for WN-G54/R

 
用語解説困ったときには本マニュアルでの呼び方/マークの説明
 
無線LANの設定を変更する  
   
 
本製品の設定画面で設定します。
注意
     
無線LANアダプターから本製品の無線設定を変更すると、本製品と無線LANアダプターの通信が途切れることがあります。その場合は無線LANアダプターの無線設定(SSID、暗号化など)を本製品の設定と合わせてください。
有線LANアダプターがある場合は、有線LAN接続したパソコンから設定してください。
     
ここで設定する[暗号化]の値は、本製品と無線通信する無線LANアダプターの設定時に必要になります。
     
    本製品に設定する[暗号化]の値をメモしておくことをおすすめします。
     

 


 

暗号化設定をする

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設定画面の[基本設定]をクリックします。

 

[無線LAN設定]の[無線セキュリティ設定]で[有効]にチェックをつけ、[暗号化設定]ボタンをクリックします。

 

暗号化設定をします。

どの暗号の種類を選べばいいの?

本製品と無線LANアダプターの暗号化の種類を一致させる必要があります。
本製品と通信する無線LANアダプターが対応している暗号の種類(WEP、WPA-PSK、WPA)を確認してください。(詳しくは、無線LANアダプターの取扱説明書をご覧ください。)
無線LANアダプターが[WPA-PSK]に対応している場合は、WEPより高度な暗号化である[WPA-PSK]に設定することをおすすめします。無線LANアダプターが[WEP]のみに対応の場合は、 [WEP]に設定してください。
参考
     
WPAとは
    WPAとは、「Wi-Fi Protected Access」の略で脆弱性が指摘されるWEPに代わる新しいセキュリティー規格です。TKIP/AESという暗号化方式を利用しています。
TKIPとは、(Temporal Key Integrity Protocol)という暗号化方式で、一定時間ごとに鍵を更新し、1つの暗号鍵を長い期間、共有して使うWEPと比べてより安全な通信が可能となりました。
AESとは、(Advanced Encryption Standard)という米国商務省標準技術局(NIST)によって選定作業が行われている米国政府の次世代標準暗号化方式です。
     
[WPA(802.1x/EAP)]について
    これらは、Radius認証サーバーを使用した高度な認証方式で、企業など特に高度なセキュリティーが必要な場合に使用します。この機能の運用には別途Radius認証サーバーと電子証明書発行サーバーの構築が必要になります。また、Windows XP SP1以降のパソコンのみ設定できます。これらの仕組みを理解した上での運用が必要になりますので、通常は[WEP]や、[WPA-PSK]を使用してのセキュリティー強化を行ってください。
     
 

 

●暗号の種類を次の中から選択してください。

WPA-PSKで暗号化する場合
WEPで暗号化する場合
WPA(802.1x/EAP)で暗号化する場合

 

 WPA-PSKで暗号化する場合

上から順に設定を行います。

1.暗号化モード

WPAモード(PSK)を選択します。
2.暗号方式
TKIPとAESから選択します。
3.Pre Shared Key
Pre Shared Keyを8〜63文字の半角英数字で入力します。
入力したPre Shared Keyはメモしておくことをおすすめします。

4.ライフタイム

キーの更新時間(ライフタイム)を、300秒〜7200秒で設定します。
初期値:3600秒

5.[設定]ボタン

クリックすると設定を保存します。

 

[無線LAN設定]画面に戻りますので、[設定]ボタンをクリックします。

これで本製品の設定は完了です。

本製品と通信する無線LANアダプター側も、本製品に設定した[暗号化]と同じ値を設定します。

設定方法は、お使いの無線LANアダプターの取扱説明書をご覧ください。

無線LAN機能内蔵パソコンで、Windows XP SP2以降をお使いの場合は、【(参考)無線LAN機能内蔵パソコンと接続する場合】をご覧ください。

 

WEPで暗号化する場合

上から順に設定を行います。

1.暗号化モード

[WEPモード]を選択します。

2.キーの長さ

64ビットより128ビットの方がより高いセキュリティレベルを確保できますが速度は低下する場合があります。

64ビット

送受信するデータを64ビットで暗号化します。

128ビット

送受信するデータを128ビットで暗号化します。
パスフレーズ

ASCII文字列を入力し、生成ボタンによりランダムでWEPキーを生成します。
通常は使用しません。

3.キー1〜4

16進数(0〜9またはA〜F)の文字列を入力します。
入力したキーはメモしておくことをおすすめします。

64ビット
10桁
例)0123456789

128ビット

26桁
例)01234567890123456789ABCDEF

無線LANアダプターなど通信相手側と同じ暗号キーを入力する必要があります。
※ASCII文字の入力には対応しておりません。

無線LANアダプターなど通信相手側も同じ暗号キーの種類で設定する必要があります。通常は、[キー1]を使用します。

デフォルトキー

使用するキーを選択します。(通常は1を使用します。)

4.[設定]ボタン

クリックすると設定を保存します。

※ServicePack1にアップグレードしていないWindows XPでは、[キーの長さ]と[キーのインデックス]が、弊社Web設定の表記と異なります。それぞれ以下のように読み替えてください。
40ビット=64ビット、104ビット=128ビット
キー0=キー1、キー1=キー2、キー2=キー3、キー3=キー4

 

[無線LAN設定]画面に戻りますので、[設定]ボタンをクリックします。

これで本製品の設定は完了です。

本製品と通信する無線LANアダプター側も、本製品に設定した[暗号化]と同じ値を設定します。

設定方法は、お使いの無線LANアダプターの取扱説明書をご覧ください。

無線LAN機能内蔵パソコンで、Windows XP SP2以降をお使いの場合は、【(参考)無線LAN機能内蔵パソコンと接続する場合】をご覧ください。

参考
     
ご使用の無線LAN製品によっては、[128ビット]に対応していない製品(弊社製WN-B11/USB、WN-B11/PRSなど)があります。これらの製品を使用する場合は、[64ビット]で設定してください。
     
ご利用のネットワークのWEP認証方式(Open System、Shared Key)をご確認ください。その上で、本製品の設定(【無線詳細設定】)でご利用になる認証方式を設定してください。
     
 

 

WPA(802.1x/EAP)で暗号化する場合

上から順に設定を行います。

1.暗号化モード

[WPAモード(802.1x/EAP)]を選択します。

2.暗号方式

TKIPとAESから選択します。

3.認証サーバ

Radius認証サーバのIPアドレスを入力します。

4.認証ポート番号

Radius認証サーバのポート番号を入力します。

5.Shared Secret

Radius認証サーバで登録したShared Secretを入力します。

6.ライフタイム

認証キーの有効期間(ライフタイム)を、300秒〜7200秒で設定します。
初期値:3600秒(1時間)

7.[設定]ボタン

クリックすると設定を保存します。

 

注意
     
WPAで設定する場合には、別途Radius認証サーバと電子証明書発行サーバが必要です。WPAモード(802.1x/EAP)を使用する場合は、Radius認証サーバの設定にしたがって本製品の設定を行ってください。
     

 

これで本製品の設定は完了です。

本製品と通信する無線LANアダプター側も、本製品に設定した[暗号化]と同じ値を設定します。

設定方法は、お使いの無線LANアダプターの取扱説明書をご覧ください。

無線LAN機能内蔵パソコンで、Windows XP SP2以降をお使いの場合は、【(参考)無線LAN機能内蔵パソコンと接続する場合】をご覧ください。

 
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