USBメモリー「ED-CCVシリーズ」導入事例【富士市立吉原商業高等学校様】

USBメモリー「ED-CCVシリーズ」導入事例【富士市立吉原商業高等学校様】

学校から自宅に持ち帰ったデータは勝手にコピーができないようになっている部分がよいと思います。あと、USBメモリーを自宅のPCに挿している間はネットワークを一時的に切断して、データがネット上に流出しないようにできる点も魅力的だと思いました。

取材日:2010年6月29日

学校活動の現場では、教員が自宅で教材を作成するといった機会も多いことから、過剰なセキュリティ対策は業務効率を低下させ、教員の活動の制限につながることも少なくない。静岡県の富士市立吉原商業高等学校では、コピー制御機能を搭載したアイ・オーのセキュリティUSBメモリー「ED-CCV」シリーズの導入により、利便性を維持しつつ高いセキュリティ性を確保することに成功した。総合型高校への移行を目前に控えた同校のIT関連への取り組みについて、同校主事の長谷川隆之氏に話を聞いた。

総合学校への移行を機に、ITを中心とした大規模な学校改革へと着手

長谷川隆之様


静岡県富士市を中心とした地域における唯一の商業高校として、昭和37年に開校したのが、富士市立吉原商業高等学校だ。ビジネスコース・進学コース・情報処理コースの3つのコースを設け、ビジネスに不可欠な専門知識や技術の習得をすすめる同校では、進学希望者・就職希望者いずれにも対応できる多彩なカリキュラムが組まれ、各方面に有能な人材を輩出し続けている。また近年では、陸上競技部やチアリーダー部が全国大会に出場するなど課外活動も盛んだ。またその格調高い校舎は、富士山を背後に望む雄大なロケーションも相まって、ドラマ「赤い糸」やテレビCMのロケにも使われるなど、地元でも知名度は高い。

商業高校としてもともと情報教育機器の充実ぶりに定評のあった同校だが、これまでPC教室に設置されていた200台のデスクトップPCは、学校改革の一環として、今春あらたにWindows 7マシンへとリプレースされた。公立学校ではいまだWindows 98など旧来のOSが使われている場合も多い中、同校の先進的な取り組みは目を引くものがある。

「平成23年春には新しく学校が生まれ変わり、名称も富士市立高等学校へと変わります。現在はそれに見合った体制づくりに取り組んでいます」と語るのは、市立高校開設準備室で主事を務める長谷川隆之氏だ。

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教員によるデータのセキュアな取り扱いを目指し「ED-CCV」を導入

USBメモリ

パスワード認証画面


そんな同校に今回導入されたのは、コピー制御機能搭載セキュリティUSBメモリー「ED-CCV」シリーズだ。ハードウェア暗号化やパスワードロック、ウィルス検出機能などセキュリティUSBメモリーとしてはおなじみの機能に加え、一度USBメモリーにコピーしたデータを外部にコピーできなくする機能を備えている。

USBメモリー「ED-CCV」が導入された目的は、教員によるデータの持ち帰り対策だ。「今までは、先生方は私物のUSBメモリーを持ってきてデータを持ち帰ったり、メールでデータを転送していました。幸いにして事故は起きていませんでしたが、職員室のマシンを入れ替えるのを機に、明確な取り扱いルールを定めることにしました」(長谷川氏)。

企業団体におけるUSBメモリーの利用でなにより懸念されるのは、紛失や盗難、およびウィルスの感染によるデータの漏えいである。これを防ぐには、USBメモリーの利用自体を禁止してしまうのが手っ取り早い。しかし学校の現場においては、授業で用いる教材の準備や部活の資料の作成などを自宅で行う教員も多く、これらを完全に禁止してしまうことは、業務効率の低下につながってしまう。かといってセキュリティを軽視するわけにはいかないのが現状だ。

そのため、これらのデータの持ち帰りを認めた上で、持ち帰ったデータを自宅でセキュアに取り扱うために選ばれたのが、コピー制御機能搭載セキュリティUSBメモリー「ED-CCV」を核としたソリューションである。

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コピー制御機能や印刷禁止機能により、学校外でのセキュアな作業環境を実現

管理箱の画像


では具体的に、同校の教員が自宅で作業を行う場合の、USBメモリーの利用方法を見てみよう。同校に納入されているUSBメモリー「ED-CCV」は、50数台に及ぶ教員のPCと1対1でひもづいており、ふだんは情報管理課のキャビネットで保管されている。

「ED-CCV」を使いたい教員は、管理台帳に利用する旨を記入した上で、キャビネットから「ED-CCV」を持ち出して自分のPCにセットし、自宅に持ち帰るデータをコピーする。「ED-CCV」はパスワードロック機能とハードウェア暗号化機能を備えているため、紛失や盗難によって第三者が不正にUSBメモリーを入手した場合でも、パスワードがなければ読み取ることはできず、誤ったパスワードを一定回数以上入力するとロックがかかって利用できなくなる。また分解してチップレベルで読み取ろうとしても、AES256bitのハードウェア暗号化が施されていることから、読み取りは困難だ。

教員は「ED-CCV」で持ち帰ったデータを自宅PCで開いて作業を行うわけだが、同製品がもつコピー制御機能によって「ED-CCV」からPCへのデータコピーが禁止されているため、作業はUSBメモリー上のデータを直接開いて行う。自宅PCにデータを保存することができないことにより、自宅PCから後日データが流出するといった事態を抑止できる。

また「ED-CCV」の接続中は印刷やPrintScreenによる画面キャプチャはもちろん、インターネットへの接続すら一時的に遮断されるなど、情報漏えいに対して事細かな対策が施された状態になる。

行動制限可能イメージ

さらに、仮に自宅PCがウィルスに感染しており「ED-CCV」に感染しようとしても、「ED-CCV」に内蔵されたアンチウィルス機能が即座に発見してアラートを出してくれるため、自宅PCを発信源としたウィルスが学校内に蔓延するといった事態を防ぐことができる。

アンチウィルスイメージ

作業が完了して自宅PCから「ED-CCV」を取り外すと、ネットワーク接続制限が解除され、元通りに印刷やネットワークの利用が可能になる。あとは「ED-CCV」を学校のPCに接続し、データを書き戻せばよいというわけだ。利用した「ED-CCV」はデータを空にした状態でキャビネットに返却するというルールになっている。

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シンクライアント環境での運営を、現場の先生方に適用することはできなかった

もともと同校では、事務室のネットワークは市と直結したシンクライアント環境、職員室のネットワークは一般的なローカルエリアネットワークと、別々の環境になっている。これはシンクライアント環境ではソフトのインストールに制約があり、教員の活動に制限が出る可能性があるからだ。

「事務室ではシンクライアント環境の中でも業務は十分に行えます。一方、先生方の場合は授業にせよ部活動にせよ、それ専用にカスタマイズされたソフトがないと業務ができません。例えば数学の先生なら数式を書くソフトがないと数式のプリントすら作れませんし、ブラスバンドをやっている先生は楽譜作りに専用のソフトが必要になります。事務室に入っているシンクライアント環境をそのまま職員室に適用すると、例外的なプログラムは一切インストールできなくなってしまいます。さらに、業務を自宅に持ち帰ってやらざるを得ない時があるという話は事前に聞いていました」(長谷川氏)。

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利便性と相反する部分を、運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」(Sky株式会社)の組み合わせで解消

同校では今回の「ED-CCV」に先んじて、資産の運用・管理をするためにSky株式会社の運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」を導入していた。「各端末のログの監視やUSBメモリーなどの使用禁止もできるということで導入したのですが、完全に禁止してしまうと利便性と相反する部分が出てくるので、そこをどうしようかと。他社のパスワード式USBメモリーを使えるようにしようかという話もあったのですが、ちょうどそこで、「SKYSEA Client View」と動作検証がとれているアイオーさんのセキュリティUSBメモリーの話が出てきまして、持ち出しを制限するものとしてはちょうどいいんじゃないかということで、トントン拍子で話が進んで導入に至りました」。状況に応じて、制限事項をカスタマイズできるUSBメモリーの柔軟性が評価された格好だ。

そんな長谷川氏に、「ED-CCV」の中で評価されている機能について伺った。「やはりデータの制限の部分ですね。学校から自宅に持ち帰ったデータは勝手にコピーができないようになっている部分がよいと思います。あと、USBメモリーを自宅のPCに挿している間はネットワークを一時的に切断して、データがネット上に流出しないようにできる点も魅力的だと思いました」。

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IT設備の充実度に加えて、セキュリティへの配慮もアピール

今回の「ED-CCV」の管理・運営を皮切りに、新しいセキュリティポリシーの策定を進めている。現在のUSBメモリーの持ち出し頻度については「先生方個人によっても違うし、繁忙期か否かによっても違う」とのことだが、商業科の先生が率先して使い方を教えて回ったり、学校内で講習会などを開くなどした結果、正しい使われ方が浸透しつつあるという。今後、このような意識付けを積極的に進めていくとのことだ。

また、生徒が利用するPC環境についても、Windows 7マシンへのリプレースに引き続き、予備校の衛星講座を利用できる学習環境の構築を目指している。具体的には、代々木ゼミナールのサテラインゼミを導入し、生徒が各PCでいつでも自由に講座を選んで受講できるというものだ。VODシステムを用いたこの学習スタイルは、公立学校の設備としては最先端を行くものだ。

「新しい学校になるのも間もなくですので、県下でも有数のIT関連設備の充実度に加えて、セキュリティ面を考慮していることもアピールしていければと思っています(長谷川氏)」。総合型高校への移行を目前にした同校の進展は今後も続きそうだ。

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導入企業概要

富士市立吉原商業高等学校 | 外観 富士市立吉原商業高等学校 | 校門前

静岡県富士市を中心とした地域における唯一の商業高校として発展してきた、富士市立吉原商業高等学校。2011年(平成23年)春には、社会情勢の変化や市民のニーズにこたえるために、「総合探究科」「ビジネス探究科」「スポーツ探究科」という特色ある3学科で構成される総合型高校へと移行される。現在この移行を前に、大規模な学校改革に取り組んでいる。
[学校名] 富士市立吉原商業高等学校
[創立] 昭和37(1962)年
4月1日
[生徒数] 683名
(平成22年5月1日時点)
[所在地] 静岡県富士市比奈1654番地
http://www.fuji-ichiritsu.jp/

主事 長谷川隆之様

主事
長谷川隆之様

今回の「ED-CCV」は、新しいPC環境について販売店さんと話をさせてもらっていた中で候補として上がってきました。制限事項について柔軟にカスタマイズ可能なこのUSBメモリーは、当校のセキュリティ環境にはぴったりだと思いました。

▼クライアント運用管理ソフトウェア
「SKYSEA Client View」

クライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」

Sky株式会社のクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」は、情報セキュリティ対策ソフトウェアとして、「使いやすさ」をコンセプトに資産管理・ログ管理をはじめとする情報セキュリティ対策に必要な各機能がオールインワンになったソフトウェアです。
※「SKYSEA Client View」についての詳細は、Sky株式会社にお問い合わせください。

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