IPとは、ネットワークに接続されているすべての機器を区別するためのアドレス(番地)です。
すべてのパソコンには別々のIPアドレスが必要です。
共有の設定をする前に、ネットワークで使用している機器(LANアダプター、アクセスポイント、ブロードバンドルータ)のIPアドレスを決める必要があります。
IPアドレスを決める際は、下記を参考にしてください。
IPアドレスのクラス
IPアドレス設定例
IPアドレスは、ネットワークを構成するパソコンの台数に応じて、3つのクラスに分かれます。
大規模なネットワークならクラスA、中規模ならクラスB、小規模の場合はクラスCとなります。
同一のネットワーク内では、同一クラスのIPアドレスである必要があります。
実際には、IPアドレスは、ピリオドで区切られた4つの数字の羅列で構成されていて、4つのうち最初の数字で、クラスが分けられます。
IPアドレスの例 192.168.0.1
※「127、224〜255」は通常のIPアドレスとしては使われていません。
IPアドレスの 最初の文字
例えば、数台〜数十台で構成されるネットワークでは、クラスCのIPアドレスを使用します。
通常、ネットワークを構成する場合は、以下の特別なローカルIPアドレスを使用します。
IPアドレスの設定例
下記はIPアドレスの設定例です。一般的な小規模ネットワークを想定しています。
※IPアドレスを固定した場合の例です。自動取得に設定している場合で、DHCPサーバが存在しない場合は、「169.254.xxx.xxx」というアドレスが自動生成されます。
上段:IPアドレス(下段:サブネットマスク )
次に、IPアドレスを設定するに進みます。