(写真)広い表示領域と鮮やかな映像が魅力
(記事公開日:2018年6月12日)
皆さんが普段ご自宅やオフィスでお使いのディスプレイは20~30型ぐらいが多いのではないでしょうか。今回、40型以上の大型液晶ディスプレイを3モデルご紹介したいと思います。大型液晶ディスプレイのことはいつも気になっていても、いざ購入となると少し躊躇してしまうかもしれません。
(写真)大型液晶テレビは当たり前の時代
40型以上の大型液晶テレビは馴染みがあっても、PC用のディスプレイとなると、「ちょっと大き過ぎじゃないか」「机の上に置けるかなぁ」「見上げる感じになって疲れないかなぁ」など考えてしまうものです。そんな方に、ぜひ大型液晶ディスプレイの良さをお伝えしたいです。
今回は、43型「LCD-M4K431XDB」、49型「LCD-M4K491XDB」、55型「LCD-M4K552XDB」の3モデルの大型液晶ディスプレイをご紹介します。まずは大きさを比較してみましょう。
(写真)シャープアクオス液晶テレビ50型「LC-50U40」
(写真)43型「LCD-M4K431XDB」
(写真)49型「LCD-M4K491XDB」
(写真)55型「LCD-M4K552XDB」
(写真)奥行きは、43型「LCD-M4K431XDB」、49型「LCD-M4K491XDB」、
55型「LCD-M4K552XDB」いずれも217mm
(写真)正面から見た大きさの比較
(写真)側面から見た大きさの比較
LCD- M4K431XDB |
LCD- M4K491XDB |
LCD- M4K552XDB |
|
---|---|---|---|
サイズ (スタンドあり) |
横:970mm 縦:597mm |
横:1,109mm 縦:679mm |
横:1,242mm 縦:759mm |
重量 (スタンドあり) |
9.1kg | 12.2kg | 14.5kg |
普段使っている液晶テレビは50型ですが、それと比べても55型はさらにひと回り大きいので、迫力感が増します。奥行きはどのモデルも薄いので設置スペースに困ることはありません。設置していて感じましたが、どれも重量が軽いので、取り扱いがとても楽でした。
(LCD-M4K431XDB:9.1kg、LCD-M4K491XDB :12.2kg、LCD-M4K552XDB 14.5kg、アクオスLC-50U40:26kg)
「大型液晶ディスプレイ」+「チューナー」でテレビや映画鑑賞を考えると、49型や55型など大きなものが迫力があってオススメです。大画面でテレビや映画を家族みんなで観るとき、座る位置によって観づらくならないか心配になります。今回の液晶ディスプレイは、どのモデルも上下左右178°の広視野角ADSパネルなので、どこから見ても鮮やかに映像を映し出してくれます。たくさんの人で観るのにはADSパネルは最適です。
(写真)ライブ鑑賞(正面から観たところ)
(写真)ライブ鑑賞(左から観たところ)
(写真)ライブ鑑賞(右から観たところ)
デュアルモニターのメリットは大きい?環境を構築する方法とおすすめの使い方
最近は画面を広く使うために、デュアルディスプレイにしている方も多く見かけます。複数の作業ウィンドウを一度に見られるようにディスプレイを2つ並べて表示領域を広くしているわけです。今回ご紹介する43型「LCD-M4K431XDB」、49型「LCD-M4K491XDB」、55型「LCD-M4K552XDB」は、いずれも4K UHD(3840×2160ピクセル)解像度に対応しています。
通常の解像度(1920×1080ピクセル)のディスプレイが4個分なので、情報量が通常のディスプレイの4倍です。すなわちたくさんのウィンドウを開いても1画面に表示することができ、快適な作業を行えるというわけです。
(写真)これまでのデュアルディスプレイ表示
デュアルディスプレイとして使っている同じ机に、43型「LCD-M4K431XDB」、49型「LCD-M4K491XDB」をそれぞれ設置してみました。
(写真)「LCD-M4K431XDB」で4つの作業ウィンドウを1画面表示
(写真)「LCD-M4K491XDB」で4つの作業ウィンドウを1画面表示
写真を見てもらうと分かると思いますが、デュアルディスプレイを置くスペースがあれば、43型でも49型でも十分に置くことができます。それでも大き過ぎないかと思われる方もみえるかもしれませんが、実際に設置して使っていると、その大きさに慣れてしまいました。大型液晶テレビも大きいサイズに慣れていると、逆に20型台の小さなテレビだと、とても小さく感じてしまいますよね。それと同じだと思います。
(写真)Photoshop、Illustrator、ブラウザ、Wordを同時に表示して作業
文字の大きさも見やすく、作業効率もあがり生産性が良くなりました。ディスプレイが大き過ぎるといった感じは全くありません。また、首が疲れないか心配しましたが、背筋が伸びた状態で仕事ができるようになり、逆に姿勢が良くなりました。毎日使用する時間も長いので、ディスプレイを見る姿勢も大切です。ディスプレイと姿勢のことについては、前回のマガジン「フリースタイルスタンドのディスプレイで最適な位置に調整、目やカラダに優しい快適パソコン生活。」でもご紹介しています。
43型と49型の文字の見え方の違いは、49型の方が当然大きく表示されますが、43型でも見づらいということはなく、これまでの通常解像度のデュアルモニター構成とそんなに変わりません。
(写真)左:43型「LCD-M4K431XDB」、右:49型「LCD-M4K491XDB」
※同一設置位置で定点で撮影
また、Excelを利用するシーンも多いと思いますが、表示領域が広いとかなりの列数まで表示でき、大変便利です。通常の解像度のディスプレイですと、画面の右側が隠れてしまって、横にスクロールして右に行ったり左に行ったりと大変面倒ですが、4Kディスプレイだと全てを見渡せるので作業時間がかなり短縮できます。
(写真)23型のディスプレイでExcelを表示
(写真)4Kディスプレイ「LCD-M4K491XDB」でExcelを表示
3モデルともに、DisplayPort、HDMI、アナログRGB、イヤホン、アナログ音声入力など豊富な入出力端子や、6Wのステレオスピーカーを標準で備えています。
(写真)43型「LCD-M4K431XDB」の背面
(写真)43型「LCD-M4K431XDB」の側面端子部分
(写真)43型「LCD-M4K431XDB」の下部端子部分
(写真)43型「LCD-M4K431XDB」の上部スピーカー部分
付属のリモコンを使えばディスプレイをダイレクトに操作できるので、離れた場所からも接続した機器の入力切換や音量、明るさなどの変更がスムーズに行えます。CEC機能も搭載しているので、レコーダーやゲーム機などのメニューの一部操作が可能です。例えばゲーム機の電源をONにすると、入力切り替えをすることなく、ゲーム機の画面の表示に切り替わります。
(写真)便利なリモコンも標準添付
(写真)リモコンで操作できる機能
親画面の中に子画面を表示するPIP(Picture In Picture)機能や親画面と子画面を並べて表示するPOP(Picture Out Picture)機能は、異なる入力端子に接続した機器の映像を、同時に2画面表示できます。下の写真は、Photoshopで作業しながら、デジタルビデオカメラで撮影した映像を子画面で観ているところです。
(写真)デジタルビデオカメラ
(写真)仕事をしながら妻と娘が出かけた様子を子画面で視聴
Netflix (ネットフリックス) などをはじめとした動画配信サービスが流行っています。大好きな映画やドラマを大画面で楽しむのにも大型液晶ディスプレイは最適です。4K画質対応作品のラインナップも増えてきているので、大画面で迫力ある映像を高品質で楽しむことができます。
(写真)Netflixで4K画質の海外ドラマを視聴
「LCD-M4K552XDB」はHDR(ハイダイナミックレンジ)信号入力にも対応しているので、HDRコンテンツを視聴することが可能です。HDRコンテンツ再生時は、今までだと白飛びしてしまいがちな明るい部分や黒つぶれしてしまいがちな暗部の色合いも再現され、広い空間の色表現を楽しめます。
(写真)オンラインFPS「スペシャルフォース2」で楽しむ
また、オーバードライブ機能を搭載しており、応答速度も速いので、FPSゲームなど動きの激しいゲームでもクッキリした映像を楽しめます。大画面なので没入感が半端ないです。PCデスクに設置するなら43型でも充分に大迫力です。リビングにテレビ視聴を兼ねて設置するなら49型や55型をオススメします。
機能 | LCD- M4K431XDB |
LCD- M4K491XDB |
LCD- M4K552XDB |
---|---|---|---|
4K対応 | ○ | ○ | ○ |
広視野角ADSパネル | ○ | ○ | ○ |
エンハンストカラー※1 | 5段階 | 5段階 | 10段階 |
壁掛け(VESA規格) | ○ | ○ | ○ |
省電力機能 | ○ | ○ | ○ |
入力端子 | DisplayPort(4K/60Hz)×1/HDMI(4K/60Hz)×1 HDMI×2/アナログRGB/イヤホン/アナログ音声入力 |
||
スピーカー | 6W+6W:ステレオ | ||
リモコン付属 | ○ | ○ | ○ |
応答速度※2 | 約6ms [GTG] | 約4ms [GTG] | 約5ms [GTG] |
フリッカーレス※3 | ○ | ○ | ○ |
ブルーリダクション※4 | ○ | ○ | ○ |
CREX※5 | × | × | ○ |
HDR10信号入力対応※6 | × | × | ○ |
PIP・POP※7 | ○ | ○ | ○ |
※1 エンハンストカラー:映像にメリハリをつけ、鮮やかに表現する「エンハンストカラー」機能を搭載。サイネージや写真などには、鮮やかな映像で、パソコン用には、映像本来の色合いでといったように、利用シーンやコンテンツに合わせて調整することができます。
※2 応答速度:オーバードライブ機能をONにすると、画面表示の応答速度を向上させることができます。動きの速いシーンの残像感を低減し、動きの激しい映像やゲームでもクッキリした映像をお楽しみいただけます。※LCD-M4K552XDBはオーバードライブ2設定時。
※3 フリッカーレス:LEDを点滅させずに、輝度レベルを調整する「フリッカーレス」設計を採用。長時間のパソコン使用でも眼に負担を与えません。
※4 ブルーリダクション:PC操作で目の疲れの原因の1つとされるブルーライト。ディスプレイ自体がブルーライトを低減させる「ブルーリダクション」機能を搭載しています。専用のメガネやフィルムでは困難な5段階で低減率を調整できます。
※5 CREX:映像の明るさによりバックライトの輝度レベルを自動的に制御します。場面の変化に応じて、全体的に明るいシーンではより明るく、全体的に暗いシーンでは明るい部分も暗くなるようにゆっくりと自然にコントロールします。
※6 HDR:HDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツ再生は、 今までだと白飛びしてしまいがちな明るい部分や黒つぶれしてしまいがちな暗部の色合いも再現され、広い空間の色表現をお楽しみいただけます。
※7 PIP機能:親画面の中に子画面を表示する機能。POP機能:親画面と子画面を並べて表示する機能。
ディスプレイ解像度はこれで理解!用途別におすすめの選び方も紹介
I-O DATAの液晶ディスプレイは、液晶パネル・バックライトを含めた5年間の長期保証になっています。また、「液晶ディスプレイ」専用窓口があり、平日はもちろんのこと、土・日曜日も電話サポートをしてもらえるので、安心してご購入いただけます。
今回、大型液晶ディスプレイを使ってみた感想は、何と言っても使いやすいということです。これまでの小さなディスプレイには戻れないかもしれません。デュアルディスプレイにするのに1台増やしたい方や、今の小さなディスプレイを新しいものに買い替えをお考えの方は、ぜひ大型ディスプレイもご検討いただくと良いと思います。
◎関連リンク
【43型】
4K対応&広視野角ADSパネル採用 43型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-M4K431XDB」(商品ページ)
4K対応&広視野角ADSパネル採用 43型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-M4K431XDB」(購入ページ)
【49型】
4K対応&広視野角ADSパネル採用 49型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-M4K491XDB」(商品ページ)
4K対応&広視野角ADSパネル採用 49型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-M4K491XDB」(購入ページ)
【55型】
4K対応&広視野角ADSパネル採用 55型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-M4K552XDB」(商品ページ)
4K対応&広視野角ADSパネル採用 55型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-M4K552XDB」(購入ページ)
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