Amazon S3と同期する
Amazon S3同期について
Amazon S3に関する詳細は、http://aws.amazon.com/jp/s3/をご覧ください。
同期動作は本製品からAmazon S3へのアップロードと、Amazon S3から本製品へのダウンロードに分けられ、アップロードは1分ごとに、ダウンロードは設定した時間ごとにおこなわれます。
※本機能をご利用いただくには、本製品がインターネット環境に接続されている必要があります。
※実際にアップロードが開始されるのは、フォルダー内のファイルが更新されなくなってから約2分後になります。
※本製品のAmazon S3連携機能は、署名バージョン2のみに対応しています。一部の署名バージョン4を必要とするリージョンには対応しておりません。
ご注意
●1つの共有フォルダーには、各クラウドサービスのうち1つを有効に設定できます。同時に複数は設定できません。
●本機能を有効にした共有フォルダー内のファイルを直接編集しないでください。
※編集中に一時ファイルを作るソフトで編集している場合、その一時ファイルまでアップロードされます。
●同期する前に本製品の時刻設定をNTP同期有効(毎日同期有効)に設定してください。時刻がずれると正常に同期できなくなります。
●USB HDDは、専用フォーマットで共有モードの場合のみ同期が実行されます。
●Amazon S3のGlacierストレージクラスには対応しておりません。
●Amazon S3は保存容量・通信量に応じて課金されます。頻繁に更新されるデータがある場合、請求額が大きくなる場合があります。Amazon S3ご契約サイトなどで料金を確認しながら運用することをおすすめします。
●同期の通信において、プロキシ設定が必要な場合は、あらかじめプロキシ設定をしてください。方法は、本体の【画面で見るマニュアル】をご覧ください。
●共有フォルダーの設定変更・削除をする場合は、本製品を利用しているユーザーがいないことを確認してから、作業することをおすすめします。共有フォルダーの設定変更・削除をすると、その内容が反映されるまで、すべての共有フォルダーにアクセスできなくなります。特に、共有フォルダー内のファイル数が多く、使用量制限がかかっている場合に、内容反映の時間がかかります。
●USB HDDの共有フォルダーを同期する場合、その共有フォルダーのトップに"__tmp_file_for_Copy_..." という名前のファイルが一時的に作成される場合があります。そのファイルを削除や変更しないでください。同期処理に必要です。
Amazon S3の設定を確認する
アカウント作成後、そのアカウントにてバケットおよびアクセスキーを作成し、以下をメモしてください。
・バケット名
・作成したアカウントのアクセスキーID
・シークレットキー
※バケット名は、3文字以上63文字以内で作成してください。
※アクセスキーは、「セキュリティ証明書」または「Security Credentials」から作成します。
※アクセスキーID とシークレットキーについては、そのアカウントでのAWS サインアップ後、Amazon S3ホームページ画面右上の[アカウント/コンソール]の[セキュリティ証明書]を開いた先の[アクセス証明書]の[アクセスキー]タブをご参照ください。
※Amazon S3についての不明点、通信料金、規約については、Amazon S3のホームページにてご確認ください。
Amazon S3との同期を有効にする
-
[共有]→[フォルダー]→[一覧]をクリック
-
変更する共有フォルダーの[変更]をクリック
-
①[基本設定]の[Amazon S3同期]にチェック
※リンクをクリックすると、Amazon S3に関する現在の利用料金などの契約情報が確認できます。②契約情報を入力する
アクセスキー 作成した[アクセスキー]を入力します。 シークレットキー 作成した[シークレットアクセスキー]を入力します。 バケット名 作成した[バケット名]を入力します。 プロトコル Amazon S3との通信プロトコルを選びます。
[https]を選んだ場合、本製品とAmazon S3間の通信は暗号化されます。
※[http]を選び、かつ本製品のプロキシ設定を利用する場合、使用するプロキシサーバーの機能によっ ては同期に失敗することがあります。その場合は、[https]をお試しください。ストレージクラス Amazon S3のバケットに保存するファイルのストレージクラスを選びます。
※ストレージクラスについてはAmazon S3のホームページをご確認ください。クラウド側更新監視間隔 Amazon S3のバケットのファイルの更新監視間隔を選びます。
※[更新監視しない]を設定した場合は、自動での定期ダウンロードはおこなわれません。▼詳細設定
エンドポイント エンドポイント名(ホスト名)を直接入力する場合に設定します。
※空白の場合は 、Amazon S3のエンドポイントが利用されます。ポート番号 Amazon S3にアクセスする際のポート番号(TCP)を入力します。
※空白の場合は、プロトコルで[http]を選ぶと80、[https]を選ぶと443を使います。アップロード最大ファイルサイズ ファイルをアップロードする際の最大ファイルサイズを入力します。これを超えるファイルはアップロードされません。
※Mバイト単位で設定します。[最大5242880MB(5TB)]Multipart Upload Multipart Uploadを使うかどうかを選びます。
※ただし、100MB未満のファイルをアップロードする際は、SinglePart Uploadを使います。
※チェックしない場合、5GB以上のファイルはアップロードできません。 -
[接続テスト]をクリック
しばらく後に「接続テスト成功」と出ることを確認します。 -
[OK]をクリック
-
接続テストに成功したら、[変更]をクリック
接続テストに失敗した場合
●入力した契約情報がすべて正しいか確認してください。(特に、エンドポイントやポート番号を初期値から変更している場合は、ご注意ください。)
●本製品がインターネットに接続可能な環境に設置されているか、 確認してください。(本製品のプロキシ設定を有効にしている場合、プロキシ設定が正しいかも確認してください。)
任意のタイミングでダウンロードする場合
-
[共有]→[フォルダー]→[一覧]をクリック
-
変更する共有フォルダーの[変更]をクリック
-
[ダウンロード開始]をクリック
結果を確認する
本製品のログ記録用の共有フォルダー「LAN DISK Log」の「Amazon S3」フォルダー以下に同期の結果を記録を残します。
「[同期実行日時]_summary.log」というファイル名のログファイルで内容を確認してください。
失敗した場合は「[同期実行日時]_failed.log」というファイル名のログファイルで、内容を確認してください。
成功した場合は「[同期実行日時].log」というファイル名のログファイルも保存されます。
「[同期実行日時].log」というファイル名のログファイルは最大10個まで保存されます。それ以上のログファイルが保存される場合は、その中で最も古い実行日時のファイルが同じ実行日時の「[同期実行日時]_summary.log」と一緒に自動的に削除されます。
なお、「[同期実行日時]_failed.log」は自動的に削除されませんので必要に応じて削除してください。
(共有フォルダー「LAN DISK Log」へのアクセス方法は本体の【画面で見るマニュアル】をご覧ください。)
▼詳細設定
ログ内容 | 意味 | 対処 |
---|---|---|
SizeTooLargeError | アップロードのファイルサイズの上限を超えています。 | 該当するファイルをアップロード元の共有フォルダーから別の場所に移動してください。 |
NoSpaceError | ローカルの共有フォルダーまたはサーバーのファイル・フォルダー数またはファイルの合計サイズが制限値を超えています。 | 制限値を超えているファイル・フォルダーの移動または削除が必要です。 |
NoEntryError | フォルダーやファイルが見つかりません。 | 同期中に設定やファイル・フォルダーを変更しないようにしてください。 |
PermissionError | サーバー側に権限がないためファイル操作ができませんでした。 | サーバー側の権限設定を確認してください。 |
ExistsError | 以下のうちいずれかに該当します。 ・アップロード元にあるファイルと同名のフォルダーがアップロード先のサーバーに存在します。 ・アップロード元にあるフォルダーと同名のファイルがアップロード先のサーバーに存在します。 ・ダウンロード元にあるファイルと同名のフォルダーがダウンロード先のサーバーに存在します。 ・ダウンロード元にあるフォルダーと同名のファイルがダウンロード先のサーバーに存在します。 |
同名のファイル、フォルダーのうち片方の名称を変更してください。 |
NameTooLongError | ファイル名の長さが制限値を超えています。 | 該当するファイルの名称を変更してください。 |
ServerCommunicationError | サーバーへの同時接続数が多すぎるか、BOX IDもしくはパスワードの設定が間違っています。 | BOX IDもしくはパスワードに誤りがないか確認してください。BOX IDもしくはパスワードに誤りがない場合、本機以外に同じBOX IDでサーバーに接続している機器が存在するなら接続台数を減らすことを検討してください。 |
ForbiddenNameError | ファイル名が不正です。 | 該当するファイルの名称を変更してください。 |