液晶ディスプレイの消毒・清掃について

(2021/10/25:更新)

新型コロナウィルスの国内感染が確認された影響で、商品の消毒と清掃についてお問い合わせをいただくことがありますので、ご案内いたします。

これまで、アルコール等の化学物質を含む消毒薬はお使いにならないようご案内しておりましたが、ご要望も多くお受けしましたので、商品への影響を最小限におさえる方法を再検証し、アルコール消毒薬を用いた清掃方法をご案内させて頂くことと致しました。

通常の清掃について

通常の清掃の際には、商品の電源コードを抜いてから、柔らかいきれいな布で軽く乾拭きしてください。

汚れがひどい場合は、水で十分に薄めた中性洗剤に布をひたして、よく絞ってから汚れを拭き取り、最後に乾いた布で拭いてください。

<ご注意>

・ベンジン、シンナー、アルコール、化学ぞうきん、クリーナー/クリーニングペーパーなどは使わないでください。変質やひび割れなどの原因になります。

・液晶パネルに水滴などをつけたまま放置しないでください。

・水滴などがついた場合はすぐに乾いた柔らかい布などで拭き取ってください。放置しておくと液晶パネルが変色したりシミの原因になります。また、水分が内部へ入ると故障の原因になります。

消毒薬による清掃について

アルコール消毒薬での消毒は、外観の変質や劣化によるひび割れ等の損傷、故障の原因になる恐れがある為、商品に触れる前後に手を消毒頂くなど運用でご対応ください。

やむを得ずアルコール消毒を行う場合は、下記手順にそってお手入れいただくことで、損傷のリスクを最小限におさえることができますが、完全に防ぐことはできませんので十分ご注意の上お取扱いください。アルコール消毒薬を用いて消毒を行う場合は、必ず下記手順に従ってください。

<ご注意>

・アルコール消毒薬による消毒は、商品の変色や変質、ひび割れなどの原因になります。

・頻繁な消毒は行わないでください。

・漂白剤/過酸化物/ベンジン/シンナー/アセトン/塩化メチレン/トルエン/アンモニア/次亜塩素酸ナトリウム水溶液(塩素系漂白剤)/次亜塩素酸水などの薬品は使わないでください。

・ウェットティッシュ、化学ぞうきん、OAクリーナー、クリーニングペーパー、ガラスクリーナーなどは使わないでください。外観や液晶パネル表面のコーティングを損傷する恐れがあります。

・商品のコネクタ端子やケーブル、ACアダプターのコネクタ端子には消毒薬は使わないでください。

・消毒薬が内部に入ったことによる商品の異常や故障、消毒が要因による損傷や変色などは、保証期間内であっても有償修理となります。

・本情報は当社商品を対象にしたものです。商品の取扱説明書、保証規定をご確認の上、正しくお使いください。

動画でのご案内

※動画では「IWB-651EB」で行っていますが、清掃方法は全ディスプレイ共通となります。

テキストでのご案内

1)ご準備いただくもの

  • アルコール消毒薬(消毒用エタノール:アルコール濃度70~75%をお使いください)
    ※使用するアルコール消毒薬の製造・販売会社の案内・用法に従い、安全な方法で使用してください。
    ※アルコール濃度の高い無水エタノール、エタノール、エチルアルコールなどはお使いになれません。
  • 柔らかく糸くずの出ないきれいな布(マイクロファイバー布)
  • 使い捨て手袋

2)消毒方法

  1. 使い捨て手袋を着用してください。
  2. 必ず商品の電源を切り、電源コードを抜いてください。電源コードを接続したまま消毒しないでください。
  3. 商品に接続されているその他すべての機器を取り外してください。
  4. 柔らかく糸くずの出ないきれいな布(マイクロファイバー布)に消毒薬をしみこませて、軽くゆっくりとふき取ってください。

    ※消毒薬を商品に直接スプレーしないでください。

    ※表面に傷がつかないように、布・タオル・ペーパータオルのご使用は避けてください。

    ※液晶ディスプレイやタッチパネルの表面はコーディングされており、消毒薬で拭くと損傷したり剥がれる可能性がある為、必ずやさしく拭いてください。爪や装飾品で画面を傷つけないようにご注意ください。

    ※布地は湿らせる程度にとどめ、液体が滴らないようにしてください。商品内部に水分が入ると故障の原因となります。

    ※液晶ディスプレイの隅、ボタン類、カバー類、スピーカー部、端子部の隙間から製品内部に消毒薬が入らないようにしてください。

    ※画面やフレームを強く押さないでください。画面の故障やひび割れ、破損につながる恐れがあります。

    ※光学式タッチモデル(型番:LCD-MF223FB2-T)について

    ベゼル部の光学センサー(下図の丸で示す部位)、反射材(下図の四角で示す部位)に消毒薬を使用しないでください。故障の原因となります。

    ※インタラクティブホワイトボード[電子黒板](型番:IWB-651EB)について

    ベゼル部の光学センサー(下図の四角で示す部位)に消毒薬を使用しないでください。故障の原因となります。

  5. 消毒した後は、しっかりと乾かしてください。液晶パネルに水滴などをつけたまま放置しないでください。
    水滴などがついた場合はすぐに乾いた柔らかい布などで拭き取ってください。放置しておくと液晶パネルが変色したりシミの原因になります。また、水分が内部へ入ると故障の原因になります。
  6. 商品の電源を入れる前や機器を接続する前に、商品の表面に液体が残っていないことを確認してください。
    ※特にタッチモデルについては、商品の表面に液体が残っている事で誤動作の原因となります。
  7. 使用した手袋は捨ててください。手袋を外した後すぐに手を洗ってください。

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