取材日:2023年5月30日
ジェスクホリウチが提供するSMSは、各種デバイスなどからIoTGWを通じて、データ収集・取得を行います。取得したデータはクラウドサーバーで管理され、モバイル端末(ノートパソコン・スマホ等)のWebブラウザを介し、遠方からのモニタリングを実現します。それにより、作業効率化・人件費削減などを解決することができます。
その遠隔地に取り付けたIoTGWとして役割を担っているのがM2Mルーター「UD-LT2」です。
ジェスクホリウチの今村様、鍛治谷様、平沢様に詳しくお話を伺いました。
2018年より自社でサービスを作っていきたいという思いがあり、社内でも話題にあがったのが、IoT事業でした。その中でも、クラウド型の監視システムに着目し、官公庁や製造業を中心にサービスの展開を始めました。
多数実績がありますが、直近の官公庁での実績は小松市の消雪設備があります。消雪設備とは、地下水等をポンプで汲み上げ道路に散水して雪を溶かすための設備です。従来の小松市のシステムだと庁舎にあるPCを使用した遠隔監視システムを運用していました。しかし、システムを稼働させるためには職員が庁舎に出向き、専用のPCを操作する必要がありました。そこで、SMSの導入で消雪ポンプ設備の遠隔監視と制御が容易に行えるようになりました。
きっかけは小松市の消雪設備の案件です。依頼を受けたとき、消雪設備の設置箇所が108か所あったのですが、納期の関係もあったため地元企業のアイ・オー・データ機器に相談しました。役所に入れるものなので品質にも注意を払い、国内メーカーであれば安心と思い、採用に至りました。
採用の基準として考えていたのは以下のポイントです。
・SIMに対応しているか
・リモートメンテナンス機能に対応しているか。
・環境温度に耐えられるか
採用基準を満たしているシンプルなものを求めていて、たくさん機能が付いているが価格が高いものは求めていませんでした。その部分で、国内メーカーで且つ安価に買えることは大変魅力的でした。また、他社のものだと起動に時間がかかり動いているか心配になったこともありましたが、UD-LT2は起動の時間も早いので安心して利用できています。
オプションの外付けアンテナ(UD-ANT2)も重宝しています。 取り付け方法が3つ(磁石・両面テープ・ネジ)あるのも嬉しいです。 設置する環境も多彩なので、現場の状況に合わせて固定することができています。 今ではUD-LT2を使わない選択肢はないので今後も活用していきたいと考えています。
北信越地域の企業でクラウド型の監視システムを自社開発している企業は少ないため、今後も地元密着で製造業や官公庁に対してサービスの展開をしていきたいと思っています。