「GV-DVC3/PCI」解説


■i.LINK と MPEG-2 解説

■私のパソコンにはi.LINK端子がある。
 BSデジタルチュ−ナやD-VHSはつなげられないの?

  1. i.LINK端子は同じでも、流れてくるデータは別フォーマットです。
     
    • i.LINK-DVC-SD(DV端子)
      i.LINKの標準的な信号で、DVカメラやデジタルHi8などで使用されています。
    • i.LINK-MPEG2-TS
      BSデジタル放送、CSデジタル放送の映像信号や、D-VHS等での映像記録に使われます。
    • i.LINK-MPEG2-AUDIO
      オーディオ信号のフォーマットでCDやMDなどで使用されます。
      オーディオ機器ではi.LINK端子が使われている例は多くはありません。
       
  2. 「MPEG-2」と呼ばれる映像圧縮フォーマットには、用途に応じて異なるデータ形式が使用されています。
     
    • MPEG-2 PS 形式(プログラムストリーム形式)
      蓄積型メディア用のデータ形式で、主にDVD-Video、パソコン用MPEG-2ファイルで使用されます。
    • MPEG-2 TS 形式(トランスポートストリーム形式)
      放送用のデータ形式で、BS・CSデジタル放送、D-VHS等の家電デジタルレコーダで使用されます。
       

    以上のようなデータ形式の違いにより、 BSデジタルチュ−ナやD-VHSデッキを接続するためには、これに対応した製品が必要になるのです。

■「GV-DVC3/PCI」はTS-PS/PS-TS変換モジュール搭載

D-VHSから出力される TS形式のMPEG-2データを、パソコンで利用可能な PS形式に変換するソフトウェアモジュールを搭載しています。またD-VHSにパソコン内のMPEG-2ファイルをデジタル録画する際に、PS形式からTS形式への変換も行います。この変換はデータ形式の変換のみ行い、MPEG-2データに変更は生じないので、映像劣化はありません。

GV-DVC3/PCI 製品の紹介 | 使い方1 | 使い方2 | 仕様 | 解説