社員インタビュー

入社後、ソフトウェアのエンジニア職として従事。現在は協力会社とのやり取りや社内調整、上流工程の要件定義や設計を行い、一人のエンジニアとしてだけでなくチームのマネジメントも行っている。
Q:どういうときに仕事が面白いと思いますか?
現在、世間で言われる「エンジニアリングマネージャー」に近い立ち位置で仕事しています。課やチームのマネジメントをする中でメンバーのエンゲージメントが上がったり、メンバーから「この取り組み、みんなでやりませんか?」という発言が出てくる雰囲気が一番好きです。ただ、成果を出そうとするとき、トップダウンで強制することが効果的な場面もあり、その判断は難しいです。両者のバランスを取ることが必要で、そんな中でも単に技術力の高さだけではなくて全員が納得感を持って主体的に動けるチームは強いと思います。
Q:I-O DATAに入社したきっかけは何ですか?
以前からI-O DATA製品を持っていたこともあり、応募することは決めていました。小学校からPCを触り始めて中学でハードディスク、高校でディスプレイと購入していき、ずっと身近にあって馴染みのある会社でした。やはりお客様にモノとして手に取っていただけるのはメーカーの強みですし、今ではそれがやりがいにも繋がっています。
Q:どんな瞬間にやりがいを感じますか?
家電量販店でI-O DATAの製品が並んでいるのが目に入ると、たとえ自分が関わっていない製品だったとしても、何にも代えがたい多幸感があります。
先日プライベートで行った病院に当社のネットワークカメラが設置されていました。開発に携わった視聴アプリが問題なく動作しているか、不具合が起こっていないかなどを考えるととても怖い反面、実際に目の前で使ってくれている姿を見ると、やはりものづくりは面白いと感じます。
Q:これからやりたいことはありますか?
プロダクトマネジメントに挑戦してみたいと思っています。製品を作ろうと始めてから他の部署に引き継いだり、途中で引き取ったりする仕事が今まで多かったので、製品の発案からどうやってスケールさせていくかも含め、一番最後まで責任を持ってやりたいです。もちろん部署単位で考えたときに業務範囲は超えています。でも領域は超えればいいと思っています。中間に上がったフライ球を取りに行く人が居てもいいと。もちろん一定数の社員がいる会社で、部署ごとに分業がされていることは大切で、その意見も理解します。担当者がいてしっかり管理してくれているから他の人が自由に動くことができます。この点も会社全体で考えた時、マネジメントと同様に、超えるか超えないかのどちらか一方ではなくバランスが大事だと思います。
Q:仕事以外でもやりたいことがあると伺いました
すごく地元に愛着があって、地域創成的なことにも手を出しています。人を集めてイベントを開催したりとか、何か一つのことを成したりすることは、製品作りではないけれど、一種の事業作りのようなことをやっている感覚です。仕事でもやってプライベートでもやって、暇無しです。でも誰かのためかと問われれば、ただ「楽しいから」と答えます。この活動はどこかスタートアップ企業感が感じられて楽しいですよ。
I-O DATAで働く元留学生社員へ「プチインタビュー」を行いました!
我们简单地采访了在I-O DATA工作的留学生前辈!!
来听听前辈怎么说的吧~
Q:どうして日本で働こうと思ったのですか?
(Zhang)中国で日本語を勉強していて、その勉強の成果を日本で試したいと思ったからです。日本での留学生活が楽しくて、そのまま日本で働くことに決めました。
(Wang)新しい価値観に触れたかったからです。中国の価値観だけではなくて、違う国でどんな人に会うか、どんなことをするのかを知ってみたかったんです。
Q:日本語でのやり取りはスムーズにできましたか?
(Wang)入社1年目はまったく敬語が使えませんでした。でも、上司や先輩が私に完璧な日本語を求めなかったことは助かりました。「完璧ではない=ネガティブ」ではなくて、そこから出来ることを少しずつ増やしていきました。
(Zhang)もし完璧に伝えられなくても、先輩から「それはこう聞きたいの?」と質問してくれます。社内には台湾の方と仕事をしている社員さんもいて、中国の文化を知っている人がいるので、話しやすいです。困ったときは積極的に質問して助けてもらいます。それでもコミュニケーション文化の違いには悩みました。中国のようにストレートにYes/Noの会話ではなく、日本では遠回しの表現をします。
(Wang)私もその文化には悩みました。そんなとき私は、相手の立場に立って、相手が大切にしている事をイメージすることが必要だと学びました。どうしても理解できなかったときは「何を伝えたいですか」と素直に聞けば教えてくれます。コミュニケーションは言語だけじゃなくて、真摯な姿も重要だと思います。
Q:金沢で、I-O DATAで働いてみてどうですか?
(Wang)金沢は食べ物も美味しいし、人も優しいので暮らしやすいです。天気が悪い日が多いことが残念ですが、電車通勤しなくていいことが自分にはとても合っています(笑)
(Zhang)I-O DATAの雰囲気はとてもアットホームだと思います。今までとはまったく違う環境に入る『働く』ということは不安かもしれませんが、周囲の人に助けてもらって自分でも勉強していけば、乗り越えられますよ!
入社後、東京のコンシューマ営業部門へ配属。家電量販店のラウンダー営業を経て本部担当を経験。入社4年目に商品企画部門へ異動となり、現在はゲーミングや医療系などのディスプレイの企画職として従事している。
Q:管理職になって心境の変化はありましたか?
昨年(2024年)から管理職になって仕事のやり方が大きく変わりました。管理職向けの外部研修に参加して学んでから、以前より乱暴になったとは思っています。今までのように丁寧に丁寧にお願いしていく方法だと課全体の業務が回らないことに気づき、「とにかくやってください」と業務をお願いするときがあります。一度やってもらって意義説明は後に行うとか。お願いする相手にとってストレスかもしれないなと考えることもありますが、結果的に損はさせないから、と思って「やってください」と言いますね。
Q:仕事を面白いと思う瞬間はありますか?
やっぱり、自分が担当している商品を買って嬉しそうにしている方を見ると嬉しいです。ゲーミングディスプレイ関連で発信しているSNSに「買いました」、「絵がキレイ」、「迷ったらこれ」などの口コミがあると、よかったなぁと思います。営業職だったこともあり、販売台数について強いこだわりはありますが、売上・シェアだけでなく、本当の意味でエンドユーザーさんのことまでは意識できていなかったと途中で気づきました。あるイベントに来られた学生さんが「実は使ってるんですよねー」と話しかけてくださいました。そこから商品の使い心地をヒヤリングしたり、そうやってユーザーの生の声を聞いてから企画職の面白さを自覚したのかもしれません。
Q:なりたい自分や憧れる仕事のやり方はありますか?
泥臭くありたいなと思います。社内でもマーケティングをアナログにやることが良いと思って仕事する人が多い印象です。担当者が各々の足で調べて聞いてくるスタイルを好んでやっています。私自身もそうでした。ただ最近、全国に居る多くのエンドユーザーさんのニーズをとらえながら商品やサービスを届けようとするときに、アナログな方法だけではどうしても限界があり、そこは会社の欠点でもあると感じます。分析データを集めるとかはもっと楽をしてもいいのかもしれません。
ただ、たとえキレイな手法でなくても泥臭く時間も気力も掛けて考えていきたい。そんな集団でもありたいです。毎回はしんどいけれど、どこかで立ち向かう瞬間はあるべきだと思います。
Q:I-O DATAの良いところはありますか?
基本的にみんな優しいところです。個人を虐げたりすることがないです。誰かの「こうじゃないですか?」の発言に対しても必ず意見を聞こうとします。そういうところが良いし自分に合っていると思います。反対に、タイムリーに動くことが苦手なところは良くない側面でしょうか。だからこそ私よりもっと若い社員の意見が前に出るといいなと思います。「これなんかダサくないですか?」と言われることもあるし、その意見を吸い上げていかないといけない。出す商品やサービスを根本から変えてほしいというよりは、商品に若いエッセンスが加わるといい。そうすればI-O DATAはもっと時代に即した集団になれるのかなと思います。