(写真)ポータブルSSD「SSPF-USCシリーズ」
(記事公開日:2020年8月20日)
ここ数年、外付けストレージとしてポータブルSSDを使われる方が多くなっています。私もその一人ですが、知人・友人などの周りに聞いても本当に多く、普及が加速していると実感します。購入しやすい価格帯が多くなってきていることもありますが、高速転送、コンパクトサイズ、耐衝撃性などの使いやすさが魅力だと思います。
私の場合、ビジネスではデータ保存にSSDを、テレビ録画などは大容量のHDDを利用するといった風に使い分けています。今回ご紹介する「SSPF-USCシリーズ」は、転送速度が読み込み速度、書き込み速度ともに約1000MB/sと高速で、大容量データの保存もあっという間に終わります。データ容量は512GB、1TB、2TBがあるので、利用環境に合わせて選んでいただけます。
(写真)SSPF-USCシリーズ512GBモデル「SSPF-USC512」のパッケージ(左)と本体(右)
SSDとはどのようなもの?HDDとの違いや特徴を紹介
「SSPF-USCシリーズ」は、I-O DATA製ポータブルSSDラインアップの中で、転送速度が最速な商品です。下記に読み込み速度、書き込み速度の一覧をまとめましたので参考にしてください。
SSPF-USC シリーズ |
SDPX-USCC シリーズ |
SSPG-USCB シリーズ |
SSPH-UA シリーズ |
SSPH-UT シリーズ |
|
読み込み速度 | 約1,000MB/s | 約560MB/s | 約500MB/s | 約440MB/s (480GB/960GB) 約400MB/s (500GB/1TB/2TB) |
約350MB/s (480GB) 約340MB/s (240GB/960GB) 約300MB/s (250GB/500GB/1TB) |
書き込み速度 | 約1,000MB/s | 約510MB/s | 約450MB/s | 約430MB/s (480GB/960GB) 約400MB/s (500GB/1TB/2TB) |
約320MB/s (240GB) 約300MB/s (250GB/480GB /500GB/960GB/1TB) |
インターフェイス(※) | USB 3.2 Gen 2 USB 3.2 Gen 1 USB 2.0 |
USB 3.2 Gen 2 USB 3.2 Gen 1 USB 2.0 |
USB 3.2 Gen 2 USB 3.2 Gen 1 USB 2.0 |
USB 3.2 Gen 1 USB 2.0 |
USB 3.2 Gen 1 USB 2.0 |
容量 | 512GB 1TB 2TB |
480GB 1TB |
500GB 1TB 2TB |
480GB/500GB 960GB/1TB/2TB |
240GB/250GB 480GB/500GB 960GB/1TB |
(※)USB 3.2 Gen 2、USB 3.2 Gen 1は旧名称ではUSB 3.1 Gen 2、USB 3.1 Gen 1になります。
今回、512GBモデル「SSPF-USC512」について、どれぐらい高速転送が可能なのかを、Windows PCとMacの両方でベンチマークソフトを使ってテストしてみました。使用PCなどテスト環境により結果は異なりますので、あくまでも参考としてください。
まず最初に、Windows PC「デルXPS 8930」で測定しました。
(キャプチャー)「SSPF-USC512」のテスト結果
今回の測定環境
●使用PC
PC型番 デルXPS 8930
CPU Intel(R)Core(TM) i7-8700 CPU 3.20GHz 3.19GHz
メモリー 16GB
OS Windows 10 HOME 64bit(バージョン1809)
●USBポート
USB 3.2 Gen 2
●測定方法
ベンチマークソフト「CrystalDiskMark Ver6.02(×64)を用いて以下の設定にて行った測定値。
・テストデータ:デフォルト(ランダム)
・テストサイズ:1GiB(約1.074GB)
・テスト項目:Seq Q32TI
※測定値はあくまで特定のテスト環境で得られた結果であり、必ずしも全ての動作環境で同様の結果が得られることを保証するものではありません。
次に、「MacBook Air」で測定しました。
(キャプチャー)「SSPF-USC512」のテスト結果
今回の測定環境
●使用PC
PC型番 MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
CPU 1.6GHzデュアルコアIntel Core i5
メモリー 8GB
OS MacOS Cataline(バージョン 10.15.4)
●USBポート
Thunderbolt 3(Type-C)(USB 3.2 Gen 2)
●測定方法
ベンチマークソフト「AmorphousDiskMark Ver2.5.5を用いて以下の設定にて行った測定値。
・テストデータ:デフォルト(ランダム)
・テストサイズ:1GiB(約1.074GB)
・テスト項目:Seq128K QD32
※測定値はあくまで特定のテスト環境で得られた結果であり、必ずしも全ての動作環境で同様の結果が得られることを保証するものではありません。
これまで使っていたSSDの実測値(※1)は、速くて500MB/s前後だったので、WindowsでもMacでも1.7倍程度速くなっています。ポータブルHDD(※2)に比べた場合では、7倍程度の速度になります。
(※1)参考記事 I-O DATA MAGAZINE「あなたはどれを選びますか?ポータブルSSDラインアップ。」
(※2)ポータブルHDD「HDPT-UTS」の場合:読み書き速度約120MB/s
ベンチマーク結果からも分かる性能の高さは、サイズの大きなファイルをコピーしたときに実感できます。解像度の高いファイルサイズが大きな写真や動画をコピーする場合、1ファイルが100MB程度の大きさでも一瞬でコピーが終わります。こんなファイルが何十個あっても数秒でコピーができてしまいます。
仕様や性能はもちろん大切ですが、見た目も重要ですよね。「SSPF-USCシリーズ」はカッコいいというのが第一印象でした。シックな黒色のアルミボディで、スタイリッシュなデザインは、ビジネス利用にぴったりです。どんなノートPCとでも合いそうです。約41(W)×113(D)×10(H)mmのコンパクトサイズなので、持ち運びにも最適です。
(写真)重厚感のある黒色のアルミボディ
(写真)メタル感のあるロゴ
(写真)コンパクトな手のひらサイズ
(写真)サイズ:約41(W)×113(D)×10(H)mm
重さ:約61g(512GB/1TB)、約63g (2TB)
「SSPF-USCシリーズ」のインターフェイスはUSB 3.2 Gen 2(※)対応です。USBバスパワー駆動なので、ACアダプターが不要で持ち運びに便利です。通常のUSB端子(USB A)に加えUSB Type-Cにも対応しており、2種類のケーブルが標準添付されています。
(※)USB 3.2 Gen 2は旧名称ではUSB 3.1 Gen 2になります。
Surface GoやMacBookなどをはじめ、最近のノートPCにはUSB Type-Cを備えているものも多くなっているので、新旧のPCで便利にご利用できます。
(写真)USB AとUSB Type-Cにも対応しており、2種類のケーブルが標準添付されている
(写真)USB Type-C ポートを備えたSurface Go(左)とMacBook Air(右)
(写真)USB AポートのWindows PC
USB Type-Cとはどのような規格?主な機能やメリットを紹介
持ち運ぶときには、カバンからの出し入れで、うっかり落下させてしまったときの衝撃や、満員電車で圧迫されるなどの心配があります。SSDの良さは、これらの衝撃や振動に強いことも特長なので、精密機器ではありますが、気楽に取り扱えるのも魅力ですね。
米国国防総省の軍事品に採用する性能試験(MIL-STD)と同等の122cmからの高さからの落下試験に合格
「SSPF-USCシリーズ」はUSBケーブルを1本収納できるシリコンケースも標準添付されています。このシリコンケースは、万が一の落下の際にも筐体を傷つけることを防ぐこともできます。
(写真)左:シリコンケースのケーブルを収納できる 右:本体をシリコンケースに入れた状態
(写真)カバンに入れたSurface GoとSSPF-USC512
また、本体をシリコンケースに入れた状態でも使用でき、表面が滑りやすい机上でもグリップが効きます。安定した状態で使用できるので、落下や損傷の心配もなく安心です。
(写真)シリコンケースに入れて使用すれば滑り防止になる
今回ご紹介した「SSPF-USCシリーズ」は、高速転送が可能なSSDとしてビジネス利用に最適な1台です。これ1つ持っていれば、オフィスでも出先でも効率の良い作業が実現できるので、ぜひおすすめしたいと思います。
◎関連リンク
USB 3.2 Gen 2対応!高速モデルのポータブルSSD「SSPF-USCシリーズ」
(商品ページ)(購入ページ)
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