I-O DATA

ET-FPS1Lを192.168.1.xxxの環境に導入しよう!


●すでにインターネット接続があり、ルータをお使いの場合

ET-FPS1Lの出荷時IPアドレスは、「192.168.0.100」に設定されています。パソコンのIPアドレスが、「192.168.1.xxx」の場合には、2つのネットワークアドレスグループが存在していますので、このままでは「192.168.0.100」は、「192.168.1.xxx」グループのパソコンと通信することができません。そこで、次のような手順でET-FPS1Lをネットワークに導入します。

※現在ご利用の環境が「192.168.254.xxx」の場合、「192.168.1.xxx」を「192.168.254.xxx」と読みかえてください
※既存のネットワークに導入する手順のため、一部取扱説明書と手順が異なりますのでご了承ください。大まかな流れは取扱説明書に沿ってご説明しておりますので、お手元にご用意ください。

ここでは、2つのネットワークアドレスグループが存在します。
192.168.0.xxx (255.255.255.0)
192.168.1.xxx (255.255.255.0)

192.168.0.xxxグループのPCは、そのままでは192.168.1.xxxグループのPCと通信することができません。

そこで、ET-FPS1Lを設定するパソコンを192.168.0.xxx (255.255.255.0)のグループにしてから(手順8)、プリンタサーバーのIPアドレスを192.168.1.xxx グループに変更(手順9)します。

【導入手順】


 

導入前にET-FPS1LのIPアドレスを決定します。ここでは、ET-FPS1Lを「192.168.1.250」にする例をご案内します。

※「192.168.1.250」をすでに使用している場合には、「192.168.1.xxx」(xxxが「250」以外となる値)に設定をします。
xxxは1〜254のうち現在使用していない任意の数字を選べます。
例) 192.168.1.251 など

現在使用しているパソコンのうち、どれか1台を選んでET-FPS1Lを設定するパソコンにします。

※設定用パソコンはWindows、Macのどちらでも構いませんが、取扱説明書でご案内している「ET-FPS1Lの設定に必要な環境」の条件を満たしている必要があります。

3 

設定用パソコンが決まったら、取扱説明書の「設置前に確認する」の手順で、ET-FPS1Lを導入する予定の「192.168.1.250」にPINGを実行し、「Request timed out」になることを確認します。

※「Reply from 192.168.1.250・・・」となってしまった場合、このアドレスは使用されていますので、別のアドレスにします。(例:「192.168.1.251」など)
※Mac OS(Classic)を使用している場合は、PINGを実行できませんので、既存の機器のIPアドレスをひとつずつ確認しておきます

●Windowsの場合

1.
 ≪Windows98/95の場合≫
  [スタート]−[プログラム]−[MS-DOSプロンプト]
 ≪WindowsMeの場合≫
  [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[MS-DOSプロンプト]
 ≪WindowsXP/2000の場合≫
  [スタート]−[(すべての)プログラム]−[アクセサリ]−[コマンドプロンプト]
 ≪WindowsNTの場合≫
  [スタート]−[プログラム]−[コマンドプロンプト]

2.次のようにpingコマンドを入力します。
 (Cドライブがハードディスクの場合)
  C:\>ping 192.168.1.250

※PINGの文字のあとにスペースをいれるのを忘れずに!

3.正常に接続できている場合は、以下のように表示されます。
 Pinging 192.168.1.250 with 32 bytes of data:
 Reply from 192.168.1.250:bytes=32 time=1ms TTL=32
 Reply from 192.168.1.250:bytes=32 time<10ms TTL=32
 Reply from 192.168.1.250:bytes=32 time=4ms TTL=32
 Reply from 192.168.1.250:bytes=32 time<10ms TTL=32

●Macintoshの場合
 ≪MacOS Xの場合≫
1.
  [アプリケーション]−[Utilities]−[ping] を開きます。

2 ネットワークアドレス  192.168.1.250 と入力し、pingボタンをクリックします。


※PINGコマンドを実行するには、TCP/IPプロトコルをインストールしておく必要があります。
4  ET-FPS1Lをプリンタと接続します。接続時は、ET-FPS1L・プリンタとも電源を切った状態で行います。
5 

設定用パソコンを現在接続しているネットワークから切り離し(LANケーブルを抜く)、ET-FPS1Lと1対1で接続します。

※クロスケーブルを使用してパソコンと「ET-FPS1L」を直接接続するのが望ましいですが、クロスケーブルがない場合、ハブやルータのLAN側に設定用パソコンと「ET-FPS1L」のみを接続することでも設定は可能です。

6 

接続が完了したらプリンタ、ET-FPS1L、パソコンの順に電源を入れます。

7 

ET-FPS1Lのテストボタンを押し、テスト印刷を実行します。

ネットワーク設定を行っていなくても、ET-FPS1Lとプリンタのみでテスト印刷を行うことができます。この機能により印刷が行えない場合、プリンタまたは本製品の問題か、ネットワークの問題かといった障害に対する原因の切り分けが簡単に行えます。まずはテスト印刷をしましょう。

1.本製品とプリンタが接続され、本製品およびプリンタの電源が入っていることを確認します。

2. [LINK]ランプと[STATUS]ランプが点灯し、印刷されるまで[TEST]ボタンを押します。

→しばらくすると、プリンタから本製品の現在の設定を印刷した用紙が出力されます。

3. 印刷された内容の[5. Current Status]欄の[Current Datarate]の状態を確認してください。


(正常な場合)
      Current Datarate:
      100BASE-TX(Full Duplex)
      ※100BASE-TX Full Duplexで接続
       した場合の例
(エラーの場合)
      Current Datarate:No Link

※テスト印刷を行った際、1 行目に文字が重なって印刷されますが、異常ではありません。また、この現象はテスト印刷を行ったときのみです。

8 

設定用パソコンに一時的に、IPアドレスの設定をします。(設定するIPアドレスは、例として取扱説明書にあるとおり「192.168.0.123」とします)

※IPアドレスの設定方法は使用するOSによって異なりますので、取扱説明書の「設定用パソコンの環境設定」でご案内している「IPアドレスを設定する」から、お使いのOSの箇所をご覧いただき設定します。

「画面はWindows XP」の設定例です。

設定用パソコンのIPアドレス設定が終わったら、Webブラウザを起動しET-FPS1Lの初期IPアドレス「192.168.0.100」を入力します。

1.Webブラウザを起動し、「192.168.0.100」を入力し、[Enter]キーを押します。


2. 設定ページ画面(ET-FPS1Lメインメニュー)が表示されます。

 

10 

「ネットワーク設定」内の「TCP/IP」をクリックし、次の画面で「設定を変更する」をクリックします。

11

ユーザー名とパスワードを入力する画面が表示されますので、ユーザー名は空欄、パスワードに「PLANT」と入力します。

12

値を変更できる画面になりますので、IPアドレスに「192.168.1.250」ゲートウエイに「192.168.1.1」と入力します。

13

設定更新ボタンをクリックし、次の画面で「リセット」の文字をクリックします。

14

更に次の画面でリセットボタンをクリックすると、「リセット中」の画面になりますので、しばらく待ちます。すると「ページを表示できません」という画面に変わります。

※これは、IPアドレスの変更作業によりET-FPS1LのIPアドレスが変わったためです

15

ET-FPS1Lのテスト印刷ボタンを押し、印刷された内容から、IPアドレスが「192.168.1.250」になっていることを確認します。

16

以上でET-FPS1LのIPアドレスは「192.168.1.250」に変更されました。設定用パソコンのIPアドレスを手順8で変更する前の状態に戻し、ET-FPS1Lや設定用パソコンを既存のネットワークに接続します。

 

以上で設定終了です。


サポートトップページ