アイ・オー・データ2024年プレス様向け新年会が開催されました

プレス様向け新年会

(写真)プレス様向け新年会

(記事公開日:2024年2月8日)

2024年1月25日(木)にプレス様向け新年会が開催されました。I-O DATA MAGAZINE編集部員も同イベントに参加しましたので、そのレポートをまとめたいと思います。

被災された皆様へのお見舞い

まずは、代表取締役会長 細野昭雄より新年のご挨拶。冒頭に令和6年能登半島地震において、被災された皆様へのお見舞いを申し上げました。社員においては、被害の状況は違うが、みな無事であったこと、また、本社が石川県金沢市にあるアイ・オー・データ機器も機材の損壊、壁や床が剥がれるなど、一部影響があったが、そのような中でも社員の協力もあり、早急に営業が再開できたとの話がありました。

代表取締役会長 細野昭雄

(写真)代表取締役会長 細野昭雄

腰を据えて当社独自の商品とサービスを提供する

次に当社の歴史と近況の報告がありました。

「アイ・オー・データ機器は、1976年に創業し、一昨年、非上場を選択してきました。この選択は、アジアや海外の競合が同様の商品を低価格で提供する中で、腰を据えて当社独自のサービスを提供していこうと考えてのことです。

例えば、PlatPhone(プラットフォン)と呼ばれる簡単なビデオサービスは、アプリやアカウントの登録なしで利用可能であり、リモート医療などにも寄与しています。災害支援としては、2022年9月に石川県の防災訓練で当社音声配信サービスPlatCast(プラットキャスト)を利用してもらうなど、万が一に備えて準備を進めてきています。

PlatPhone(プラットフォン)

(キャプチャー)PlatPhone(プラットフォン)

PlatCast(プラットキャスト)展示風景

(写真)PlatCast(プラットキャスト)展示風景

さまざまな準備を進める中、今回の震災がありましたが、PlatCastを使って、災害時における電話以外の複数の情報伝達手段を準備することで、万が一、機材の破損や通信の不具合が生じた場合でも、別媒体でカバーができ、地域住民のみなさまへ確実に正しく、素早い情報伝達を行うことが可能になります。

非常時には、従来のSNSだけではなく信頼のおける通知が必要となります。金沢市からも「プッシュ通知の音声ガイドができないか」との依頼も受けています。行政との関わりを通じて、地域のみなさまに貢献できる企業を目指していきます。

また、液晶分野では、一般消費者だけでなく、医療向けのMediCrystaや学校などの文教施設にも当社の液晶が利用され、「I-O DATA=液晶ディスプレイ」というイメージが定着してきました。「10年連続、国内シェアNo.1」を維持していることも、時代のニーズを先取りし、提案し続ける姿勢が評価されてのことだと感じています。

医療画像参照用ディスプレイMediCrysta

(写真)医療画像参照用ディスプレイMediCrysta

ストレージ分野でも、単にモノ売りとしてのNASやDASとしてではなく、電帳法の提案や医療機関向けのオンライン資格確認端末など、各分野に適したサービスを提供しています。

電帳法対応の特別ウェブサイト開設

(キャプチャー)電帳法対応の特別Webサイト開設

これらの商品やサービスを、災害支援や医療、文教などの課題に対処し、浸透させるためには時間が必要ですが、確実に成果を上げていると感じています。」
と新年の挨拶を締め括りました。

「ディスプレイ事業」と「ストレージ事業」に注力。
顧客接点にも力を注ぎ、アイオーファンを増やす

引き続き、広報宣伝部 部長の西田谷直弘から「上半期振り返りと下半期のトピック」と題し、主力事業である「ディスプレイ事業」と「ストレージ事業」に焦点を当てたプレゼンテーションがありました。

広報宣伝部 部長 西田谷直弘

(写真)広報宣伝部 部長 西田谷直弘

「ディスプレイ事業は、1997年に13.8インチ高画質液晶ディスプレイ「LCD-D14T」(298,000円)からスタートし、出荷台数が1680万台を突破。日本国内において、選ばれて10年連続シェアNo.1として成長し続けています。

液晶ディスプレイ「選ばれて10年連続シェアNo.1」

(写真)液晶ディスプレイ「選ばれて10年連続シェアNo.1」

直近では、人にも環境にも優しい「サスティナブル」ディスプレイ「BizCrysta」を発表。また、オフィス全体のディスプレイを統合管理する「BizSave」では、ディスプレイの消費電力の一括管理による見える化を可能とし、節電もSDGsへの貢献も実現できる商品となっています。

「サスティナブル」ディスプレイ「BizCrysta」とオフィス全体のディスプレイを統合管理する「BizSave」

(写真)「サスティナブル」ディスプレイ「BizCrysta」とオフィス全体のディスプレイを統合管理する「BizSave」

本年10周年を迎える「GigaCrysta」は、ユーザーと共に盛り上がりを高めています。X(旧Twitter)専用アカウントは4.7万のフォロワーを獲得し、また、本社を会場とした、ぎがくりみーつ「わちゃわちゃ活動」は参加者も増えています。

10周年イヤーを迎える「GigaCrysta」の盛り上がり

(写真)10周年イヤーを迎える「GigaCrysta」の盛り上がり

そしてギガクリシア企画においては、先日のファイナルファンタジーXIファンフェスティバル2024 in 東京において三次元化、イベント時での商品説明やファンとの写真撮影などで一気に人気が高まるなど、注目を集めています。

ストレージ事業においては、ビジネス利用に特化した「BizDAS」シリーズが拡大中で、予兆通知冗長化向上アプリ「DAS CONNECT(無料)」とデータ復旧サービスを準備するなど、「3-2-1ルール」を応用したバックアップを積極提案。NAS+DASのトータル提案を強化してきています。

拡大するBizDAS

(写真)拡大するBizDAS

またNASにおいては、NAS移行をとめずに入れ替え提案するなど、移行作業においても事業継続性を促進しています。

NAS移行 とめずに入れ替え

(写真)NAS移行 とめずに入れ替え

ストレージ事業の柱としてSSDの分野では、単に速い、安いではなく、スマートフォンのバックアップにも有効なUSB-CとUSB-A両対応や、テレビ録画対応など用途に応じた各種スティックSSDをラインアップしています。

用途に合わせた各種スティックSSDのラインアップ

(写真)用途に合わせた各種スティックSSDのラインアップ

また、下半期に向けて「ディスプレイ事業」では、電源をネットワーク制御するPDU商品の投入(1/17発表 BPD-CMU06)など、店舗サイネージ用ディスプレイ領域での事業も拡大して参ります。

下半期に向けた強化ポイント

(写真)下半期に向けた強化ポイント

ストレージ事業ではBizDASの更なるラインアップ強化(マルチベイ、大容量モデル)や特定用途向けNASの強化をはかって参ります。

災害支援におきましては、先程、細野からも話がありましたようにPlatCastを強化して参ります。PlatCastは、デジタル庁「防災DXサービスカタログ」にも掲載されました。

今回の令和6年能登半島地震「被災された自治体、町内会の皆さまに対し、被災地域における情報伝達の手段として、音声配信サービス『PlatCast(プラットキャスト)』を無料提供して、被災地支援に乗り出しています。インターネットを利用した音声配信サービスで、臨時災害放送局として活用できるようにしています。

PlatCastが、デジタル庁「防災DXサービスカタログ」に掲載

(写真)PlatCastが、デジタル庁「防災DXサービスカタログ」に掲載

さらに、当社は愛されるモノづくりのために、顧客接点を強化しています。例えば、初の試みであったI-O Business MeetUp2023においては、ビジネスのソリューションとなる商品サービスの提案であったり、AIキュレーターとの会議など、未来の会議を提案して参りました。

顧客接点の強化

(写真)顧客接点の強化

先日のファイナルファンタジーのファンミーティングでは、試遊機販売を実施し、ほぼ完売、1900件のアンケートも取得するなどの実績も出てきています。

その他、医療、文教、オーディオなど多くのイベント・フェアを実施し、出展したり、法人向けのオンラインセミナーを実施したりするなど、あらゆるメディア、イベントを通じて、顧客接点を増やして、お客様ファンとのエンゲージメントを高めています。

初のコワーキングスペースでの展示会

(写真)初のコワーキングスペースでの展示会

そして、今回のトピックとして取り上げたいのは、よりパワフルなユーザー様の声を聞けるようにとアイ・オーアンバサダープログラムを開始しました。

アイ・オーアンバサダープログラム開始

(写真)アイ・オーアンバサダープログラム開始

と期待が高まる話が続きました。

顧客接点の強化の一環として。
業界をリードするクリエーターと共に「アイ・オーアンバサダープログラム」をスタート

アイ・オーアンバサダープログラムとは、さまざまな業界・分野でリードしていらっしゃる皆様で、当社商品をご愛用・ご活用いただいている方々に商品の発信やフィードバックのご協力をいただくプログラムです。

今回は、「アンバサダートークセッションクリエイター×ITアンバサダーと語るアイ・オー・データの未来」と題して、特命大使でもあり、スペシャルアドバイザーのやまだひさしさんをはじめ、音楽プロデューサー 前迫潤哉さん、クリエイティブディレクター/映画監督 イリエナナコさん、フォトグラファー 緒車寿一さんに登壇いただきました。

アイ・オーアンバサダープログラム開始

(写真)「アンバサダートークセッション クリエイター×ITアンバサダーと語るアイ・オー・データの未来」

ラジオDJ アイ・オー・データ特命大使 やまだひさしさん

(写真)ラジオDJ アイ・オー・データ特命大使 やまだひさしさん

音楽プロデューサー 前迫潤哉さん

(写真)音楽プロデューサー 前迫潤哉さん

クリエイティブディレクター/映画監督 イリエナナコさん

(写真)クリエイティブディレクター/映画監督 イリエナナコさん

フォトグラファー 緒車寿一さん

(写真)フォトグラファー 緒車寿一さん

まず、アイ・オー・データに対する印象として「老舗で実用的でまじめ」「男性に好まれそうなイメージ」「質実剛健」と話がありました。今までも、データのバックアップなどでは、当社のHDDを使っていることも多かったそうです。

みなさんには、アンバサダーに就任して以来、積極的に液晶ディスプレイやストレージを使ってもらっています。早速その感想をいただきました。

音楽プロデューサーの前迫さんからは、「最近、音楽ってパソコンでつくられることが多く、制作から編集までコンピュータを使っている時間が長い。DTM(デスクトップミュージック)では、横にタイムが流れていくので、横長モニター(アスペクト比21:9)と相性が良く、音楽作家が集まった際、ギガクリスタのゲーミングモニターを使ったら大好評。ストレスなく、集中力を切らさずに音楽に集中できました」と話がありました。

音楽プロデューサー前迫さん(21:9の横長モニターとDTMの相性の良さを語る)

(写真)音楽プロデューサー前迫さん(21:9の横長モニターとDTMの相性の良さを語る)

前迫さんの話から「ギガクリスタのゲーミングモニターが音楽制作においても高い親和性があり、その使い勝手や性能がクリエイターにとっても魅力的である」ことを感じることができました。

クリエイティブディレクター/映画監督 イリエナナコさんには、当社のSSDを利用してもらっています。「SSDは映像の編集、グラフィックの仕事でも重宝している。私の仕事スタイルは、外に出かけるのが好きで、カフェや外出先での仕事が多いので、SSDが小さく、軽く、頑丈なのがとてもありがたい。また、自分がディレクターとなってフォトグラファー、ミュージシャン、デザイナー、エディターなどチームでのやりとりも多いので、SSDはデータの書き出し、読み込みも速く、受け渡しもスムーズで、機能的です」と話しがありました。

クリエイティブディレクター/映画監督 イリエナナコさん(SSDの手軽さを語る)

(写真)クリエイティブディレクター/映画監督 イリエナナコさん(SSDの手軽さを語る)

またモバイルモニターについても「編集スタジオ以外で編集することも多く、モニターにはスタンドもついていて、とても良い。軽くて、薄くて、持ち運びしやすい。女性にもとても扱いやすいモニターです」と良い評価をいただきました。

フォトグラファー 緒車寿一さんは、ミュージシャンとの繋がりが強く、有名アーティストの撮影も担当することが多い方です。さまざまな液晶ディスプレイを試してもらっています。

フォトグラファー 緒車寿一さん(液晶モニターの使用感の良さを語る)

(写真)フォトグラファー 緒車寿一さん(液晶モニターの使用感の良さを語る)

「撮影現場で使っているモニターは、従来、使っているものと比較して、サイズは同じでも、半分ぐらいの重さで、軽いのが有難い。撮影の際は、縦位置の撮影も多く、スムーズに縦横と切り替えられるのも良い。現場では、ヘアメイクさんやマネージャーさんなど多くの方に写真の詳細を確認してもらうので、サイズ感も良い。また、スチール(写真)とムービー(映像)の両方を撮影する際、モバイルモニターは、映像確認用として利用でき、HDMIケーブルで直接、データを映し出せるので便利。自宅用もサイズを24インチから32インチと大きくして見やすい。そして販売価格も手頃で購入しやすい」と話がありました。

その後、細野会長を壇上に呼び「音楽関連の周辺機器」「カラバリ」「クリエイターとコラボした限定モデル」など商品の要望や、「制作意欲を掻き立てるデザイン」など当社へ期待することを、クリエイターのみなさんから積極的な意見をもらいました。

細野会長と登壇。クリエイターと直接、意見を交換

(写真)細野会長と登壇。クリエイターと直接、意見を交換

やまだひさしさんの流暢なトークと進行で、初めて顔を合わすクリエイターの皆さんの緊張もほぐれ、会場も盛り上がりました。最後に「クリエイター、アンバサダーが集まり、時には開発の皆さんと一緒に話す機会を定期的に実施したい」と嬉しい声をいただき、アンバサダートークセッションは幕を閉じました。

細野会長とアンバサダーのみなさんのフォトセッション

(写真)細野会長とアンバサダーのみなさんのフォトセッション

会場では、BizCrystaやWi-Fi 7に関する展示も行われ、お集まりいただいたプレスの皆さんと当社スタッフの会話の意見交換もはかられ、最後に懇親会でクイズ、抽選会と大いに盛り上がることができました。久しぶりのプレスさんとの新年会はとても充実した会でした。

今後も定期的にプレス様向け発表会、報告会を開催して参ります。マガジン編集部も可能な限り、参加させてもらって、みなさまにご報告できればと思います。2024年もアイ・オー・データ機器をよろしくお願いします。

懇親会で乾杯の音頭をとる西田谷部長

(写真)懇親会で乾杯の音頭をとる西田谷部長

クイズと抽選会を盛り上げる広報担当の澤田さん

(写真)クイズと抽選会を盛り上げる広報担当の澤田さん

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