2014年03月12日 14-NR034
NASの共有フォルダを丸ごとクラウドストレージにバックアップ同期できるクラウドストレージ同期機能が強化され、さらに使いやすくなりました。大きなファイルを分割して転送するMultipart Upload機能やポート番号変更機能のサポートによりプライベートクラウドを構築している場合にも利用可能になります。
NTTコミュニケーションズ株式会社様が提供する「Bizホスティング Cloudn Object Storage」をはじめとするAmazon S3互換のクラウドサービスや、スマートフォン連携で世界中にユーザーのいるDropboxなど、クラウドストレージは大変便利なサービスです。当社LAN DISKのクラウドストレージ連携機能は、LAN DISKに保存するだけで自動的にクラウドストレージと同期することができる機能です。
複雑な設定も必要なく、LAN DISKに保存したデータを外出先のスマホからアクセスできるようになるほか、データの二重化を別地域(クラウド)で行うため、ディザスタリカバリ対策としてもご利用いただけます。
対応機種
HDL-XRWシリーズ
HDL-XRシリーズ
HDL-XRW/TMシリーズ
HDL-XR/TM3シリーズ
HDL-XR2UWシリーズ
HDL-XR2Uシリーズ
以下の機能をご利用いただくには、お使いのLAN DISKのファームウェアを最新版に更新が必要です。最新版ファームウェアへの更新はサポートライブラリよりダウンロードしてください。
巨大なファイルをあらかじめ分割してクラウドストレージに転送することで、回線トラブルなどで中断した場合でも途中から転送を再開することができます。またサービス側で一度に転送できる上限サイズが設定されていても、そのサイズを超えたファイルを転送することが可能です。
これまでサーバー側で設定されているファイルの上限サイズを超えているファイルの場合でもファイル転送を開始し、上限サイズまでファイルを転送してエラー通知により転送処理を中止していましたが、今回の機能強化により上限を超えるファイルは送信する前にスキップするようになります。これにより無駄な通信費用を抑えることができるようになりました。
NTTコミュニケーションズ株式会社様の「Bizホスティング Cloudn Object Storage」を利用する場合にも、設定画面からプルダウンメニューでから「Cloudn 同期」を選択するだけで良くなりました。
また、Cloudnでは、一度に送信できるファイルサイズが500MBまでに制限されていますがMultipart Upload機能により500MBを超えるサイズのファイルも転送することができるようになりました。
Amazon S3互換のクラウドサービスとの同期設定は設定情報を保存してからアクセス確認を行っていましたが、設定画面内に「接続テスト」ボタンを用意することで、その場で入力内容を確認することが出来るようになり、設定時の入力ミスを防ぎます。
社内用にプライベートクラウドを構築している場合は、ポート番号を変更して運用しているケースが多くあります。
今回の機能強化にてポート番号が変更できるようになりましたので、パブリッククラウドサービスだけではなく、プライベートクラウドを運用されている企業様でもクラウド連携機能が利用できるようになりました。
アイ・オー・データ機器が提供する「HDL-XRシリーズ」の機能強化により、NTTコミュニケーションズが提供する「BizホスティングCloudn Object Storage」との連携がより簡単・スムーズになりました。
NTTコミュニケーションズはこれからも品質と利便性に優れたICT環境のご提供へ向け、アイ・オー・データ機器との連携を推進して参ります。
クラウドサービス部 ホスティングサービス部門 担当部長 奥平 進
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