【リテールテックJAPAN2024】サイネージの丸ごと提案

I-O DATAのブース

(写真)I-O DATAのブース

(記事公開日:2024年4月22日)

2024年3月12日~15日の4日間、東京ビッグサイトにおいて、流通・小売業のサプライチェーンとマーケティングを進化させる最新のIT機器・システムを紹介する日本最大級の専門展「リテールテックJAPAN 2024」が開催されました。

この展示会は、物流クライシス、消費者の購買行動の変化など、流通・小売業界の課題解決のためのソリューションを提供する代表的な流通DXサプライヤーが一堂に集結し、多数の体験型展示も行われる総合展です。

リテールテックJAPAN 2024が開催された東京ビッグサイト

(写真)リテールテックJAPAN 2024が開催された東京ビッグサイト

リテールテックJAPAN 2024の会場

(写真)リテールテックJAPAN 2024の会場

アイ・オー・データ機器では、大手コンビニなどでよく見かける『三面デジタルサイネージ』を展示。液晶ディスプレイや映像出力機器のほか、サイネージを遠隔から管理・操作し安定的な稼働をサポートするソリューションをトータルで展示・ご紹介しました。

また、POSAカードをデジタル化し店舗でのカード在庫管理と設置スペースの問題を解決する新ソリューション「POサイネージ™」も参考出展しました。

I-O DATA MAGAZINE編集部も会場へ行ってきましたので、その様子を皆さんにご報告したいと思います。

賑わいをみせるブース
  • 賑わいをみせるブース
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(写真)賑わいをみせるブース

初出展!「サイネージの丸ごと提案」のためのブースづくり

初出展のブースづくり

(写真)初出展のブースづくり

これまでの展示会では、商品カテゴリーごとに陳列し、それぞれの特長をご紹介する形が多かったですが、今回は、「サイネージの丸ごと提案」として、「三面サイネージ」を可能とするトータルソリューションとなるので、そのブースづくりから何度も検討を重ねたそうです。

担当者からは、「色々な展示会を見学し、ブースづくりを研究するなど、事前準備には十分に時間をかけました。」と熱い気持ちが伝わってきました。

小売、飲食、サービス等の店舗ではサイネージやロボットなど、ICTの活用が急激に進んでいます。アイ・オー・データ機器の商品においても、サイネージ用Android STBが大手コンビニチェーンにはすでに採用されており、他店からも引き合いを受けていることもあって、「三面サイネージ」を体感していただくために、コンビニのレジカウンターが再現されていました。

「欲しい!買いたい!」を作る展示ブース

(写真)「欲しい!買いたい!」を作る展示ブース

ブース正面には、コンビニのレジカウンターを再現し、上部に「三面サイネージ」を配置することで、よりリアルな店舗に近い形で体感いただけるようになっていて、もちろんサイネージに流す映像にもこだわりがありました。

ブース正面にコンビニのレジカウンターを再現

(写真)ブース正面にコンビニのレジカウンターを再現

ブース側面には、「三面サイネージ」の全体構成図と各商品を配置し、一目で全体像が分かるように工夫されていました。

ブース側面に全体構成と使用している機器を展示

(写真)ブース側面に全体構成と使用している機器を展示

「三面サイネージ」トータルソリューション

「三面サイネージ」トータルソリューションの全体構成

(図)「三面サイネージ」トータルソリューションの全体構成

上図は「欲しい!」「買いたい!」をつくる「三面サイネージ」に必要なトータルソリューションの全体構成になります。

構成としては次の6つになります。
サイネージディスプレイ・・・三面サイネージ用のディスプレイ3台
STB(セットトップボックス)・・・リモート管理で安定した映像を出力する
スマート電源ユニット・・・メンテナンスの効率化と省電力を支援する
LTEルーター・・・サイネージ運用のための安定した専用回線を手軽に増設する
ネットワークカメラ・・・サイネージの表示状態を遠隔から確認する
管理サービスIDM・・・デバイスの利用状況確認、死活監視、再起動など、サイネージを安定に運用する

表示領域を3面にすることにより、情報量や表現力がアップし、売上アップにつながります。三面サイネージがあることで、売上が1~2割近くアップするといった大手コンビニチェーンの成果報告もあります。

(参考出展)デイジーチェーン機能を搭載した大型ディスプレイ

(参考出展)デイジーチェーンによる三面ディスプレイ

(写真)デイジーチェーンによる三面ディスプレイ

「三面サイネージ」が可能な大型ディスプレイは、デイジーチェーンと呼ばれる機器同士の接続をシンプルにできる機能を搭載していることが一番大きな特長です。

この商品について企画開発を担当したスタッフにお話を伺いしました。

企画開発スタッフ

(写真)企画開発スタッフ

従来、複数のディスプレイに映像を表示する場合、HDMI分配器を使って、それぞれのディスプレイのHDMI入力端子に映像を入力します。一方、デイジーチェーンでは、分配器は不要で、3台のディスプレイを数珠つなぎにケーブルを接続することで映像を表示することができます。すでに販売開始している「BizCrysta(ビズクリスタ)」と同じ仕組みになります。本展示会で参考出展し、来場された方々のご意見を伺いたいと思っています。

左:分配器 右:デイジーチェーン

(図)左:分配器 右:デイジーチェーン

メンテナンスの効率化と省電力を支援する
スマート電源ユニット

スマート電源ユニット「BPD-CMU06」

(写真)スマート電源ユニット「BPD-CMU06」

最近では、省電力化も大切な要素です。IDM(後述)で管理できるスマート電源ユニットにより、店舗の営業時間に合わせ電源のオン・オフをスケジューリングできます。また、現地に行かなくても遠隔から電源のオン・オフができるので、問題が発生した場合でも、復帰が容易です。

障害が発生するたびに現地に駆け付けての対応となると人件費がかさみ、運用コストが増加し復旧するまでの時間もかかります。スマート電源ユニット「BPD-CMU06」を導入すれば、リモートで電源を再起動でき、現地に駆け付けての作業も大幅に減少でき、運用コストを抑えることができます。

スマート電源ユニット導入のBefore・After スマート電源ユニット導入のBefore・After

(図)スマート電源ユニット導入のBefore・After

ネットワーク機器を死活監視し、以上を検知すると対象のコンセントを自動的に再起動できます。これによりダウンタイムを短縮し、安定したネットワーク環境を構築できます。

スマート電源ユニットにより自動的に再起動

(図)スマート電源ユニットにより自動的に再起動

次の写真は、スマート電源ユニットにつながれた三面サイネージの各ディスプレイの状態を表示している様子です。消費電力を見える化することができ、スケジュール機能とあわせて使用することで省電力化を進めることができます。

スマート電源ユニットとIDM管理画面

(写真)スマート電源ユニットとIDM管理画面

消費電力の表示

(写真)消費電力の表示

デジタルサイネージの安定運用に欠かせない
デバイス管理サービス「IDM」

IDMの管理画面

(写真)IDMの管理画面

IDM(I-O Device Management)は、STB、スマート電源ユニット、およびそれらに接続されたディスプレイなどデバイスを遠隔で監視・管理できるクラウドサービスです。IDMにより複数台、多地点で運用している色々な機器を一括管理でき、効率的に安定した運用が可能となります。

IDMの利用イメージ

(図)IDMの利用イメージ

IDMによるディスプレイの管理にも、先ほどご紹介したデイジーチェーン接続によりシリアル通信を使っています。映像はHDMI接続によるデイジーチェーン、IDMによる管理は、USB接続によるデイジーチェーンといった形になります。

小規模店舗や単独店舗などで、IDMを使って一括管理まではしなくても良い場合では、STBとディスプレイだけの構成も可能です。STBの専用アプリ「デジタルポスター」を使ってスケジューリングして映像を流すこともできます。

STB(セットトップボックス)・LTEルーター・ネットワークカメラ

STB「DS-ASTB1A」

(写真)STB「DS-ASTB1A」

Android OS搭載のSTB(セットトップボックス)は、USBメモリーなどの外部メディアに保存した動画や静止画を再生でき、4K映像※を出力できます。
※3面サイネージにした場合、1画面の映像はFullHD画質となります。

シズル感のある映像

(写真)シズル感のある映像

LTE(M2M)ルーター「UD-LT2」は、4G/LTEのモバイル回線と、フレッツ光などの固定回線の両方に対応したM2Mルーターです。M2MはMachine to Machineの略で、主に機器間の通信を行います。M2Mルーターは、デジタルサイネージやネットワークカメラ、機器の遠隔監視や制御用途など、遠隔地や無人拠点での利用に適しています。
(参考記事)通信回線の障害に備えるモバイル回線も固定回線も使えるM2Mルーター

LTE(M2M)ルーター「UD-LT2」

(写真)LTE(M2M)ルーター「UD-LT2」

ネットワークカメラ「TS-NS310W」により、サイネージの表示状態を遠隔から確認することができ、信号だけでは把握できないサイネージの不具合の対応に向けた提案をしています。

ネットワークカメラ「TS-NS310W」

(写真)ネットワークカメラ「TS-NS310W」

(参考出展)POSAカードをタッチパネルで電子化!
省スペースで商品陳列

参考出展のPOサイネージ

(写真)POSA端末「POサイネージ™」

今回、POSA端末「POサイネージ™」が参考出展されました。とても興味をひく商品です。詳しい内容を担当のスタッフにお伺いしました。

参考出展のPOサイネージ

(写真)「POサイネージ™」担当のスタッフ

コンビニの入口付近で見かけるPOSAカード。最近はどんどん種類が増えているような状態です。種類が増えれば増えるほど、コンビニ側はスペースが必要になり、かつ、メンテナンスの工数も変わってきます。

これを全部デジタル化して、一つの端末サイネージの中に入れてしまおうというのが発想です。タッチパネル端末で全て操作でき、カードとしてぶら下がっていたものを一つ一つメニュー化し、選択していけるような端末を考えています。「POサイネージ™(ポサイネージ)」は商標の出願もしています。

一見、ECサイトとどう違うのと思われがちですが、大きく違います。POSAカードは紙カードをぶら下げるわけですから、その陳列スペースが必要ですし、在庫のメンテナンスも必要となります。一方「POサイネージ™(ポサイネージ)」化すると、在庫レスで制限なく取り扱いを増やすことが可能になります。

POSAカードから選択した画面

(写真)POSAカードから選択した画面

また、POSAカード以外でも、イベントや展示会でのブース内販売などレジが無い場所でも手軽に販売が可能です。お客様の反応をみるためのテストマーケティング目的で販売したいなどのちょっとした販売でも利用できます。

コンビニのレジで決済できるっていうところが大きな特長です。クレジットカードを持つ年齢まで満たないような子供や、クレジットカード持ちたくない、使いたくないっていう人にも使っていただけるサービスです。

「POサイネージ™」利用の流れ

(図)「POサイネージ™」利用の流れ

イベント運営スタッフの皆さん

(写真)イベント運営スタッフの皆さん

アイ・オー・データ機器では、三面サイネージに必要なトータルソリューションを今後も提案して参りたいと思います。よろしくお願いします。

◎関連リンク
・電源管理をスマートに!リモート操作で運用コストを削減!
スマート電源ユニット
「BPD-CMU06」
商品ページ)(購入ページ

・ネットワーク機器や液晶ディスプレイなどをまとめてクラウドで管理するマルチデバイス管理サービス
I-O DATA Device Management(IDM)

・LTE通信&HDMI入力対応 Android OS搭載STB
「DS-ASTB2」
商品ページ)(購入ページ

・Android OS搭載STB コストパフォーマンスモデル
「DS-ASTB1A」
商品ページ)(購入ページ

・LTE(M2M)ルーター
「UD-LT2」
商品ページ)(購入ページ

・広角レンズ&パン・チルト対応ネットワークカメラ
「TS-NS310W」
商品ページ)(購入ページ

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

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