2015年の登場以来、各所より高い評価をいただいた、ハードウェアの対ノイズ、設計技術。
AS2でも、この磨かれた経験や設計思想を、余すことなく投入。PCと同じintel CPUを採用しながらも、
一線を画す高いレベルでのハイエンドオーディオサーバーとして仕上げることに成功しました。
また、最新スペックにふさわしいハードウェア機能を実現しています。
Audio用ネットワークポートに、SFPポートを新たに追加。光LANモジュールを利用することで、光ファイバー通信によるノイズを抑え込んだネットワーク再生を可能とします。光LAN対応のネットワークプレーヤーと組み合わせて、ノイズをセパレートした最上の再生環境を実現できます。
LANコネクターは、信号端子が上になるように配置し、LANケーブルの端子と安定した接触を保てるようにしました。また基板を強固に接続する14点固定のDIPタイプ、LANコネクターを採用。コネクターと端子の揺れを防ぎ、振動による悪影響を防ぎます。
intel製の10G対応ネットワークコントローラーを採用し、10Gbpsの超高速転送を可能としました。AS2には、NVMeインターフェイスのSSDを2基搭載しており、高い転送性能を実現しました。
fidataサーバー製品として初めて、ネットワークプレーヤーとしての機能を標準採用。ハイエンドDACとの接続利用を考慮し、従来のUSBに加え、新たにデジタル出力に対応。SPDIFのOptical・CoaxialおよびAES/EBU出力に対応しました。
オーディオグレードの電解コンデンサーを電源ラインに配することで、USB-DACやUSBドライブ接続した際に機器間で発生する電源ノイズを抑え、優れた信号伝送品質を実現しています。
スイッチング電源から供給された電源を、リニアレギュレータを組み合わせた電源回路で降圧することによりスイッチングノイズを除去し、安定した電源供給を実現します。オーディオ出力ブロックの全ての電源生成部をはじめ、基板の大半の箇所に採用しています。
オーディオ出力ブロックの電源と、その他の制御ブロックの電源の系統を分けることにより、オーディオ出力にノイズが混入することを抑制します。
音質設計に配慮し、非磁性体タイプの音質用厚膜抵抗を採用。起電力が小さくなることで、ノイズ低減をします。
低位相雑音特性を持つ真空タイプの水晶発振器を搭載。クロックジッターの発生を抑えるとともに、高精度水晶が生成するクロック動作で高精度なネットワーク伝送を実現しています。
AS1でも実績のある「nichicon MUSEシリーズ」をはじめ、「Panasonic OS-CON」「Rubycon PMLCAP」などを組み合わせて使用することにより、ノイズを調整し電源の安定を実現しています。
オーディオグレードの電解コンデンサーを電源ラインに配置すると共に、USB信号を生成するコントローラの供給電源を低ノイズ設計にすることにより、USB-DACを接続した際に優れた信号伝送品質を実現しつつ、USB-DAC側へのノイズ混入も低減しています。
2TBの容量を持った高速のM.2 NVMe SSDを2台搭載。ストライビングにより4TBの容量を実現しつつ、均一なデータアクセスにより電圧変動を抑えています。
肉厚のアルミサイドパネルに、4.0㎜厚のアルミ天板を装着。
アルミサイドパネルは従来のものより30%厚みを増やしつつ内側のリブ形状を見直すことにより、
大幅に剛性を向上させるとともに、重量増による安定感向上も実現しました。
底面には、高剛性の3.2mm鋼板を採用することで振動に対する安定性を確保しました。
3.2mmのベース鋼板は、AS1で実績のある熱間圧延鋼板に黒クロメイト処理を施したものを採用しています。
シャーシ内部はビームにより、電源部とメイン回路部の2室構造とすることで、
放射ノイズが相互に干渉することを低減しています。
重量ある筐体をしっかりと保持する、独自設計のインシュレーターを引き続き採用。安定感を向上させるために偏心した箇所に1点追加し、5点支持としています。
アルミの色を最大限生かし、バイブレーション研磨による「和紙の風合い」を演出した天板を採用しています。従来モデルより研磨手法を見直すことにより、高品位な風合いを実現しています。
メインボードのネジ固定部分にカスタム無酸素銅ワッシャーを採用。また、SSDマウント部には削り出しの無酸素銅スペーサーを追加。当社独自の聴感チューニングを施しています。