Windows Storage Server 2012 R2搭載「HDL-Z4WLCR2シリーズ」【カゴヤ・ジャパン株式会社様】

データセンターにおけるNAS導入事例 中堅・中小企業のバックアップに最適なストレージとは
取材日:2014年4月23日
サーバー管理運営、データストレージからインターネット接続まで幅広いIT事業を展開するカゴヤ・ジャパン。2014年 6月オープンの新データセンターは、最新鋭の設備に加え、京都郊外という立地の優位性でも注目を集めました。この新しいデータセンターで提供されるバック アップソリューション「Vストレージバックアップ」に、アイ・オー・データ機器のNASストレージ「HDL-Z4WLCR2シリーズ」が採用されていま す。今回は、カゴヤ・ジャパンでセールス、ファシリティを担当されているストレージ選定の3人のキーマン、猪俣成寿氏、岸田昌二氏、徳松大地氏にお話を伺 いました。
Windowsシステムのバックアップを、より簡単に、低コストで

――サービスインして間もない「Vストレージバックアップ」ですが、すでに多くの反響があり好調な滑り出しとのこと。お客様に支持された理由はどの ようなところにあるのでしょうか。
猪俣氏 ≫
「Vストレージバックアップ」は、エンドユーザ企業のローカルサーバー内に保存されたデータを、カゴヤ・ジャパンのデータセンター内のサーバーへバック
アップするサービスです。1UタイプのNAS系ユニットである「HDL-Z4WLCR2シリーズ」を用意するなど導入の容易さ、低コストが特徴で、業界問
わず中堅・中小企業のお客様を主な対象としています。
岸田氏 ≫
ストレージ仮想化ソフトはVVAULTを搭載し、Windows上にマウント可能な様々なストレージを1つに統合することで、大容量の仮想ストレージを
構築します。今までWindowsの標準機能を使って手動でバックアップをしてきた、または高額のバックアップツールを購入して自社運用してきたという中
堅・中小企業の管理者さんにとっては、VVAULTによるオンラインの自動バックアップは大きな魅力ではないでしょうか。自分でスケジューリングする手間
もなくなりますし、設定も管理ツールで簡単に行えます。
徳松氏 ≫
VVAULTには、かつてエンタープライズ系の製品にしか搭載されていなかったような仮想化、レプリケーションなどに関する高度な機能も安価に搭載され
ています。今まで「手間がかかる」「コストがかかる」という印象が強かったバックアップが、実に手軽かつ低コストで行えるようになっているのです。そし
て、データセンターにデータ資産を分散することで、さらに安全性も高まります。これまでオンプレミスでバックアップを運用してきた企業も、ここへきてデー
タセンタ活用にシフトするケースが増加しています。
低価格で安心品質のサービス提供を実現した「HDL-Z4WLCR2シリーズ」
――「HDL-Z4WLCR2シリーズ」はどのようにサービスに貢献しているのでしょうか。
岸田氏 ≫
バックアップサービスの場合、ほとんどのお客様は、まずは容量とコストで一次選定を行います。中堅・中小企業のバックアップのニーズ、特に1Uタイプの
NAS系のユニットへのニーズとなると、やはりコストは重視されますね。こうした中、企業ニーズの高いWindows系システムのバックアップとして十分
な信頼性と機能を備え、かつ低価格の「HDL-Z4WLCR2シリーズ
は、まさにニーズに合致する製品。お客様への安価なサービス提供を実現できた理由の1つです。
猪俣氏 ≫
多忙な中堅・中小企業の管理者さんにとって、簡単に扱える管理ツールがあることは重要ですね。万が一の障害時に1秒でも早く復旧するために、その手順は
重大な関心事なのです。そして、「HDL-Z4WLCR2シリーズ」の設定のわかりやすさは、やはりコンシューマ向け製品に強いアイ・オー・データ機器な
らではと思いました。
運用のプロフェッショナルによる厳しい選定のすえに

――ファシリティ、運用の観点から、ストレージ選定時に重要視するのはどのようなポイントでしょうか。
徳松氏 ≫
検証データの有無は重要視しています。「HDL-Z4WLCR2シリーズ」は、VVAULTの動作検証が十分にされている点にも注目しました。アイ・
オー・データ機器とVVAULT開発元であるオレガ社が密にやり取りをして、マニュアルなどを公開しているという安心感もありましたね。
もちろんお客様へのサービス提供を開始する前に、自社でも綿密な検証を行います。データセンターでは実際に24時間365日体制で運用しますので、現場の
管理者たちはハードの選定にあたってそれは厳しく検証します。例えば意図的にハードディスクを1つ抜いて動作を確認したり、リストアしてみたり、またその
復旧時間を計測したり、専用ツールがあるならその使い勝手を細かく見たりと、時間の許すかぎり様々な事態を見据えて確認します。エンドユーザであるお客様
はハードに関しては素人という一面もありますから、我々がお客様に代わりプロの視点で厳しく製品選定を行っているのです。
猪俣氏 ≫
今回のサービスを開始するにあたって、営業、ファシリティ、企画、運用...、社内の様々な立場の人間が集まり、それぞれの立場から意見を持ち寄りまし
た。このような中、「HDL-Z4WLCR2シリーズ」は、求めていた機能、安全性、価格といったニーズのすべてにバランスよく応える唯一の製品であり、
おのずと採用が決まりました。
今後もWindows系システムのバックアップ重要は引き続き高く維持されると見ており、「Vストレージバックアップ」で多くのお客様のニーズに応えてい
きたいと考えています。
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2014年6月、
関西文化学術研究都市に新データセンターをオープン カゴヤ・ジャパンの新たなデータ センターは、地震や水害といった自然災害への耐性が高い内陸の高台に立地し、大阪市内、京都市内から電車で約45分といったアクセスの良さが特長です。特 別高圧2系統受電による安定した電源供給、冷気をダイレクトにサーバー室に供給する空調、さらにフリークーリングと併用した高効率、省エネルギーを実現。 まさに最新鋭の名に相応しい設備です。また、「サーバーは人が守る」をコンセプトに常駐エンジニアによる有人監視体制も整え、いざというときの現場対応に 備えています。 |
導入企業概要
[企業名] | カゴヤ・ジャパン株式会社 |
[設立] | 1983年9月22日 |
[本社所在地] | 京都府京都市中京区 |
[代表取締役] | 北川貞大 |
[従業員総数] | 78名 (2014年4月現在) |
[事業内容] | インターネットデータセンターの運営、ホスティングサービス、インターネット接続サービス、WEBサイトの企画・制作、WEBアプリ ケーションシステムの開発など、インターネットに関する様々なサービスを幅広く展開。 |
[担当者名] |
カゴヤ・ジャパン株式会社 セールスグループ マネージャー 猪俣 成寿 氏 カゴヤ・ジャパン株式会社 営業支援チーム リーダー 岸田 昌二 氏 カゴヤ・ジャパン株式会社 ファシリティチーム リーダー 徳松 大地 氏 |
http://www.kagoya.com/ |