Q3 妙な基板がささってて、メモリスロットに空きがない?!
PCケースを開けて、メモリスロット周辺を見てみると…。

メモリスロットに、「RIMMメモリ」と「緑色のナゾの板」がささってる?!
メモリスロットに、「RIMMメモリ」と
「緑色のナゾの板」がささってる?!
空きスロットがない!

メモリスロットにささっているものを、詳しく見てみましょう。

「緑色のナゾの板」は、「C-RIMM」という基板です

このC-RIMMとは一体ナニモノでしょうか?

C-RIMMは、Continuity-RIMMの略、つまり「繋ぎのRIMM」です。
基板には配線のみで、DRAMは載っていません。(だから、もちろんメモリ容量は0MB。)
RIMMはスロットが空いた状態のまま使用することができないため、空きスロットには、C-RIMMを装着しなければならないのです。
RIMMの場合、メモリを増設する時には、このC-RIMMを取りはずしてからRIMMモジュールを装着するのです。

 

point  RIMMのメモリスロットが空いてると、なぜマズイ?

イメージとして、DIMMは並列接続、RIMMモジュールは直列接続と考えれば分かりやすいでしょう。

さて、下図の矢印は電気の信号を表します。

…メモリに伝わっていく信号
…メモリから返される信号

このやりとりがあることにより、メモリは動きます。
さて、それぞれどんな動きをするのでしょうか?

DIMMの場合
DIMMの場合 ★並列接続と考えましょう★
空きスロットがあっても
動作に影響はない。
  
RIMMモジュールの場合
RIMMモジュールの場合 ★直列接続と考えましょう★
空きスロットがあると回路が切れた状態となってしまい、動作しない。
そのため、繋ぎのRIMM = C-RIMMをさす。

 

 

【左図Aの解説】
メモリの信号の終端部を表します。信号を整えてチップセットに返す働きをします。

 

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