ビジネスNAS入門|転送プロトコル

プロトコルとは

ネットワークを利用するためには、ルール(通信手順)をあらかじめ決めておき、双方でそのルールに沿って通信する必要があります。そのルールを通信プロトコル(通信規約)といいます。「TCP/IP」はインターネットやネットワーク機器で利用される代表的な通信プロトコルです。

主な通信プロトコル
TCP/IP インターネットやメールなどで利用され、ほとんどの機器で使われているネットワークプロトコル。機器の識別にIPアドレスを利用するプロトコルです。
AppleTalk 以前、AppleのMacintoshで利用されていました。
IPアドレスの設定はなく、TCP/IPとの互換性はありません。

機器の種類は異なっても、機器同士が共通の通信プロトコルを使用すれば、相互通信をすることができます。

また、NASが複数の通信プロトコルに対応している場合は、機器が混在する環境に導入することで、相互にファイル共有することも可能です。

ファイル転送プロトコルの種類

NASが、他のパソコンや通信機器とファイルを共有する際に利用するプロトコルをファイル転送(共有サービス)プロトコルと言います。相互に、同じファイル転送プロトコルに対応していれば、ファイル転送・共有を行うことが可能です。

プロトコル名称 概要
SMB(CIFS)
  • Windowsや最新のMacOSXで利用されている標準的なファイル転送プロトコルです。
  • ユーザー名とパスワードを用いたアクセス制御を行います。
AFP(Apple Share)
  • MacOSで、一般的に利用されているファイル転送プロトコルです。
  • 以前は、Windows Serverでも対応していましたが、Windows Server 2008以降からサポートされなくなりました。
FTP
  • 共有ではなく、1対1の装置間でファイルを転送を行う際に使用されるプロトコルです。
  • インターネットを介したファイルの受け渡し時のアップロードやダウンロードなどに利用されます。
iSCSI
  • ストレージで標準的なSCSIコマンドをネットワーク上で利用するプロトコルです。
  • Windows Serverのディスク容量を増やす際、NASなどの装置をネットワーク経由で組み込む時に利用されます。USB HDDと同様にローカルディスクとして認識されます。
NFS
  • 主にUNIXで使用されるプロトコルです。Linuxを搭載した端末からNASにアクセスする際にも利用されます。
WebDAV
  • HTTP接続方法の一つ。ファイヤーウォールによりファイル転送が利用できない環境でも利用が可能です。
  • スマホ/タブレットなどからのファイル転送などで利用されます。

SMBの新機能「SMB 3.0」

Windowsパソコンやサーバーのファイル共有で一般的に利用されるファイル転送プロトコル「SMB」は、Windows OSが新しくなるにつれ進化し、高速化されています。

現在の最新は「SMB 3.0」で、新しい「SMB」に対応したOSを搭載した装置間であれば、ファイル共有やバックアップデータの転送でより高速な転送が可能となります。

クライアント
サーバー
NASのOS
WSS 2012/
2012 R2
WSS 2008 R2 WSS 2008 WSS 2003以前
オリジナルOS
Windows 8/8.1
WS 2012/2012 R2
SMB 3.0 SMB 2.1 SMB 2.0 SMB 1.0
Windows 7
WS 2008 R2
SMB 2.1 SMB 2.1 SMB 2.0 SMB 1.0
Windows Vista
WS 2008
SMB 2.0 SMB 2.0 SMB 2.0 SMB 1.0
Windows XP
WS 2003以前
SMB 1.0 SMB 1.0 SMB 1.0 SMB 1.0

※ WS=Windows Server、WSS=Windows Storage Server

Windows 8.1搭載パソコンへの移行が進んでいる環境
Windows Server 2012系サーバーの導入が進んでいる環境

Windows Storage Server 2012 R2搭載
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