ビジネスNAS「HDL-XVWシリーズ」+遠隔監視サービス「NarSuS」導入事例【南種子町教育委員会】

ビジネスNAS「HDL-XVWシリーズ」+遠隔監視サービス「NarSuS」導入事例【南種子町教育委員会】

離島のハンディを解消したストレージの遠隔監視 障害の兆候をとらえてトラブルを未然に防止

取材日:2014年7月4日

鹿児島県南種子町の小中学校9校では、校務や授業などで使用するファイルサーバのバックアップ機として、アイ・オー・データ機器のビジネスNAS「HDL-XVWシリーズ」を採用しました。離島という性格上、機動的なメンテナンスが難しいという課題にどう対応するかが導入のカギでしたが、NASの状況をインターネット経由で集中的に管理するサービス「NarSuS」を使うことで、保守が随時可能になり、安定的に使える環境を維持できるようになったとのことです。


 鹿児島県の離島、種子島の南部に位置する南種子町は、宇宙ロケット発射施設「種子島宇宙センター」や鉄砲伝来の地として知られています。そうした土地柄を生かし、南種子町は全国から小学生の留学を受け付けており、町内の小学校7校で、全国から集まった児童の活発な交流が図られています。

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 南種子町内の小中学校計9校には、生徒の成績や出欠を管理する校務用のサーバと同時に、生徒が授業の中で作成したファイルなどを管理するサーバが、それぞれ備えられています。システムが更新期限を迎えるのに備えて、更新前年の2012年から新システムの企画が始まっていましたが、更新時に考慮すべきテーマの一つが「メンテナンスの負荷軽減」でした。


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南種子町教育委員会管理課課長の小西嘉秋氏

 学校のシステムはWindowsベースの校務用サーバと生徒用サーバに、バックアップとしてそれぞれストレージが接続されています。当時、バックアップのストレージにときどきエラーを意味するランプが点灯することがあり、システムを管理する南種子町教育委員会ではその対応に悩まされていました。ほとんどのケースは教育委員会自身でエラーに対応することが不可能なため、システムを管理する鹿児島市の株式会社南日本情報処理センターに対応を依頼。同社の技術者にエラーの原因を分析してもらい、深刻度のレベルに応じて南種子町を訪問してもらっていました。

 しかし離島という地域性を考えると、エラーのたびに鹿児島市から船と車を乗り継いで3時間近くかかる南種子町まで、対応に駆けつけてもらうのは困難です。また「海に近い学校が多いということもあって、塩害でストレージ内の部品が錆びることによるエラーも少なくなく、ストレージのエラーそのものを減らすことも容易ではないと考えていました」(南種子町教育委員会管理課課長の小西嘉秋氏)。

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「訪問前にエラーの原因が分かる」

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南種子町教育委員会管理課庶務係の河野正彰氏

 塩害および湿度対策として空調設備を整えたが更にエラーへの対応を効率化し、管理コスト低減をはかるために、南種子町教育委員会が着目したのが、アイ・オー・データ機器のNAS「HDL-XVWシリーズ」と、それと組み合わせて利用できるクラウドベースの管理サービス「NarSuS」でした。NarSuSは遠隔地のNASの稼働状況をインターネット経由で管理者が確認できるサービスで、機器内の温度やCPU使用率、ファンの回転数やディスク空き容量などをリアルタイムで確認できます。

「専門外の私たちではエラーの原因が分からないため、ランプが点灯したらとにかく技術者に対応をお願いする必要がありました。しかしNarSuSで技術者にNASの状況を直接見てもらえるようになれば、こちらに来てもらわなくても、ある程度エラーの原因を分析してもらうことができます」(南種子町教育委員会管理課庶務係の河野正彰氏)。技術者が南種子町まで駆けつけて対応すべき事象かをリモートで判断し、技術者による現場対応は本当に必要な時だけに絞ることが可能になると考えたわけです。

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町内の各学校9校に設置されたHDL-XVW

 2013年9月、バックアップのストレージをHDL-XVWに置き換え、NarSuSで管理する新しいシステムの稼働が始まりました。新システムでは技術者による遠隔監視を実現。それにより南種子町教育委員会の管理負担は軽減され、本来の業務である学校教育現場の支援により多くの時間を割くことが可能になっています。

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MMC技術部の田島潤一氏

 新システムは、管理の実務を担当する株式会社エム・エム・シー(MMC)側にもメリットをもたらしています。「NASの障害原因を遠隔地から分析するだけでなく、アラートが出るしきい値を調整することで、障害が起きる兆候をとらえて未然に防止するようなことも可能になりました」(南種子町教育委員会のシステム管理を担当するMMC技術部の田島潤一氏)。

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 また通常のリモートアクセスでは、学校のネットワークへのアクセスとディスクへのアクセスの二段階が必要なのに対し、NarSuSはNASがデータセンタに稼働状況をアップロードし、技術者はそのデータセンタに集約された稼働状況のデータを見る形です。そのため構成がシンプルで使いやすいという利点もあるとしています。

 NASはリアルタイムで状況を管理できるほか、月1回レポートを技術者に自動配信する仕組みになっており、技術者はその情報をもとに今後に向けた必要な処置を実施。その結果、HDL-XVWが使われているバックアップ部分については、これまで現地まで技術者が駆けつけて対応する事象自体がなくなったとのことです。

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NarSuSの管理画面。ディスク単位での情報のほか、CPU使用率や装置内温度などパラメータごとの推移も確認できる

 南種子教育委員会とMMCでは、NarSuSが提供する月1回のレポートを活用し、定期点検時に用意する情報の充実化をはかっていく方針です。それによりシステムの有効活用が一層進み、教育サービスのさらなる充実化がはかられていくものと期待されています。

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導入企業概要

[団体名] 南種子町教育委員会

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担当者名

南種子町教育委員会
小西氏(右)
河野氏(左)

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