「クローン for Windows」は2台のWindowsサーバーの共有フォルダーや設定情報を定期的に同期させることができるソフトウェアです。当社製 LAN DISK Z(HDL-Z)シリーズのユーザー様は無償でダウンロードしてご利用いただけます。マスター・スレーブの2台構成をとることで、万が一、マスターが故障した場合でも、スレーブに切り替えるだけですぐに運用を再開することができます。
万一NASが故障してしまった時、バックアップをとっていればデータは保全されますが、バックアップからデータを戻すのに時間がかかり、その間業務が止まってしまいます。また、故障したNASの情報を新しいNASに設定し直したりと、その負担は非常に大きくなります。
同期ソフト「クローン for Windows」を使った「リレーNAS」なら、ダウンタイム短縮だけでなく、復旧にかかわる工数も大幅に削減!
マスター・スレーブの2台構成で、マスターに保存されたデータだけでなく設定情報もスレーブに同期することで、万が一、マスターが故障した場合でも、あらかじめ同期しておいた設定情報をもとに、スレーブのLAN DISKをマスターに昇格させて、迅速に業務を復旧させることができます。
※1 切り替え後のユーザーパスワードは、ユーザー名と同じものに設定されますので、ユーザーごとにパスワードの再設定を行う必要があります。
■ USBハードディスクに同期してローコストに安心感UP
従来、WindowsサーバーとLAN DISK Zシリーズ間またはLAN DISK Zシリーズ同士での同期にのみ対応しておりましたが、新たに外付けUSB HDDへのデータ・設定情報の同期が可能になりました。
LAN DISK Zシリーズをマスターとし、外付けUSB HDDをスレーブに設定することで、万が一マスターのNASに障害が発生した際も、スレーブの外付けHDDから設定情報の復元を手間無く行うことができ、低コストで備えることが可能です。
Windows Serverをマスターとし、スレーブをLAN DISK Zシリーズや外付けHDD「HDJA-UTシリーズ」に設定することで、低コストにデータの保護が可能です。
もちろん、データだけでなく設定情報も同期させておくことができるため、サーバーに万が一のことが発生した場合も同期させたスレーブから容易に情報の復元ができます。
ファイルサーバーをNASで同期すれば、万が一の時も切り替えて運用できる
サーバーとLAN DISK Zシリーズともに、「クローン for Windows」をインストールし、データ・設定情報を同期させます。
万が一サーバーが故障してアクセスできなくなった場合も、スレーブのNASをマスターに昇格させることでNASが業務を引き継ぐことができます。
クラウドストレージサービスへのバックアップにも対応。マスターやスレーブがともに利用できなくなるような大規模災害が発生した場合でも、データを復旧することができます。
<対応のクラウドストレージサービス>
・Microsoft Azure
・Amazon S3
多くの企業で運用されているWindows Server 2012/2012R2のサポートが2023年10月10日に終了し、サーバーの入れ替えに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ファイルサーバーの入れ替えには、データ移行や新しい機器の設定に手間がかかりますが、「クローン for Windows」を使えば簡単です。今お使いのWindows Server2012搭載サーバーをマスターに、新しいLAN DISKをスレーブに設定して切り替えるだけ。サーバー利用者は入れ替えをほとんど意識することなく、業務を再開することができ、サーバーを入れ替え後もスムーズに運用を再開することができます。
「クローン for Windows」は対象商品をご購入いただいた方への総合窓口「IOPortal」からダウンロードすることができます。
移行元OS | 移行先OS | |
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Windows Server IoT 2019 for Storage |
Windows Server IoT 2022 for Storage |
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Windows Server 2008(R2含む) | × | × |
Windows Storage Server 2008(R2含む) | × | × |
Windows Server 2012(R2含む) | 〇 | 〇 |
Windows Storage Server 2012(R2含む) | 〇 | 〇 |
Windows Server 2016 | 〇 | 〇 |
Windows Storage Server 2016 | 〇 | 〇 |
Windows Server 2019 | 〇 | 〇 |
Windows Server IoT 2019 for Storage | 〇 | 〇 |
Windows Server 2022 | 〇 | 〇 |
Windows Server IoT 2022 for Storage | 〇 | 〇 |
【注意】同期時の制限
・登録できる最大ジョブ数は、15個までです。
・1ジョブ当たり同期可能な最大ファイル数は、64bit時は480万ファイル、32bit時は15 万ファイルまでです。(フォルダーを含む)
・同期スケジュールは夜間など、同期元で他のアプリが動作していない時間帯に設定ください。