P2DiPOLEの製品化はもともと、大学間共同研究の成果をもとに、子供たちをはじめとする一般の人に、高音質の3Dオーディオをカジュアルな形態で体験していただけるようなものとして実現し、少しでも工学に関心をもってほしいという趣旨に賛同いただいた数名の有志によって始められたプロジェクトです。
ところが、優れたデザイナーが加わったり、優秀な音響エンジニアに参加していただいたりと少しずつ進めているうちに、自然発生的に大学ベンチャーとして発展し、さらに、またたく間に国際的な企業間プロジェクトへ成長して、非常に短期間で民生機器としてデビューことになりました。
少し前だったら考えられなかったことですが、現在の起業システム、ビジネスのあり方をよく反映した、いろいろな意味で垣根を超えたプロジェクトであったと自負しております。これからも新しい概念に挑戦しつつ、さらに優れたシステムの実現に向かって熱意をもって取り組んでいきたいと思います。
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