは起動したままにしておきたい場合は、HDMI CECを無効にしてください。

※ ディスプレイ側のCECの設定を無効にするだけでもCEC連動しなくなります。

回復ドライブから復元またはリカバリーイメージの復元で、本製品につないだUSBメモリーが表示されない

・ 回復ドライブまたはリカバリーイメージ用のUSBメモリーを、本製品のUSBポートに直接接続してお試しください。
・ 本製品の別のUSBポートに接続してお試しください。

Wake on LANが有効にならない
指定した時刻に起動しない

・ EUP FunctionをEnabledにすると、シャットダウン時の待機電力を抑えることができますが、Wake On LANや指定時刻に起動する機能が無効になります。

【Wake on LANを設定する】【指定時刻に起動する(Wake on RTCの設定方法)】をおこなっても解決しない場合は、以下の手順でBIOSの設定をご確認ください。

① 本製品を起動し、すぐにキーボードの[F2]を連打する

⇒ BIOS画面が表示されます。

※ 通常通りWindowsが起動してきた場合は、シャットダウンしてやり直してください。

② [→]を押して[Configuration]タブに移動する

③ [EUP Function]が[Disabled]になっていることを確認する

※ 初期値は「Disabled」です。
[Enable]になっている場合は、[Disabled]に設定してください。

④ [→]を押して[Save & Exit]タブに移動する

⑤ [Save Changes and Exit]を選んで[Enter]を押す

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・ 本製品の電話やメール等によるサポート対応、ソフトウェアのアップデート対応、本製品がサーバー等のサービスを利用する場合、そのサービスについては、弊社が本製品の生産を完了してから5年間を目途に終了とさせていただきます。ただし状況により、5年以前に各対応を終了する場合があります。

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