不正アクセスやウイルス感染など、企業における情報漏えいリスクは多様化しています。その一方でマイナンバー制度が始まることで、従来よりも厳格な情報管理が求められています。そうした中、アイ・オーのビジネスNAS「LAN DISK Hシリーズ」では、アクセス制御やウイルス対策などの「情報漏えいを未然に防ぐ機能」に加えて、ログ管理によって万が一の時も迅速に原因特定ができる「監視機能」を強化いたしました。これら2つの機能で情報を守る「Wセキュリティ」によって、情報漏えい対策だけでなく、万が一情報が流出した場合でも、迅速に流出経路や内部関与の有無を確認できます。
マイナンバーなど機密情報を扱う上で重要なのがデータの管理です。パソコンや外付ハードディスクで管理する方法もありますが、利便性を考えるとデータ共有に適したNASが便利です。しかし一般的なNASでは、不正アクセスやウイルス感染による情報流出リスクがあります。「Wセキュリティ」対応ビジネスNASでは、情報にアクセスできる人を限定するアクセス制御やウイルス感染を未然に防止することができる機能があらかじめ搭載されています。
担当者だけがマイナンバーなどの機密情報が保管されたフォルダを開くことができるよう、アクセスを制限することができます。決められたメンバーだけにアクセス許可を与えることで、他の社員が不正にアクセスすることを未然に防止することができます。また保存されたデータに対する操作履歴を取得することもできるため、社内からの不正アクセス防止だけでなく、担当者の管理・監督も同時に行うことができます。
ウイルス感染したパソコンを社内ネットワークにつないでNASを利用した場合、NAS自体がウイルスに感染し、ウイルスを社内に蔓延させてしまう恐れがあります。万が一マイナンバーを管理しているパソコンがウイルス感染すると、最悪の場合、マイナンバーが漏洩してしまう可能性もあります。しかし事前にウイルス対策機能を搭載したビジネスNASなら、自動的にウイルスを検知して駆除できるので、ウイルス感染による情報漏えい対策として有効な手段となります。
情報を流出させないためにも、毎日のアクセス監視は非常に重要です。「Wセキュリティ」に対応したビジネスNASなら、不審なアクセスがあった場合、管理者にアラートを出せる他、長期間にわたってアクセスログを厳重に保管することができます。またUSBメモリーを管理者用の制御キーとして利用すれば、ログの削除や改ざんを防止することができます。
共有フォルダへのアクセスログをハードディスク上の隠しフォルダ内にCSVファイルで収集・保存できます。ハードディスクの空き容量が許す限り保存されるため、長期間のアクセスログを保管する事が可能です。
ログ拡張パッケージにより保存された膨大なアクセスログから必要な記録を抽出することができる、専用のアクセスログ閲覧ツール「LAN DISK Access Log Viewer」をご用意いたしました。
ユーザー名、IPアドレスや操作した共有フォルダ、操作期間、操作内容などの条件で絞り込むことができ、目的のログ検索を容易に行えます。
日時 | 抽出したログの開始日時 / 終了日時を表示します。 |
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ユーザー名 | 抽出したログのユーザー名を表示します。 |
ホスト名 | 抽出したログのアクセス元ホスト名を表示します。 |
IP アドレス | 抽出したログのアクセス元 IP アドレスを表示します。 |
操作 | 抽出したログの操作を表示します。 |
結果 | 抽出したログの結果を表示します。 |
共有フォルダー名 | 抽出したログの共有フォルダー名を表示します。 |
パス | 抽出したログのパスを表示します。 ※部分一致で検索されます |
「LAN DISK Access Log Viewer」はサポートライブラリよりダウンロードいただけます。
アクセスログの中から設定した条件に適合する値を検知するとアラートを出すことができます。管理者以外のアクセスや業務時間外のアクセス、グループ外からのアクセスの検知などに有効です。
USBメモリーを管理者用の制限キーとして使用できます。制限キーが接続されていない状態ではログにアクセスできず、ログの読み取り、削除・変更等の一切の操作を不可にすることで、内部からの不正な操作を防ぎ、ログの証拠性を高めることができます。