はじめてのプログラミング 開催レポート 金沢会場


桜の花もほころぶ3月の終わり、金沢市のアイ・オー・データ機器本社にて、第4回目となるプログラミング教室が開催されました。今回は、午前、午後それぞれ定員15名、計30名の募集となったにも関わらず、大きく上回る数の応募をいただきました。また、当社の地元金沢ということもあり、TV局は民放4社、新聞も3社とマスコミの取材も行われ、さながら新商品の発表のような注目度でした。

■当日の授業内容
午前:IchigoJam Raspberry Pi +を利用したBASICプログラミング
(対象:小学5年生から中学2年生)
午後:Scratch(スクラッチ)※1を利用したプログラミング体験教室
(対象:小学生)

午前のBASICプログラミングは、初の試みとして中学生まで対象年齢を広げました。すでにコンピューターの基礎知識を持つ参加者もちらほらと見られましたが、皆BASICプログラムは初めてとのことでした。授業の最後には、講師の松田優一先生がロボットをコントロールするデモンストレーションを行いました。モニターの中だけでなく、実際にロボットをプログラミングで動かすことができることを実感した参加者の皆さんは興味深々。「世の中のコンピューターは、どれも誰かが作ったプログラムで動いている!」そんなことを実感してもらえたようです。

午後のScratchプログラミングでは、子供のためのプログラミング道場「CoderDojo※2」調布支部より石原 淳也先生を講師に迎え、 Scratchによるゲーム作りを実施しました。Scratchには様々なキャラクター(Script)が用意されており、これらを動かすプログラムを作ることができます。今回は迫りくる岩を猫がジャンプして飛び越えるゲームを作りました。
Scratchのプログラミングには小数点の数値入力や、X座標、Y座標といったキャラクターの位置情報入力が必要。マウスだけでできるとはいえ、決して簡単なものではありません。しかし、参加してくれた皆さんは全員難なくクリアしました。後半では背景やキャラクタの姿、難易度を変えたりと、オリジナルのゲームに改造します。

今回ご参加いただいた保護者の皆様は、知識も豊富で子どもの未来のために真剣に取り組まれている方ばかり。2020年からのプログラミング教育の必修化に向けて、熱心に情報収集されていた姿が印象的でした。

プログラミング上達の秘訣は、楽しいと思うこと。参加者の皆さんは当日の教室の空気を忘れずに、ぜひこれからも楽しみながらプログラミングを続けてください。将来の皆さんの活躍を心より楽しみにしています!

(※1)Scratch……米MITメディアラボで開発された子ども向けプログラミング言語。命令文がブロックアイコンで並んでおり、マウスでつなぎ合わせることによりプログラミングを行う。 Raspberry Piの標準OS「Raspberry Pi OS(Raspbian)」にプリインストールされている。
(※2)CoderDojo……世界85ヵ国に1600、日本では全国に133以上の道場を持つ子供のためのプログラミング道場。ボランティアの講師による世界的なプログラミング教育支援団体。

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▲午後の部の講師はおなじみの松田先生

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▲見守る保護者の皆さんも真剣

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▲たくさんの取材カメラに囲まれて緊張

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▲午後の部の講師、石原先生

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▲午前の部に参加された皆さん

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▲午後の部に参加された皆さん

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