4KとフルHDの画面比較！USB Type-C搭載フリースタイルスタンド液晶で比べてみた

（写真）左：27型4Kモニター「LCD-CU271AB-F」　右：27型フルHDモニター「LCD-CF271ED-F」
※画面はエクセルを表示。比較しやすいように1つおきの列に色を付けています。
4Kモニターは、フルHDモニターに比べ、列も行も約2倍の情報を表示できます。

（記事公開日：2023年9月8日）

近年、USB Type-Cのポートを搭載しているノートパソコンが増えてきています。そこで、ノートパソコンの作業効率を上げるため、マルチモニター環境を検討される方は、USB Type-C搭載、フリースタイルスタンドの液晶ディスプレイがおすすめです。

今回、画面サイズが同じで、解像度が違う2商品を比較したいと思います。

• 

  4Kモデル
  LCD-CU271AB-F

• 

  フルHDモデル
  LCD-CF271ED-Fシリーズ

4KとフルHDの作業領域を比較

フルHDモデルの解像度が、横1920ピクセル、縦1080ピクセルに対して、4Kモデルは、横3840ピクセル、縦2160ピクセルと解像度が4倍、表示領域が4倍になります。

Excelを利用した場合、どれくらいの列まで表示できるか、フルHDモデルと4Kモデルで比べてみました。

（写真）フルHDモデル「LCD-CF271ED-F」のエクセル画面

（写真）フルHDモデルでは「Z列」まで表示できる

フルHDモデルでは、「Z列」まで表示できました。Z列以内で収まるような表であれば十分ですが、それよりも右側にデータがある場合、横にスクロールして右に行ったり左に行ったりと大変面倒です。

（写真）4Kモデル「LCD-CU271AB-F」のエクセル画面

（写真）4Kモデルでは「AZ列」まで表示できる

4Kモデルでは、表示領域が広いので「AZ列」まで表示できました。左右にスクロールすることもなく、1画面でかなりのデータを一目で見渡せるので、作業時間がかなり短縮できます。

4KとフルHDの綺麗さを比較

フルHDでも十分綺麗だった映像も、4K映像ではさらに綺麗になります。写真や動画だけがきれいになるだけでなく、文字もきれいに表示できます。フルHDモデルと4Kモデルで文字の表示を比べてみました。

（写真）フルHDモデルの文字

フルHDモデルでは、画面のドットが肉眼で確認できました。表示される文字のシャギーが少し気になりますが、パソコン作業する際に苦になるほどではありません。
※シャギーとは、文字や画像の線や輪郭に現れる階段状のギザギザのこと。

（写真）4Kモデルの文字

一方、4Kモデルでは、画面のドットが肉眼で確認できないほど高精細なので、文字のシャギーがほとんど目立たず、なめらかに表示できるようになります。

4Kモデルは、写真だけでなく文字もクッキリと綺麗に表示できるので、文章を読んだり書いたりする作業が快適になります。

USB Type-C搭載、ケーブル1本で給電も可能

（写真）USB Type-Cケーブル1本を接続するだけ

4Kモデル、フルHDモデルともに、USB Type-Cケーブル1本を接続するだけで、かんたんにマルチモニターとして利用することができます。

従来のHDMI接続でもマルチモニターにすることは可能ですが、USB Power Delivery対応機器に電源供給、充電ができるUSB Type-Cポートを搭載しているので、ケーブル1本でノートパソコンを充電しながら、映像や音声をモニターに出力できます。

（写真）USB Type-C端子（ノートパソコン側）

（写真）4Kモデル「LCD-CU271AB-F」のUSB Type-C端子（モニター側）

USBハブ2ポート搭載でマウスやキーボードを接続できる

（写真）4Kモデル「LCD-CU271AB-F」のUSBハブにマウスとキーボードを接続

4Kモデル、フルHDモデルともに、USBハブを2ポート搭載しています。モニターのUSBハブにマウスとキーボードを常時接続しておけば、打ち合わせなどでは、USB Type-Cケーブル1本を抜くだけで、ノートパソコンをすぐに持ち出せます。

USB Type-C、USBハブのほか、DisplayPort、HDMI端子を搭載し、2W+2W（ステレオ）のスピーカーを本体に搭載しているので、パソコン以外にもゲーム機をつないで楽しむこともできます。

フリースタイルスタンドで
ノートパソコンとモニターを上下に並べられる

（写真）ノートパソコンとモニターを上下に並べられる

4Kモデル、フルHDモデルともに、高さ調整をはじめ、前後（チルト）・左右（スイベル）の角度調整、90°回転して縦表示できる「ピボット機能」を備えたフリースタイルスタンドモニターです。

写真のように高さを調整すれば、ノートパソコンとモニターを上下に並べて、省スペースでマルチモニター環境にできます。

スマホの縦表示もできる

（写真）スマホの画面を縦表示できる

「LCD-CU271AB-F」はスマホやタブレットの映像を縦表示のままに表示することができます。スマホゲームを大画面でプレイしたり、サイネージやイベントなどでも活用できます。
※アスペクト比9:16のスマホ・タブレットの場合は、画面いっぱいに表示できます。それ以外のアスペクト比の場合、左右に黒い領域が生じたり、画面が見切れたりすることがあります。

写真は、iPhone 14 Pro（アスペクト比9:19.5）と縦長なので、左右に黒い領域があります。

（写真）iPhone 14 Proとモニターを接続

iPhone 14 ProはLightning端子なので、Lightning - Digital AVアダプタ（別売）を使って、HDMIに変換してモニターに接続しています。

（写真）モニター本体のメニューでスマホの縦表示を設定

スマホの縦表示の設定は、モニター本体のメインメニューから［表示］－［アスペクト比］を開き、［スマートフォン］を選択し、モニターを90°回転して縦表示にするだけです。

スペック比較

（写真）4Kモニター「LCD-CU271AB-F」

これからのマルチモニター環境は、USB Type-C搭載、フリースタイルスタンド採用の液晶ディスプレイがおすすめです。配線もすっきり接続でき、高さや角度を変えられて快適です。

お好みの解像度にあわせて、4K、フルHDをお選びください。

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。