オフィスのPC周りの節電対策 見落としがちな4選

オフィスのPC周りの節電対策 見落としがちな4選 オフィスのPC周りの節電対策 見落としがちな4選

(記事公開日:2023年8月31日)

昨今の気候変動の影響で企業活動においても、環境に対する取り組みは年々と高まっています。社内で行える様々な取り組みについて、すでに実施されている企業も多いかと思いますが、今回は見落としがちなオフィスのPC関連の節電対策についてのご紹介です。

1つ1つの取り組みはいずれも小さなものですが、すぐに実践できるものとして、ぜひお試しいただければと思います。

POINT 1

PC画面の電源を
タイマーで切る設定に
していますか?

PC画面の電源をタイマーで切る設定にしていますか?

パソコンは電源に接続している時でも、一定時間経過後ディスプレイの電源を切ることができます。時間設定は、1分、2分、3分、5分、10分以上~選べますので、ちょっとした離席の時でも電源オフができ、節電につながります。

電源とスリープの設定画面 マルチモニターを利用している場合は、パソコンと連動して液晶モニターの電源も切れるので2台分の省エネにつながります。

またマルチモニターを利用している場合は、パソコンと連動して液晶モニターの電源も切れるので2台分の省エネにつながります。

POINT 2

液晶ディスプレイの輝度調整を
設定していますか?

液晶ディスプレイの輝度調整を設定していますか?

毎日利用するオフィスの液晶モニターでも節電は可能です。輝度調整機能を利用して画面の明るさを抑えて消費電力が削減できます。

アイ・オーの液晶ディスプレイの場合は削減したいW(ワット)数を確認しながら輝度調整ができる機能があります。どれくらい電力を削減して使うのか、数値目標を立てる場合にとても便利な機能です。輝度調整の設定方法については、こちらで詳細に紹介しています。

高まる節電意識、パソコン周辺機器の消費電力を調べてみた!

また各社の最新モデルは節電モードのメニューを搭載したモデルが多数ありますので、お使いの機種について一度確認してみてください。

液晶ディスプレイは使っていると
だんだんと暗くなる?

液晶ディスプレイの輝度は、使っている内に下がっていき、だんだんと暗くなっていきます。今お使いのモデルが5年以上経っている場合は、買い替え目安の判断材料にもなります。

画面の明るさは一緒でも最新モデルだと消費電力が少なくなります。

上記イメージ例の場合、従来モデルに比べて、画面の明るさは一緒でも最新モデルだと消費電力が少なくなります。最新モデルへの買い替えが節電につながる場合もありますので、製品自体を新しくするということも大切です。

商品提案チラシPDF「古いディスプレイを買い替えて、節電&目にも優しく!」
ダウンロードはこちら 注:クリック後すぐにダウンロードが始まります

国際的な省エネ制度に対応した
製品を選んでいますか?

地球環境を守るための国際的なオフィス機器の省エネ制度として「国際エネルギースタープログラム」があります。製品の消費電力などについて米国EPA(環境保護庁)により基準が設定され、この基準を満たす製品に「国際エネルギースターロゴ」の使用が認められています。

アイ・オーの液晶ディスプレイは「国際エネルギースタープログラム」対象製品が多数揃っていますので、省エネ機器の導入としても安心してお選びいただけます。

国際エネルギースターロゴ
POINT 3

NAS(ネットワークHDD)の
省電力モードを夜間に
設定していますか?

NAS(ネットワークHDD)の省電力モードを夜間に設定していますか?

夜間のオフィスは人がいなくなるので、共有データの保存先として利用しているNASの電源をオフにすることで節電が見込めます。実際には、NASの「省電力モード」機能を利用すれば、時間帯による設定のオン・オフが可能です。一例として、型番「HDL4-XA4B」における消費電力の削減量を記載します。

4ドライブNAS「HDL4-XA4B」

(写真)4ドライブNAS「HDL4-XA4B

省電力モードの設定で電力消費量が1ヶ月33.6%節電!

夜8時から翌朝8時までの12時間を省電力モードに設定した場合の電力消費量を試算した結果で、1ヶ月(30日間)の利用で約33%の節電効果が見込めます。

NASのスケジュール設定

また設定はスケジュール機能で一度設定してしまえば、あとは自動で切り替わるので、大きな手間もかかりません。
対象機種、詳細な設定方法については下記の記事を参考にしてください。

NASの節電対策!省電力モードを活用して深夜の電力消費を抑える!

POINT 4

Wi-Fiを夜間につけっぱなしに
していませんか?

Wi-Fiを夜間につけっぱなしにしていませんか?

NASと同様にWi-Fiも夜間の場合は利用者がいなくなります。製品によって異なりますが、Wi-Fiを必要な時間帯だけ利用できるスケジューラー設定機能があります。

Wi-Fiスケジューラー機能を搭載した当社製法人向けアクセスポイント「WHG-DAX1800A」

(写真)Wi-Fiスケジューラー機能を搭載した当社製法人向けアクセスポイント「WHG-DAX1800A

この機能を活用すれば、例えば夜間の22時~翌朝6時までWi-Fiをオフにすることができます。

またSSID毎にスケジュールを変えたり、スケジューラー設定機能の利用の有無を選択できるので、ご利用シーンに応じて柔軟に設定することができます。詳細な設定方法については下記を参考にしてください。

設定事例 - 夜間にWi-Fiの提供を止める-

Wi-Fiのスケジューラー機能

お使いのWi-Fiルーター、アクセスポイントでスケジューラー機能があるかどうか一度確認してみてください。

いずれも普段はあまり確認することがないパソコンの設定や、周辺機器の機能となりますが、一度設定をしてしまえば、その後は毎回設定する必要がないものばかりです。

節電は小さな取り組みの積み重ねなので気になったものがあれば、ぜひ普段の業務に取り入れていただければと思います。

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

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