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保管ディスクからデータを取り出す 

ここでは、[ミラーディスクの保管]を行ったeSATAハードディスク(システムバックアップディスクとしたeSATAハードディスク)から、必要なデータだけを取り出す手順について説明します。

通常、本製品とミラーディスクのいずれかのシステムおよびデータでミラーリングを構築することができますが、それぞれのディスクに別々に必要なデータがある場合は、いずれか一方からデータを先にパソコンなどにコピーした後、ミラーリングを構築する必要があります。

以下は、ミラーリングを構築する前に、保管ディスク(eSATAハードディスク)からデータを取り出して、パソコンにコピーしておく手順です。

 
保管ディスクからデータを取り出す

下記の手順を行ってください。

 
  
本製品の電源が切れていることを確認します。
  
[ミラーディスクの保管]を行ったeSATAハードディスクを本製品のeSATAポートに接続します。
 
  
パソコンのIPアドレスを「192.168.0.xxx」(xxxは200以外の値で1〜254のいずれか)に設定します。
([サブネットマスク]は「255.255.255.0」に設定します。)

上記のようにミラーリングに矛盾が発生している状態では、設定状況に関わらず本製品は「192.168.0.200」固定のIPアドレスで起動しています。(この状態は、本製品がミラーリングの矛盾を発見し、どちらのハードディスク[内蔵ハードディスクとeSATAハードディスク]から起動すべきか判断できない状態です。)

本製品の設定が必要なため、パソコンのIPアドレスを一時的に変更する必要があります。
以前に設定されていた[IPアドレス][サブネットマスク][デフォルトゲートウェイ]の値はメモしておいてください。
後で元に戻します。

  
本製品の電源を入れます。
同時にeSATAハードディスクの電源も自動的に入ることを確認してください。
  
しばらくすると、STATUSランプが赤点滅、eSATAランプが橙点滅し、本製品のブザー(ピピーピッ・・・)が鳴り続けます。
この状態は、本装置がミラーリングの矛盾を発見し、どちらのハードディスクから起動すべきか判断できない状態です。
  

パソコンでブラウザより192.168.0.200を開きます。

http://192.168.0.200/

 
注意

この状態の場合、添付ユーティリティ[Magical Finder]から本製品を検出することはできません。
そのため、[Magical Finder]から設定画面を開くことはできません。
必ず、ブラウザより開く必要があります。

  
  

起動ディスクの選択画面が表示されます。

ここでは、eSATAハードディスクから起動するため、[eSATA HDD1よりシステム起動]を選択します。

各ディスクのシステムは最終更新時刻の示す時点のシステムの内容となります。
 
注意

選択したハードディスクからシステムを起動します。
起動直後は、選択したハードディスク単体で動作します。(この後、ミラーリングを構築する場合のミラーリング元となるディスクです。)
起動後、ミラーリング開始・再構築を行うことにより、ミラーリングの再構築は完了です。

選択を間違えた場合
本製品の起動が完了した後(STATUSランプが点灯した後)、電源ボタンを押して、本製品の電源をいったん切り、再度、起動しなおしてください。

  
  

「eSATAハードディスク」より起動を選択した場合、eSATAハードディスクよりシステムを起動します。


このとき、本製品は起動したハードディスク(選択したハードディスク)のみで動作し、選択しなかったディスクは使用しません。

▼「eSATA HDD1よりシステム起動」を選択した場合の画面

  

本製品の起動が完了すると、[STATUS]ランプが緑色に点灯します。

 
注意

起動後のIPアドレスは、選択したディスクに保存されていたIPアドレスとなります。

  
  
10

パソコンのIPアドレスを元に戻します。
(手順3でメモした値に戻します。)

  
11

起動が完了したら、設定画面を開きます。

  
12

選択したディスクで起動しているかを確認します。

左に表示されている[情報表示]メニューの[HDD情報]をクリックします。

  
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[eSATA HDD1]の状態が[正常]と表示されていることを確認します。
([内蔵HDD]は、[未使用]と表示されます。)

確認できれば、後は、ネットワーク上から本製品(eSATAハードディスク)にアクセスします。

▼「eSATA HDD1よりシステム起動」を選択した場合の画面

  
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管理者権限でネットワークにログオンし、本製品にアクセスし、必要なデータをパソコンにコピーします。

アクセス方法については、以下を参照してください。
管理者からの共有フォルダへのアクセス方法

 
注意

上記の手順で起動したeSATAハードディスクは、ネットワーク上では、ミラーリング時の内蔵ハードディスクと同じ共有フォルダとして表示されます。

通常のeSATAハードディスクの表示[esata1]ではありません。

  
  
14

コピー完了後、本製品の電源ボタンを押して本製品の電源を切ります。

 

 

以上で保管ディスクからのデータの取り出しは終了です。

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