HDL-Z6WLC2シリーズは最新のサーバーOS「Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition」を搭載したハイパフォーマンスNAS<6ドライブモデル>です。OSの変更により通信速度の向上や保存データの効率化による容量の節約など、パフォーマンスが向上しました。
さらに、低振動で省電力な高信頼NAS用ハードディスク「WD Red」を搭載、ハードディスクドライブも含めた3年保証を実現しました。また、高クロックになったIntel® Atom™デュアルコアプロセッサや、これまでの倍増となる4GBのメモリーを搭載することで、さらなるパフォーマンスアップを実現しました。バックアップソフトウェアやウィルス対策ソフトウェアを、より快適に動作させることが可能なほか、大量のサーバーデータのバックアップも高速に行えます。
※表記の容量は、装置容量です。使用するRAIDモードによって、利用可能な容量は異なります。詳しくは、本ページ下部の特長説明をご覧ください。
型番 | JANコード | 仕様 | 価格 | 保守 | サポート/取説 | 備考 |
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HDL-Z6WL6C2 | 4957180111483 | 6TB | ¥352,000 (税抜¥320,000) |
2016/12/14生産終了 後継品HDL4-Z22SATB04 | ||
HDL-Z6WL12C2 | 4957180111490 | 12TB | ¥385,000 (税抜¥350,000) |
2017/11/8生産終了 | ||
HDL-Z6WL18C2 | 4957180111506 | 18TB | ¥451,000 (税抜¥410,000) |
2017/11/22生産終了 | ||
HDL-Z6WL24C2 | 4957180111513 | 24TB | ¥528,000 (税抜¥480,000) |
2017/11/8生産終了 | ||
HDL-Z6WL36C2 | 4957180117041 | 36TB | ¥715,000 (税抜¥650,000) |
2017/11/8生産終了 |
先進機能を多数追加した「Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition」を搭載しています。拡張性の高いデータ運用が実現可能です。
最新のファイル共有プロトコル「SMB 3.0」に対応。Windows 8で抜群のパフォーマンスを発揮します。
さらに使用帯域の制限や負荷分散に対応しました。
Windows Storage Server 2012/2012 R2 |
Windows Storage Server 2008 R2 |
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Windows 8 2012/2012 R2 |
SMB 3.0 | SMB 2.1 |
Windows 7 2008 R2 |
SMB 2.1 | SMB 2.1 |
Windows Vista 2008 |
SMB 2.0 | SMB 2.0 |
Windows XP 2003以前 |
SMB 1.0 | SMB 1.0 |
Windows Storage Server 2008 |
Windows Storage Server 2003以前 |
|
---|---|---|
Windows 8 2012/2012 R2 |
SMB 2.0 | SMB 1.0 |
Windows 7 2008 R2 |
SMB 2.0 | SMB 1.0 |
Windows Vista 2008 |
SMB 2.0 | SMB 1.0 |
Windows XP 2003以前 |
SMB 1.0 | SMB 1.0 |
データ重複除去機能により、データ使用容量を削減できます。ブロック単位で比較して重複除去し、定型フォーマットを使った類似データなどに特に効果を発揮します。
圧縮効率は従来のZIPファイル圧縮やNTFS圧縮よりも高く、50%(一般のファイルサーバー用途)〜90%以上※(仮想マシンの仮想ハードディスクライブラリなど)のディスク領域を節約し、コストを抑制できます。
※マイクロソフト社の資料から抜粋
複数のディスクをまとめて大容量の仮想ディスクとして利用できるので既存のディスクを有効に利用できます。
従来iSCSIでは2TBまでの仮想ディスクの作成ができませんでしたが、最大64TBまでの仮想ディスクを作成できるようになりました。
2つのNIC(LANポート)を1つのポートとして認識して利用することができます。
通常時は通信を2つの経路に分散処理するため、アクセス数が多くても高速通信することができます。
どちらか一方のLANポートに異常が発生した場合は、残ったLANポートで運用を継続。サービスを停止することなくご利用いただけます。
Windows Server 2012 Active Directoryドメインサービスを併用することで保存するデータを動的に分類、暗号化できます。
ウイルス対策ソフトをインストールすることによりネットワークを介して感染するウイルスからNASを自身で守ることが可能です。
また、バックアップソフトをインストールしてWindowsサーバーのバックアップ先として利用することも可能です。
各種ソフトウェアとの動作確認結果について、詳しくは「ハードディスク対応 各種ソフトウェア一覧」をご確認ください。
■ワークフォルダーでアクセス性向上
ローカルネットワークの外から、NASにアクセスできる機能です。
Windows 8.1のタブレットなどで外出先から必要なデータを見ることができます。
■低コスト
通常のWindows Server OSの場合、アクセスするクライアントの分だけCAL(Client Access License)の購入が必要ですが、Windows Storage Serverの場合はCALが不要なので低コストに導入が可能です。また、利用中に接続クライアント数を増やす場合でも追加費用が掛かりません。
■Active Directoryを利用可能
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
CPUにAtomデュアルコアプロセッサー、メモリーを4GB搭載したハイパフォーマンスモデル。複数ユーザーからの同時アクセスにも強いほか、バックアップソフトやウィルス対策ソフトをインストールした際も快適に動作可能です。
Western Digital社のNAS用ハードディスク「WD Red」を搭載しています。
24時間、常時稼働が前提のNAS運用において課題になりやすい熱・振動への対策、電力消費が改善がされ、さらに長期3年保証を実現した高信頼ハードディスクです。
<WD Redのポイント>
・長期3年保証を実現
従来モデルは1年だったハードディスクの保証期間を延長しました。
・省電力
常時稼働時のNASの運用コストを削減します。
・熱、振動に強い
NAS本体内の温度上昇や振動による故障のリスクやパフォーマンスの低下を低減します。
「WD Red」について詳しくはWestern Digital社ホームページをご確認ください。
6台のハードディスクを搭載し、RAID 0(ストライピング)およびRAID 5(出荷時設定)を構成可能です。RAID 5を構成時には、6台のうち1台のハードディスクが故障した場合にも、ハードディスクを交換することでデータを損失することなく復旧が可能です。
RAID 0 | RAID 5 (出荷時設定) |
交換用カートリッジ | ||
---|---|---|---|---|
利用可能な容量 | 6TBモデル |
6TB |
5TB | HDLZ-OP1.0R |
12TBモデル | 12TB | 10TB | HDLZ-OP2.0R | |
18TBモデル | 18TB | 15TB | HDLZ-OP3.0R | |
24TBモデル | 24TB | 20TB | HDLZ-OP4.0R | |
36TBモデル | 36TB | 30TB | HDLZ-OP6.0R |
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ハードディスクのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1が設定され、冗長性が確保されています。
※ OS領域は約100GBとなります。
6つのドライブを独立管理し、各ドライブにドライブレターを割り付けするモードです。5つのハードディスクドライブには共有データを保存し、1つにはバックアップをするなど、柔軟な運用が行なえます。
RAID5で運用中に故障したハードディスクは、ファイルサーバーの運用を停止することなく通電したまま交換が可能。専用のカートリッジ式ハードディスク(HDLZ-OPRシリーズ)を採用し、どなたでも簡単かつ安全に交換が可能です。
2つのLANポートを搭載しているので、セグメントの異なるネットワークの間で共有利用することが可能です。もちろん「NICチーミング」を利用して同一セグメント内で高速通信、冗長構成を設定できます。
eSATA、USBポートに外付ハードディスクを接続することで、保存容量を増設し共有ファイルを保存したり、本体のデータのバックアップ先として利用が可能です。
<Windows Server Backupが利用可能>
Windows Storage Server 2012 R2 Standard Editionの標準機能である“Windows Server Backup”で毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。
また、2TBを超える大容量ボリュームもそのままバックアップが可能です(最大16TBまで)。
※NASをバックアップ先とする場合、当社Windows Storage Server 搭載NAS、HDL-H/XR/XVシリーズのみご利用可能です。
※Windows Server OS の仕様により、ネットワーク上の共有フォルダーにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。
●バックアップデータにもセキュリティ対策を!
LAN DISK Zシリーズに保存した大切なデータ。せっかく外付けハードディスクにバックアップしても、その外付けハードディスクを持ち去られてしまっては、情報漏えいにつながりかねません。
LAN DISK Zシリーズと暗号化機能搭載ハードディスク「HDJ-HSUシリーズ」を組み合わせて使用することで、バックアップデータを暗号化して守ることができるので安心です。
※管理ソフトウェア「SHGate Service」をLAN DISK Zシリーズにインストールする必要があります。
⇒「SHGate Service」のダウンロード(サポートライブラリ)
⇒ HDJ-HSUシリーズ
お客様に代わってNASの状態をネットワーク経由で監視するクラウド管理サービス「NarSuS(ナーサス)」を無償提供。設置場所を問わず複数台のNASを一括管理できるので、管理者の負担を大幅に削減できます。
■トラブル時の正常復帰をサポート
さらに、インターネットに接続できない環境下に設置されたNASも管理できる「NarSuS リンク」も利用可能。
「NarSuSリンク」の詳細はこちら
HDL-Z6WLC2シリーズに対する設定は2つの方法で行えます。
<リモートデスクトップ接続>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者が自席から対象機を操作することができますので便利です。
<本体にディスプレイと入力機器を接続して設定する>
本体背面のVGAコネクターおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続して操作します。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
Active Directory環境下なら、1台の本商品にログインするだけで複数台のWindows Server 2012 R2/Windows Storage Server 2012 R2搭載機を集中管理可能です。
装置ごとにリモートデスクトップ先を切り替えたり、ディスプレイやキーボードをつなぎ直さなくとも、まとめて管理できるようになります。
インストール済の管理ソフト“ZWSマネージャー”で各種の設定を変更することが可能です。
<ZWSマネージャーで設定可能な項目>
設定可能項目 | 備考 |
---|---|
RAIDモードの変更 | データボリュームのRAIDモードを変更できます。 |
本体ファン回転数と内部温度 | 本体ファン回転数と内部温度が確認できます。 |
メール設定 | 本体の情報を発信するメール通知の設定が行えます。 <温度異常の通知> <ハードディスク障害> <FAN 異常>など |
Func.ボタン設定 | 本体前面のFunc.ボタンにアプリケーションを割り当てられます。 <Func.ボタン> |
HDDアンプラグ設定 | ハードディスクの故障時に、故障ハードディスクの取り外し処理を行うことができます。 |
リカバリーDVDを添付していますので、DVD-ROMドライブを接続してリカバリーDVDが起動することにより、簡単にシステムリカバリーが可能です。
Windows Storage Server 2012 R2 Standard Editionは、Windowsサーバー環境と連携することで様々な機能を利用することが可能です。
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。
iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHDX)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。
※iSCSIイニシエーターは次のOSで標準サポートされています。(Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008以降)
※次のOSでiSCSIイニシエーターを利用するにはMicrosoftダウンロードセンターより「Microsoft iSCSIイニシエーター」をダウンロードしてインストールする必要があります。(Windows XP、Windows Server 2003)
管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本商品の共有フォルダーのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除した ファイルをエクスプローラーやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションから自分で直接復元できます(※)。
※共有フォルダーのシャドウコピー機能を利用する場合にはクライアントパソコンにWindows XP SP2以降が必要です。
専用のソフトウェアを使わず、LAN DISK2台だけでレプリケーションが可能な「DFSレプリケーション」に対応。
WAN回線を使った遠隔地でのレプリケーションも可能、災害発生時も大切なデータを守ることができます。
※遠隔地のレプリケーションを行う際は、別途VPNルーターを使ったWAN回線が必要です。
※DFSレプリケーションを利用するには、LAN DISKがActive Directoryに参加している必要があります。また、2台のLAN DISKが同一フォレストにある必要があります。
クォータ管理機能を搭載していますので、指定したボリュームやフォルダーの保存可能容量を制限してユーザーによる使いすぎを防ぎます。
アイオーではご導入から運用までをトータルにサポートする保守サービス「アイオー・セーフティー・サービス(ISS)」をご提供することで、お客様の継続的な事業運営を応援します。
※.初回設置サービスは、後日対応予定です。
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