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「BX-VP1シリーズ」は、既存のネットワークはそのままに、ルーターの置き換えなしで、低コストで手軽に遠隔地間でバックアップ専用ネットワークを構築できる装置です。
親機-子機ペアリング済み2台セットなので、既存ルーターの配下に設置し、ルーターのIPsecパススルーを有効にした後に接続するだけでバックアップ用VPNが構築できます。
LAN DISKシリーズと組み合わせることで、大規模災害のリスクを想定したBCP対策として、遠隔地間でのデータバックアップ(リモートレプリケーション)が実現できます。
※本商品はルーターではありません。
※商品の詳しい仕様や対応パソコンについては、仕様ページ・対応パソコン検索でご確認ください。
型番 | JANコード | 仕様 | 価格 | 保守 | サポート/取説 | 備考 |
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親機・子機(2台セット) | ||||||
BX-VP1-S | 4957180115382 | ¥43,780 (税抜¥39,800) |
2022/4/20生産終了 | |||
増設用子機(1台) | ||||||
BX-VP1 | 4957180111728 | ¥25,080 (税抜¥22,800) |
2022/4/20生産終了 |
近年、日本各地でさまざまな災害が発生しています。
国土交通省が発表しているハザードマップによると、日本中の多くの地域で、水害・洪水・土砂災害・火山・津波などによる被害を受けるリスクがあります。
災害時における事業継続への取組みは、企業規模にかかわらず、日々の経営の一環として求められています。社内で保有している大切なデータを、消失のリスクから守ることも、事業継続へ向けた重要なBCP対策の一つです。
遠隔地バックアップのための環境を準備するのは、専用回線の契約や維持費用、バックアップ先の確保、設備投資など小規模企業にとっては非常にハードルが高くなってしまいます。そこでアイ・オーでは、本商品とLAN DISKシリーズを組み合わせ、会社と社長宅などで行う低コストで手軽なバックアップをご提案いたします。
本商品を、会社と社長宅2箇所でお使いのルーター配下にそれぞれ設置することで、バックアップ専用ネットワークを構築できます。
レプリケーションには、ハードディスク故障時もデータ損失リスクを大幅に低減する「拡張ボリューム」を採用した、LAN DISK Hシリーズがおすすめです。 「クローン機能」を設定すると、遠隔地間のリアルタイム同期を簡単に設定できます。
■会社−社長宅でのバックアップを行う場合の構成イメージ
※ 子機は最大2台まで接続可能です。接続先を増やす場合は、BX-VP1(増設用子機)をお求めください。(構成例はこちらをご参照ください。)
※ 本商品はルーターではありません。
※ 本商品子機の配下に接続できるデバイスは1台のみとなります。
※ 本商品の性能を発揮する上で、十分なスループットが確保できる光回線のご利用をおすすめいたします。
本商品を使用した、LAN DISKのリモートレプリケーション構成は以下のようなものが可能です。
・HDL6-HAシリーズ、HDL4-HAEXシリーズ、HDL4-HA-Uシリーズ、HDL2-HAシリーズ
・HDL6-Hシリーズ、HDL4-HEXシリーズ、HDL4-HRシリーズ、HDL2-Hシリーズ、HDL2-H/TMシリーズ
・HDL4-XAシリーズ、HDL4-XA-Uシリーズ、HDL2-XAシリーズ
・HDL4-Xシリーズ、HDL2-Xシリーズ
・HDL-XRWシリーズ、HDL-XRシリーズ、HDL-XRW/TMシリーズ、HDL-XR/TM3シリーズ
・LAN DISK Zシリーズ(Windows Storage Server 搭載モデル)
※ 子機の配下に接続できるデバイスは1台のみとなります。
親機1台につき最大2台の子機とペアリングができるため、2台ずつLAN DISKをご用意いただくことで、最大2台のバックアップが可能です。
※ 子機の配下に接続できるデバイスは1台のみとなります。
リモートレプリケーションによる共有フォルダーの同期を行う場合、初回は同一の状態になるまでにタイムラグが発生します。また、ネットワーク環境に負荷がかかるため、通常の業務に支障が出る可能性があります。初回の同期は、業務に支障が少ない時間帯に行うか、ローカル環境にて行うことをお勧めします。
<初回同期の所要時間目安>
実効帯域60Mbps程度のインターネット回線において、データ容量1.0TBのファイルのレプリケーションを行ったときの所要時間:約40時間
LAN DISK Zシリーズを使ったレプリケーションには、バックアップソフト「クローン for Windows」や、「arcserve Replication/High Availability」がおすすめです。
レプリケーション元と先のLAN DISKにソフトをインストールすることで、レプリケーションが可能になります。
「クローン for Windows」は2台のWindowsサーバーを定期的に同期させることができるソフトウェアです。共有フォルダーのデータだけでなく、ユーザー・グループ情報やコンピュータ名、IPアドレスなどの設定情報も自動同期が可能です。
「クローン for Windows」を使用したレプリケーションの詳細はこちら
※ 本商品と組み合わせて、レプリケーション先/元のIPアドレスを切り替えた場合、本商品より割り当てるIPアドレスを変更する必要があります。
バックアップソフト「arcserve Replication/High Availability」は、災害や人的トラブルなど、万が一の事態に備え、NASを使った遠隔地レプリケーションに最適なソフトウェアです。
arcserve Replication/High Availabilityを使用したレプリケーションのマニュアルはこちら(arcserve社HP)
※ 本商品と組み合わせて、レプリケーション先/元のIPアドレスを切り替えた場合、本商品より割り当てるIPアドレスを変更する必要があります。
VPN接続方式にはL2TP over IPsecを採用し、データの機密性や完全性を確保したVPN接続を実現しました。
VPN接続方式 | L2TP over Ipsec |
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暗号化方式 | DES, 3DES, AES128bit, AES192bit, AES256bit |
認証方式 | MD5, SHA1 |
さらに、IPsecプロトコル の AH、ESPをサポートし、パケットの盗聴や改ざんを防止します。
カプセル方式 | AH、ESP |
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880MHzデュアルコアCPUを搭載し、VPN接続時、実測値約108Mbps(※)の快適ファイルアクセス!
※測定環境は以下のとおりです。
<VPN設定>
暗号化方式:AES-128、認証方式:SHA1、カプセリング方式:ESP
<測定方法>
約1GBのバイナリファイルを使用。データ転送を行い、Get/Putをそれぞれ5回ずつ実行した平均値。
※LAN 環境により遅延が発生します。NASを使ったリモートレプリケーションをご利用の場合は、充分なスループットを確保できる光回線をご使用ください。
ご購入いただく前に、お使いの環境がVPNが構築できる環境か、ネットワーク診断ツール「Windows版ホームネットワークチェッカー」にて確認することが可能です。
ネットワーク診断ツール「Windows版ホームネットワークチェッカー」についての詳細はこちらをご覧ください。
Windows、iOS用アプリ「VPNコネクト」を使えば、本商品で構築したVPN環境へのリモートアクセス設定が、QRコードを読み取るだけで完了します。外出先からタブレットやスマートフォンでの社内LANへのリモートアクセスが手軽におこなえるので大変便利です。
※ 「VPNコネクト」の対応OSはアプリのダウンロードページにてご確認ください。
※ QRコードを記載したシートは、親機/子機セット品にのみ同梱されています。
電源コンセントの空きが確保できなくても設置できるように、本体にサービスコンセントを一口搭載しています。既存のスイッチングハブなどの電源を本商品から確保することができます。
※サービスコンセントの電源容量は最大200Wです。
複数のVPN-BOXを同じ場所に導入する場合にも、サービスコンセントで連結して設置することができます。
より長い期間安心して当社商品をお使いいただくために、3年間の長期保証を実現しています。
信頼の3年保証に加え、さらにサポート体制を厚くする専用有償サービスも別途ご用意。
商品添付のセンドバックサービスを最長5年に延長するセンドバック保守延長サービスをご用意しました。
会社のルーター配下にVPN親機を追加してNASなどのアクセスしたい機器と接続し、自宅では業務で利用するパソコンとルーターの間にVPN子機をつなげるだけ社内にあるNASへアクセスが可能となります。自宅では、LANケーブルで繋ぐだけなので、手軽にお使いいただけます。(※)
※親機、子機ともに接続されるルーター(Wi-Fiルーター)の設定でIPsecパススルーが有効になっている必要があります。