ネットワークを利用するためには、ルール(通信手順)をあらかじめ決めておき、双方でそのルールに沿って通信する必要があります。そのルールを通信プロトコル(通信規約)といいます。「TCP/IP」はインターネットやネットワーク機器で利用される代表的な通信プロトコルです。
主な通信プロトコル | |
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TCP/IP | インターネットやメールなどで利用され、ほとんどの機器で使われているネットワークプロトコル。機器の識別にIPアドレスを利用するプロトコルです。 |
AppleTalk | 以前、AppleのMacintoshで利用されていました。 IPアドレスの設定はなく、TCP/IPとの互換性はありません。 |
機器の種類は異なっても、機器同士が共通の通信プロトコルを使用すれば、相互通信をすることができます。
また、NASが複数の通信プロトコルに対応している場合は、機器が混在する環境に導入することで、相互にファイル共有することも可能です。
NASが、他のパソコンや通信機器とファイルを共有する際に利用するプロトコルをファイル転送(共有サービス)プロトコルと言います。相互に、同じファイル転送プロトコルに対応していれば、ファイル転送・共有を行うことが可能です。
プロトコル名称 | 概要 |
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SMB(CIFS) |
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AFP(Apple Share) |
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FTP |
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iSCSI |
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NFS |
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WebDAV |
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Windowsパソコンやサーバーのファイル共有で一般的に利用されるファイル転送プロトコル「SMB」は、Windows OSが新しくなるにつれ進化し、様々な機能が強化されています。
現在の最新は「SMB 3.1」で、新しい「SMB」に対応したOSを搭載した装置間であれば、ファイル共有やバックアップデータの転送でより高速かつセキュアな転送が可能となります。
クライアント サーバー |
NASのOS | |||
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WSS 2016 オリジナルOS |
WSS 2012/ 2012 R2 |
WSS 2008 R2 | WSS 2008 | |
Windows 10 WS 2016 |
SMB 3.1 | SMB 3.0 | SMB 2.1 | SMB 2.0 |
Windows 8/8.1 WS 2012/2012 R2 |
SMB 3.0 | SMB 3.0 | SMB 2.1 | SMB 2.0 |
Windows 7 WS 2008 R2 |
SMB 2.1 | SMB 2.1 | SMB 2.1 | SMB 2.0 |
Windows Vista WS 2008 |
SMB 2.0 | SMB 2.0 | SMB 2.0 | SMB 2.0 |
※ WS=Windows Server、WSS=Windows Storage Server