for WN-G54/CB3L
 
用語解説困ったときには本マニュアルでの呼び方/マークの説明
 
3 暗号化する(WPA)  
   
WPA(Wi-Fi Protected Access)とは
 

WPAとは、「Wi-Fi Protected Access」の略で脆弱性が指摘されるWEPに代わる新しいセキュリティー規格です。TKIP/AESという暗号化方式を利用しています。
WPAでは、WPA-PSK(Wi-Fi Protected Access - Pre Shared Key:家庭向け)モードとWPA(Wi-Fi Protected Access:企業向け)モードの暗号化形態が存在します。
TKIPとは、(Temporal Key Integrity Protocol)という暗号化方式で、一定時間ごとに鍵を更新し、1つの暗号鍵を長い期間、共有して使うWEPと比べてより安全な通信が可能となりました。
AESとは、(Advanced Encryption Standard)という米国商務省標準技術局(NIST)によって選定作業が行われている米国政府の次世代標準暗号化方式です。
また、WPAモードでEAP-TLSの認証方式にも対応しているので、よりセキュアな無線LAN環境の構築が可能です。

本製品においては、「WPAで暗号化されたアクセスポイントと接続する」ための設定手順を行えば、接続時、WPAにて暗号化されていることになります。

   
   
WPAで暗号化されたアクセスポイントと接続する前に、ご確認ください
 
 
  • アクセスポイントとパソコンの無線LANアダプターの双方で 、WPAの暗号化機能がサポートされている必要があります。

  • あらかじめアクセスポイントで設定されている暗号化の情報(WPA-PSK、WPA、TKIP、AES、Pre Shared Key、認証方式)の情報を、手元に控えておいてください。

  • 暗号化の方法によって、設定方法が異なりますので、以下の内容もご確認ください。
    ⇒WPA-PSKモードで暗号化する場合
 
  • クイックコネクトNEOまたはWireless Zero Configurationが使用できます。

  • Wireless Zero Configurationでご使用の場合、Windows XP(ServicePack1とWireless Protected Accessサポート修正プログラム、もしくはService Pack2以降)がインストールされた環境である必要があります。
    (Microsoft社ホームページから、各プログラムをダウンロードして、インストールしてください)
    詳しくはWPAモードで暗号化する場合の注意をご覧ください。

  • 管理者権限以外のユーザーで使用する場合、Windows XPのWireless Zero Configurationのみで使用可能です。

 

    ⇒WPA-EAPモードで暗号化する場合
 
  • クイックコネクトNEOでは接続することはできません。

  • Windows XP(ServicePack1とWireless Protected Accessサポート修正プログラム、もしくはService Pack2以降)がインストールされた環境でご利用いただけます。
    (Microsoft社ホームページから、各プログラムをダウンロードして、インストールしてください)
    詳しくはWPAモードで暗号化する場合の注意をご覧ください。

  • Windows XP以外のOSでは使用できません。
   

WPAで暗号化されたアクセスポイントと接続する手順

 
   
クイックコネクトNEOでWPA-PSKモードの設定を変更する
Windows XP Wireless Zero Configurationを使用してWPA-PSKモードの設定を変更する
WPA-EAPモードの設定を変更する(IEEE802.1x Radius Server)