スマート&サステナブルなビジネス向けの液晶ディスプレイ「BizCrysta(ビズクリスタ)」

BizCrysta(ビズクリスタ) 左:23.8型 右:27型

(写真)BizCrysta(ビズクリスタ) 左:23.8型 右:27型

(記事公開日:2024年2月1日)

「サステナビリティ(持続可能性)」は、耳にする機会が増えた言葉ではないでしょうか。企業に求められるサステナビリティは、環境、社会、および経済の側面にわたります。中でも環境への配慮のひとつとして、省エネルギーが挙げられ、企業はエネルギー使用を最適化していくことが求められています。

オフィスで利用される様々な電子機器には、省エネ設計であることが求められます。例えば、液晶ディスプレイにおいても、低消費電力でエネルギー効率が高く、スリープモードや自動電源オフ機能など省エネ機能があるものは、企業が持続可能なオフィス環境を構築する上で大変重要です。

BizCrysta(ビズクリスタ)の誕生

BizCrysta(ビズクリスタ)の正面と背面

(写真)BizCrysta(ビズクリスタ)の正面と背面

アイ・オーの液晶ディスプレイは、個人ユーザーはもちろん、オフィスをはじめ、病院、学校、官公庁など幅広い分野へ導入いただき、累計出荷台数は1,680万台を突破、国内シェアトップの実績です。
※1997年~2023年10月の累計出荷台数

PC用液晶ディスプレイで選ばれてシェアNo.1 2014年~2023年(10年連続)/BCNアワード2024 液晶ディスプレイ部門No.1年間販売数量

その間、ユーザーが使いやすい充実した機能や目の負担に配慮したヘルスケア機能の搭載はもちろんのこと、持続可能な社会実現に寄与できる商品をご提供してきました。

今回、アイ・オーが満を持してビジネス向けの液晶ディスプレイを開発しました。

その名も「BizCrysta(ビズクリスタ)」。

BizCrysta(ビズクリスタ)のロゴ

BizCrysta(ビズクリスタ)は、ビジネス向けに特化したワイド液晶ディスプレイです。意識しなくても自動で節電でき、ヘルスケアにも配慮した「人感センサー」「照度センサー」を搭載し、地球にも使う人にも優しい液晶ディスプレイです。また、ノートPCから、USB Type-Cケーブル1本で3画面化できるデイジーチェーン接続が可能で配線がスッキリするなど、ビジネスユーザーに考慮した商品です。

人感センサーと照度センサーにより自動で節電

センサー部分

(写真)センサー部分

BizCrystaの大きな特長として、ディスプレイ本体に「人感センサー」と「照度センサー」を搭載していることが挙げられます。

人感センサーは、離席時には自動的にバックライトが暗くなり、席に戻ってくれば画面は自動的に点灯し、消費電力を削減できます。照度センサーは、ディスプレイ周辺の環境光の明るさに応じて、画面の明るさを自動調整するため、節電に効果的です。

デスクから離席時にディスプレイの画面が自動でOFFになる

(写真)デスクから離席時にディスプレイの画面が自動でOFFになる

  • 環境光が明るい場合 環境光が明るい場合
  • 環境光が暗い場合 環境光が暗い場合

(写真)環境光の違いによる画面の明るさの違い

どちらのセンサーも、自動で調整してくれるので、毎日、仕事をしながら意識しなくてもサステナビリティに貢献できます。参考までに、人感センサーと照度センサーを利用した場合、CO2排出量の削減効果がどれくらいあるかの試算をご紹介します。

消費電力量
(kWh/年)
電気料金
(円/年)
CO2排出量
(kg/年)
両センサーOFFと
比較したCO2
排出削減量
23.8型
LCD-BC241D-F
シリーズ
1,601 57,109 695 41%
27型
LCD-BCQ271D-F
シリーズ
1,926 68,714 836 46%

(表)CO2排出量の試算表(人感センサーと照度センサーのどちらもONの場合)

23.8型では年間41%、27型では年間46%の削減効果が期待できます。あわせて年間電気料金も削減できるので経済的なメリットも出てきます。

輝度設定とPC連動機能によりさらに節電可能

輝度設定をしている様子

(写真)輝度設定をしている様子

さらに、センサーによる節電に加えて、ユーザーの好みに合わせたセッティングにより節電効果を高めることが可能な設定を2つご紹介します。

1つは輝度設定です。単に明るさを調整するだけでなく、削減したいW(ワット)数を確認しながら、輝度を設定することができます。どれくらい電力を削減して使うのか、数値目標を立てる場合にとても便利な機能です。

輝度設定画面

(写真)輝度設定画面

もう1つは、PCの状態に連動して、自動的にディスプレイの電源をオン/オフする機能の設定です。この機能は、PCの電源がオフの際に節電状態に移行し、PCの電源がオンになったときに自動で復帰するモードと、節電状態から一定時間後にディスプレイの電源を切り、手動で復帰するモードから、お好みで選んで節電することができます。

PCと連動して電源OFFになる

(写真)PCと連動して電源OFFになる

2つの設定は、ユーザーが取り組める節電対策として積極的に活用して欲しい機能です。

ユーザーに優しい機能を搭載

PC作業の様子

(写真)PC作業の様子

BizCrystaは、節電効果のあるサステナブルなディプレイであるとともに、ユーザーにも優しいディスプレイです。長時間のPC作業において目の疲れを軽減することを考えて設計されていますので、いくつかのポイントをご紹介します。

先ほどご紹介した「人感センサー」と「照度センサー」は、節電効果を生むだけでなく、ユーザーのヘルスケアも考慮しています。

はじめに人感センサーは、ディスプレイとの距離を感知し、指定の距離より近づいた場合は注意喚起するメッセージを表示します。無意識にいつの間にか、つい画面に近づきすぎてしまうことってありませんか。

画面に近づきすぎるとアラートメッセージで知らせてくれる

(写真)画面に近づきすぎるとアラートメッセージで知らせてくれる

アラートメッセージにより気付くことができるので、大事な目をいたわると同時に、猫背で首を突き出した姿勢を正しく戻すのにも役立ちます。

次に照度センサーは、環境光にあわせて明るさを自動調整してくれるスマホでもおなじみの機能で、目の負担を和らげます。環境光とディスプレイの明るさの関係は、快適な作業環境を確保するうえでも重要です。

環境光に合わせてディスプレイの明るさが調整される

(写真)環境光に合わせてディスプレイの明るさが調整される

明るい環境では、ディスプレイの明るさを高めることにより、画面の情報が明瞭に見え、視認性が向上します。逆に暗い環境では、ディスプレイの明るさを下げることにより、過剰な明るさによる目の疲れや不快感が減少します。

ディスプレイの明るさが適切に調整されていると、画面が自然に見え、作業がしやすくなります。

ケーブル1本で3画面にできるデイジーチェーン採用

デイジーチェーンで接続されたPCとディスプレイ

(写真)デイジーチェーンで接続されたPCとディスプレイ

デイジーチェーンという言葉を初めて聞かれた方もお見えかもしれません。デイジーチェーンとは、数珠つなぎとも言われますが、PCを最初のディスプレイにつなぎ、次にそのディスプレイから次のディスプレイへと順番に接続していくことで、複数のモニターを連結することができます。

BizCrystaでは、PC⇔1台目のディスプレイ⇔2台目のディスプレイをそれぞれUSB Type-C®ケーブルでつなぐことができ、3画面のマルチモニターをスッキリした配線で実現できます。

デイジーチェーンで接続されたPCとディスプレイ

(写真)PCのUSB Type-C端子からBizCrystaの背面端子へ接続

PCと1台目のディスプレイ「BizCrysta」の背面端子の接続

(写真)PCと1台目のディスプレイ「BizCrysta」の背面端子の接続

1台目のディスプレイ「BizCrysta」と2台目のディスプレイの背面端子の接続

(写真)1台目のディスプレイ「BizCrysta」と2台目のディスプレイの背面端子の接続

デイジーチェーン対応のBizCrystaでの組み合わせはもちろん、2台目のディスプレイはデイジーチェーン非対応でもUSB Type-C®搭載のディスプレイであればつなぐことができます。

2台目のディスプレイはデイジーチェーン非対応でも接続できる

(写真)2台目のディスプレイはデイジーチェーン非対応でも接続できる

デュアルディスプレイは比較的一般的ですが、もう1画面増えたトリプルディスプレイは、さらに複数のアプリやウィンドウを同時に開いて作業することができるため、デュアルディスプレイでは物足りないという方にはおすすめです。

使いやすさにもこだわったデザイン

スマホ、ヘッドホン、Webカメラを本体にセットできる

(キャプチャー)スマホ、ヘッドホン、Webカメラを本体にセットできる

PC作業をする際、スマホやヘッドホンは机の上に、Webカメラはクリップで装着というのが定番ではないでしょうか。BizCrystaはひと味違います。「ここにも」「あそこにも」「こんなところにも」っといったユーザーの日常使いを考えた、こだわりを感じます。

例えば、スマホはディスプレイスタンドに立てかけられ、ヘッドホンは収納可能な専用フックにかけられ、Webカメラは専用の取付穴を搭載しています。実際にすべてセットしてみると、机の上はスッキリして、満足感でいっぱいになります。

  • スマホスタンド

    (写真)スマホスタンド

  • ヘッドホン用フック

    (写真)ヘッドホン用フック

  • Webカメラ取付穴

    (写真)Webカメラ取付穴

  • ケーブルホルダー

    (写真)ケーブルホルダー

節電アプリで簡単に節電管理、SDGsに取り組める

「BizSave」のロゴ

オフィスで運用されるディスプレイの節電管理が簡単に実現できるアプリケーションおよびクラウドサービス「BizSave」を提供中。BizCrystaとともに、企業に求められる節電、SDGsへの取り組みを推進いたします。
「BizSave」の詳細はこちら

クラウドから一元管理が可能な節電機能をご紹介します。

  • 【管理者画面で一括管理】
    クラウドサービスから、管理者画面で導入されたディスプレイの節電状況の可視化が可能です。
  • 【管理者による輝度一括設定】
    導入されたディスプレイの輝度を管理者側で一括設定、管理できます。
  • 【自動スリープ&スタンバイ設定】
    使っていない時間は自動で節電。一定時間無操作時、自動でPCスリープ&ディスプレイ省電力モード(スタンバイ)に設定し、節電します。
  • 【おすすめ輝度設定】
    オフィスの環境に合わせた輝度が設定できるおすすめ輝度設定が可能です。適切な明るさに設定することで、消費電力を削減し、目への負担も軽減します。
画面例 ※画面はイメージです

(キャプチャー)画面例 ※画面はイメージです

環境を考えたものづくり

資源を大切にする取り組み

(写真)資源を大切にする取り組み

アイ・オーでは、資源を大切にする取り組みにも積極的です。使うときはもちろんのこと、作るときもサステナブルな、環境に配慮した商品づくりを進めています。
「環境に配慮した商品作り」はこちら

個装箱には再生用のダンボールが利用され、ケーブル類はユーザーのニーズに合うものだけが添付されています。また、添付される取扱説明書はサイズが縮小され、オンラインマニュアルが充実しています。

  • 再生用段ボールの個装箱

    (写真)再生用段ボールの個装箱

  • 添付ケーブルはニーズに合う必要なものだけ

    (写真)添付ケーブルは
    ニーズに合う必要なものだけ

  • 本体のQRコードからオンラインマニュアルへ

    (写真)本体のQRコードから
    オンラインマニュアルへ

今回ご紹介したディスプレイ「BizCrysta(ビズクリスタ)シリーズ」は、企業のサステナビリティに関する期待にお応えでき、地球にも使う人にも優しい商品です。ぜひ導入をご検討ください。

◎関連リンク
・23.8型 BizCrysta「LCD-BC241D-Fシリーズ」
商品ページ)(購入ページ

・27型 BizCrysta「LCD-BCQ271D-Fシリーズ」
商品ページ)(購入ページ

・オフィス向けSDGsユーティリティーツール「BizSave」
商品ページ

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

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